九州の進学校の大雑把な受験傾向 @

久留米大附設...この地域としては東大志向が強めではあるが、京大にも多数の進学者。
福岡県に所在するだけあって九大志向も強めで、非医への進学者もそこそこいる模様。
医学科合格者輩出率は近年全国トップ10から外れることはまず無くなってきている。

ラ・サール...おそらく首都圏外にある進学校としては最も東京大志向が強い。
基本的には毎年40名程度の東大合格者を輩出。
医学科志向も異様に強く、合格者輩出率で全国5位を割ることは無くなってきている。
特筆すべき点は、文系の人数の少なさ・強い医学科志向にも関わらず、この地域としては早慶の合格者が多め。

青雲...
2010年頃まで東大合格者20人台を割ることはマレであったものの、近年10名前後に。
医学科志向がもともと強い学校(学年の半数弱が医学科志望のことも)ではあるものの、近年の東大実績の低迷はそれが原因ではないと思われる。
私立大医学科への合格数が多め(2018年度はのべ61名)。首都圏の非医私立大へは東京理科大・中央大(法学部)の合格数が比較的多い。早慶は少なめ。
旧帝大(九大)の合格数はこのレベルの学校としては少ない。おそらく国立特攻組の多くが私立大(医学科を除く、ソコソコの点数で取れるセンター利用の大学が多いと思われる)に流れている。

修猷館など福岡県トップ公立...
極端とも言える九大志向の強さ。特に、福岡市内御三家(修猷館、筑紫丘、福岡)は九大に3桁の合格者数をコンスタントに出している。私立校に比べて特攻組が少ないのか、「確実な」地元の九大を受験する上位層の生徒が多いと考えられる。
医学科志向は、同じ公立の熊本高校や鶴丸高校と比べると決して強くはない。
非医系受験者で、九大以上のレベルの大学の実績を見ると、東大と京大の合格者が拮抗していることが多い。