高校は05年から男女共学化した。現在は約3分の1が女子生徒だ。
「女子生徒は元気で明るい。しかもわざわざうちに通う子は『絶対、医者になる』などと覚悟を持ってきますから、すごく意志が強い。
17年には東大理科3類に推薦合格した女子生徒も出ました」(名和教頭)という。

もちろん学校側の受験対策は極めて手厚い。
通常の6時限目の授業が終わるのは午後3時25分だが、高3には7〜8時限目(終了は午後6時)が用意される。
「東大数学」「九医英語」など志望校に応じ、「特別講座」を選択受講できる仕組みだ。
毎年春に志望校の動向をにらみ、講座を策定する。

高3向けの年4回の「校内模試」も伝統になっている。
国語、数学など各教科の教員全員が、東大、京大、九大医学部などの入試問題を分析、研究して出題を作成。
長年蓄積したデータを基に結果を分析、検討して、生徒たちと課題を共有し、受験対策につなげる。

町田校長は「私も校内模試を受けました。教員の手作りのビッグデータです。これが学校の資産ですね」という。
1989年から化学を教えている名和教頭は「大学受験の結果は、ほぼ校内模試の結果通りになる。大手の予備校の模試よりも正確です。
年間の学校行事予定表を作成し、4回の校内模試を各回ごとにテーマを決めて、実施しています。それを基に生徒は傾向と対策を練る」という。

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こりゃラ・サール負けますわ。