異例の入試制度 抜本見直し検討|NHK 東海のニュース
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20200130/3000008782.html

01月30日 19時38分

愛知県教育委員会は、「複合選抜」という全国でほかに例がない制度で行われている
県内の公立高校の一般入試制度について、新たな会議を設置して抜本的な見直しを検討することになりました。

愛知県の全日制公立高校の入試は、「複合選抜」という制度で行われていて、
一般入試の場合、県内の高校を大きく2つのグループに分けて別々の試験日程を設定し、
1人の生徒が最大で2回の試験を受けられる仕組みとなっています。

愛知県教育委員会によりますと、こうした制度は、全国のほかの都道府県には例がないということです。
この制度について、愛知県教育委員会は、30日、専門家や教員などが参加する会議に意見を求め、
出席者からは、「選抜業務や採点が煩雑で、教職員の負担が大きい」という指摘のほか、
「試験から合格発表まで生徒の緊張が続く時間が長くなっていて、抜本的に見直すべきだ」という意見も出されました。

そして、会議では、有識者などで作る新たな検討会議を設置すべきだという意見が取りまとめられました。
これを受け、愛知県教育委員会は、ことし4月以降に、
公立高校の入試制度に関する検討会議を設置し、制度の抜本的な見直しを検討することになりました。