>>283
製薬業界の者です。
イナビルとタミフルとは成分の構造は違いますが、体内での作用は同じであり、
いずれもインフルエンザウイルスの増殖を抑えるものです。
インフルエンザウイルスは、感染したヒトの細胞の機能や中身を使って増殖しつつ、
細胞からはがれては次々に他の細胞を渡り歩いてゆくのですが、
イナビルとタミフルはそこの過程を止める働きがあります。
ウイルスを直接殺す作用を持っているわけではありません。

283さんの指摘の通り、これらの成分を予防投与した場合、
体内にウイルスが侵入したとしても発症しないレベルに増殖が抑えられるに過ぎないため、
保菌状態にあることには代わりはないと思います。

長々とすみません。