●国公立大学医学部医学科について

難易度

入学難易度は最強クラスで、国公立医学部なら、どんな田舎の医学部でも京大理系以上の難易度を誇ります。これが旧帝、都市圏の医学部なら東大理系に受かるよりも難しいでしょう。当然ながら、東大理3は相当ずば抜けた学力がなければ、合格できません。入試難易度だけで言うなら、日本で最も合格困難な学部でしょう。
一般的に国公立医学部の多浪はよく知られていて、せいぜい、公立中学でクラスの上位一割程度でしかない丸っきりの凡人が合格したければ、三浪以上が当たり前になってくる世界です。特に医学部は定員が限られている上、不文律の年齢制限があるとか、面接があるとか、地域枠があるとか、京大以上に色んな制約あるので、これも混乱を呼びます。
私立医学部は上から下までで、学費が比較的お手ごろな慶応医学部は東大理系並みといえるでしょうが、一般人では学費が捻出できない底辺私大医学部になってくると、旧帝大理系くらいの学力で合格可能だと思います。特に見所もないような高校生でも、二浪もすれば、底辺医学部くらいなら合格できるのではないかと思います。

もし高校生で「京大理系に受かりそうだ!」って言う人がいるなら、京大、他の専攻に強い思いがないなら、地方医学部も検討してみたらどうでしょうか? 特に女子生徒にはもっとお勧めします。京大に行っても、何の保証もありませんが、医学部に行けば、最低保証が存在し、そんな職業は医者以外にありません。