>>282
たしかに佐賀や秋田あたりはそうかもしれない。

しかし、四国四県の県庁所在地は皆活気があった。
徳島は阿波踊りの準備期間だったせいもあるが、県民挙げての一大イベントに向けて徳島市のみならず県全体が盛り上がろうとしている感じだった。
前橋まつりの「だんべえ踊り」の比ではない。
高松も、松山も、高知も平日の夜でも街には活気があった。

九州も福岡は言うまでもないのだが、長崎や鹿児島、大分なども駅に着いたら驚いた。
前橋など比較にならないくらい再開発が進んでいて、十分都会に感じられた。
群馬は関東地方にあるので、四国や九州などド田舎だと思っていたのだが、群馬の方がはるかに田舎だ。
大鶴義丹が「前橋ヴィジュアル系」なる映画を撮ったのもわかるような気がした。

やや誤解されたようだが、俺は前橋にも箱モノを作れと言っているのではない。
街自体をもっと魅力的な形にしてほしいのと、伝統文化や地域の繋がり、郷土愛といったものを市民に醸成してほしいのだ。
前橋の市街地再開発については以前から俎上には上っているが、前市長の利権が絡んだりして先送りにされたままだ。
それにしても、こういったことにこそ県や市の行政の中心にいる人間が何十年も前から知恵を絞って計画すべきではなかったのか?
前橋は県都として市のみならず、県の施設も優先的に誘致できる立場にあるのに、数少ない文化施設である県民会館が廃止になるとは一体どういうことなのか?
県庁にばかり莫大な費用を投じることを疑問に思い、もっと有効な使い道を提案する者はいなかったのか?