>>686 「しかし、それも『親分付き』といって、親分に24時間付いているような若い衆が親分を家まで送り、乗って帰ってくるだけです。
普段からベンツに乗っているわけではありません。
歌舞伎町にセンチュリーが多いのは、
組事務所が集まっており、送迎の機会が多いからです」(同)

そもそも、現在は義理の場ですら、ベンツではなく黒塗りのアルファードやヴェルファイアに乗るヤクザが多いという。
葬式も、今はヤクザの利用を許可する斎場が少なくなっているため、“ヤクザ感”を出さないように、アルファードなどのミニバン4〜5台に分かれて行くという。

「ヤクザはブランド好きが多く、
『国産車なら、やっぱりトヨタが一番』と思っています。
だから、ベンツ以外ではセンチュリーやレクサスなどトヨタの高級車を好み、
大人数が乗れるミニバンの場合は、国産車で最もサイズが大きく人気のあるアルファードやヴェルファイアに乗りたがるのです。

つまり、さまざまな事情から現在のヤクザ業界に都合のいいクルマが、アルファードやヴェルファイアなのです。
ちなみに、同じクルマを何台も連ねるのは、親分がどのクルマに乗っているかをカモフラージュするという目的もある。抗争に備えた“ダミー効果”もあるわけです」(同)