12月から参加校を募集 理系の高大一貫教育
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38140150U8A121C1CR0000/

文部科学省は24日までに、理数系の得意な高校生を集める高校・大学一貫校制度に参加する学校の募集を12月から始めることを決めた。
日本の科学界を担う研究者の卵を育てるのが狙い。来年3月には決定校を公表、2019年度から、大学側に理数系科目の得意な高校生の進学枠を設けるなどの連携を開始する。
参加するには理数系教育に実績のある大学と、その地域の高校5校前後が連名で応募する。ただし、大学とその付属高が団体を作って応募することは認めていない。
初年度は1団体だけ選抜する方針だが、20年度以降も継続し全国に広げる。国から3千万円ほどの支援金が拠出される見通し。
新制度は高校から大学まで切れ目のない専門教育の実現を目指す。重点的に理数系教育を行う現行の「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」の枠組みの一部として運用。
団体にはSSHに指定される高校が含まれることが前提で、事務局を設置して中心的な役割を担ってもらう。