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今年の東大一般入試の合格者は3018人。東大は地方の女子学生獲得に取り組むが、
今年の合格者は510人で、昨年より41人減った。福田裕穂副学長はこう語る。

「応募者が少ないことが最大の問題。女子を東京に送ることに不安があるようだ。
また、理系の女子が医学部を目指すことが多くなっている」

 今年の合否の分かれ目はどこにあったのか。駿台予備学校によると、
今年の入試は英語が易化。理科系では、数学や物理、化学が難化した。
駿台教育研究所の石原賢一・進学情報事業部長は次のように分析する。

「難化した数学、物理、化学でどこまで点数が取れたかで合否が分かれた。
合格者最低点が理Iで15点、理IIで19点も昨年よりアップし、
厳しい戦いだったとみられます」