医学部の奨学金「地元出身者だけ返済免除に」 国が通知
https://www.asahi.com/articles/ASK706KN7K70ULBJ00D.html

厚労省の調査では、出身地の医学部に通う学生は、地元に定着する割合が高い傾向がある。一方、現在の制度では、
自治体が貸し付ける奨学金の一部は、地元出身者でなくても受けることができる。卒業後の初期臨床研修の場所を限
定していない場合もあり、奨学金を受けた医学生が他の地域に勤めるケースもあった。

そこで厚労省は、全国どこでも定着するよう、奨学金の対象を地元出身者に限定するとともに、貸与期間の1・5倍の
期間は地元で就業することを求める。

大学の地域枠は年々拡大している。奨学金や地元に限定した枠以外も含めると、2016年度の募集定員は約1600人で、
定員全体の6分の1に上る。