東京都は労働環境がブラック化した中学校教員の倍率維持のために中高一括採用になっている。
中高教員として採用されてから中学、または高校に配属されるが、高校希望者が多く必ずしも希望通りにはならない。
進学指導重点校、中高一貫校などは各校独自の内部公募があるが2〜3校経験のある教員が主な対象で、
新任高校教員の大多数は底辺高校スタート。若手教員が進学校の教科指導で活躍する光景は皆無。
こんな実態では教員志望者の優秀層が私立や中高分離の神奈川・埼玉に逃げるのは当たり前。

教員採用試験の筆記試験は一次試験のみ。
たとえば、数学の問題の難易度はセンター試験くらいで、合格点は40%〜50%くらいといわれる。
この程度の教員が都立高校の教壇に立つ。80%以上必要な難関国立大学の受験指導などできるわけがない。
二次試験は面接だが、願書には大学名の記入欄がなく、学力よりも底辺校で通用する人間かどうかが評価される。