難関校化した公立中高一貫校は、5年から対策開始(私学向けとは違うカリキュラム)で臨むというのが
塾としての成功(難関公立中高一貫校の合格実績を上向かせる)の要件になっていってると見ます

個人的に共感している記事

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公立中高一貫校に強い塾は何を教えているか
http://toyokeizai.net/articles/amp/197958?page=3

enaの公立中高一貫校対策コースは、基本的に小5〜6の2年間で構成されている。
そのカリキュラムは、私立中学受験塾とはだいぶ違う。そもそも算数・国語・理科・社会のような教科別にはなっていない。

最低限の授業だけに絞るなら「適性理系」「適性文系」「作文」の3種類の授業を週2回
の通塾で受けることができる。実際にはオプションの授業もとって、小5で週3回、小6で週4回の通塾がスタンダードとなる。

教材はオリジナル。その内容が、私立中学受験用テキストとはまるで違う。たとえば
小6の「適性文系」のテキストの上巻は、「地図を読む」「資料を読む」「調査する」など
という単元から始まり、「ごみについて考える」「人口について考える」などという単元も
出てくる。理系でも「実験結果を読み取り考える」「条件に合わせて考える」などの単元が並ぶ。

一通りの授業を見学し、書籍の中でレポートしているが、授業の印象を一言で言うならば、
一般的な難関私立中学受験塾のそれと比べるといい意味でゆるい。宿題の量も少ない。

一つひとつの問題にじっくり時間をかけ、しかも生徒の発言によって授業がどんどん脱線
することをよしとしている。適性検査問題で試されるのは、1つのインプットから1つの正解
を導く能力ではなく、1つのインプットをきっかけに頭の中でさまざまな情報をつなげ、自分なりの答えを書く能力だからだ。
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要は、知識の量を問う「私学向け」カリキュラムと、知識の活用を問う「難関公立中高一貫校向け」カリキュラムは別モノになってきていると考えているからこその、私の私見です。
もちろん、最優秀層あたりはその辺関係なく私学も難関公立中高一貫校も合格を勝ち取っていくでしょうけど。多くのボリュームゾーン(凡人)にとってはこのカリキュラム差は大きいと思います。