振興の進学校の台頭で東大と国医のような最上位校合格者数を競う学校の数は昔より増えている。
子供の数は半減しても大学進学率は倍増している。最上位校入試では昔に比べ中高一貫の国私立高の
学生の占有率が上がり、地方の公立高校出身者の占有率はどんどん下がっている。都立に進学指導重点化高や
中高一貫校を導入したのは、この流れに対抗するためだ。
昔は地方の学生は、参考書や通信添削で一人で戦略を立てて何糞精神で東大や国医を目指すのがデフォだった。
しかし今は、学校の進学特進コースや塾や予備校等が提供する戦略、情報、ノウハウを効率的に合理的に乗っからないと
受かり辛くなっている。快適な温室と良く効く化学肥料を手に入れる為の競争は昔より参入者が増え金が掛かる。
東大に受かる絶対的な学力水準が下がろうと、温室育ちは昔より遥かに多く、その者達による競争の体をなしている。
自力でその水準に達する雑草のような逞しい子の比率は低下している。