愛知 高校入試3年後から新制度
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20200317/3000009327.html

03月17日 12時49分

愛知県教育委員会は、「複合選抜」という全国でほかに例がない制度で行われている
県内の公立高校の入試について、ことし12月をめどに見直しの方向性をまとめ、
3年後の2023年から新たな制度での試験を実施したいとしています。

愛知県の全日制公立高校の入試は、「複合選抜」という制度で行われていて、
一般入試の場合、県内の高校を大きく2つのグループに分けて別々の試験日程を設定し、
1人の生徒が最大で2回の試験を受けられる仕組みとなっています。

こうした制度は、全国のほかの都道府県には例がなく、愛知県教育委員会は、
4月以降の早い時期に、検討会議を設けて制度の抜本的な見直しを検討することにしています。
検討にあたって、愛知県教育委員会は「新たな制度に移行するための周知期間を考え、
議論を急ぐ必要がある」として、ことし12月をめどに見直しの方向性をまとめる方針です。

そして、詳細な制度設計を進めた上で、3年後の2023年から新たな制度で試験を実施したいとしています。
愛知県教育委員会は「年内にも方向性をまとめて、
新たな制度の対象となる受験生や保護者への周知を進めていきたい」としています。