慶應義塾大学・・経済界では早稲田より強い
【概説】総合大学。特に説明の必要もなかろう。
【難易 70】かなり高い。文系は試験科目が変則的。(見かけの偏差値では)法、SFC
が高くみえ、経と商のAが低く見えることが多い。・・もっと昔は、法も(昔の経済同
様)数学必修だった。その頃、商より低かったことを知る者は少ない。
【伝統・実績】かなりある。特に経済界では、経済学部を中心にかなり強い。
【実力】かなり高い。
【就職】かなり強い。最も強い分野の一つ。早慶水準のなかでも神戸大と共に強い方だ。
【競争相手】早慶水準の他大学。特に早稲田。
【おススメ度】特になし。・・慶応や早稲田に入りたいという人は多い。そういう思い
は大切だが、「思い」だけでは入れない。だが、私大志望者はいくら能力を高めても、
原則はしょせん早慶止まりだ。これは空しい。早慶を超える大学は、一般に四つ(また
は五つ)ある。
 受験問題の性質などのため、慶応は早稲田より波乱が少ない。つまり、概して慶応は
実力があれば合格し、早稲田はいくら実力が高くても、落ちることもあれば、低くて受
かる人もいる。併願の際、このあたりを考えるといい。
 もっとはっきり言えば、実力の高い者が確実に受かろうとするなら慶応、実力の低い
者が一発逆転を狙うなら、早稲田の方が適す。