「A判定でも落ちる…」今年も私大入試の難化が止まらなかったワケ
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MARCHにトップ進学校から大量の合格者

安全志向がさらに強まったと安田常務が指摘するのには、主に2つの理由がある。
1つは、特にMARCHに多くの合格者を出した高校に、これまでは見られなかった
進学校の名前が現れていることだ。

例えば、埼玉の県立高校の浦和高校と浦和第一女子高校。
両校は、これまでMARCHの合格者はそれほど多くはなかった。
それが、大学通信の集計によると、浦和高校は合格者を125人増やして401人。
明治大学の合格者数の全国トップに立った。

浦和第一女子高校もMARCH全体で合格者を151人増やして418人になり、
MARCH全体の合格者で4位、立教大学の合格者数は全国トップに立っている。

浦和高校は東京大にも多数合格者を出す、埼玉県トップの進学校。
浦和第一女子高校も早稲田大、慶応大、上智大に毎年多数の合格者を出す学校だ。

つまり、近年の私立大学の難化を受けて、こうしたトップクラスの高校の生徒も
「すべり止め」で受ける大学を増やしたため、MARCHで大量の合格者を出した、
と言えるのだ。