>>541
ここにいるS.M.教徒は、
教祖T,T,に、消えた「Kのワン公」を
引きずり出してくるよう指令されている。

(S.M.教徒)とうとう「Kのワン公」が消えたのか?
(S.M.教徒)みんなで探してくれ!
(S.M.教徒)Kの犬公、Kの犬コロ、どなたか知りませんか?
(S.M.教徒)もしや病院に収容されたのか?

〜あのワン公どこへ行ったんだ。
〜見つけないと破門だ。磔の刑だ。
〜S.M.のために。教祖のために。俺は。

焦りで泳ぐ目で必死に、
「Kのワン公」を探し続ける、
S.M.教徒。

この街中の者達が、
ここにいるS.M.教徒のそんな奇行を
指差し、嘲笑している。
「一人で何を?」「あの男は阿呆だ」
「阿呆だ、阿呆だ!」

しかし、それでも、
S.M.教徒が、
この街の中での、
Kのイヌコロという幻影との争いを、
止めることは、
決して、無い。