最近のトレンド「三校受験」
ここ数年、神奈川県の入試問題が難化しました。
これまで私立オープン受験の難関校(法政・山手学院・鎌倉学園・日本大学・中央大附属横浜など)と、公立高校の問題には難易度に開きがありましたが、急激にその差が縮まっています。
そのため、私立向けの対策を少し積むことで、公立での高得点を狙いつつ、オープン入試実施校に合格することもできるようになってきました。
併願確約で一つ確かな学校をキープしつつ、オープンで法政や山手学院を受験し、そして、本命の公立高校を受験する、というパターンが増えてきました。
これによって、併願校以外に実力(オープン試験)で第二志望の学校を取りに行くという流れがあります。
(依然として早慶や学芸大などの最難関校とは、入試難度に差はあります)
例)
第一志望 鎌倉高校 内申38
併願確約 湘南工科大付属校(進学アドバンスコース)
オープン 法政第二高校
良い傾向だとは思いますが、それでも私立オープンの壁は高いので、生半可な気持ちで私立オープンは合格できません。
倍率と難易度が高いため、特に英数国三科目でかなりの実力が必要です。
早いうちに内申点対応だけではない、オープンにも対応出来る実力を養うことが入試での選択の幅を広げることにつながりますので、先を見据えた応用力を身につけておきたいものですね。
オープン入試実施校と倍率
参考までに2017年度の主なオープン入試実施校とその倍率を上げておきます。
慶應義塾高校 2.2倍
鎌倉学園 1.5倍
東京学芸大附属 4.1倍
山手学院 3.4倍
法政第二 4.0倍
公立の最高倍率である新城高校が1.71倍(今年の翠嵐は1.61倍)であることを考えると、恐ろしい倍率です。
狭き門であることを十分に理解した上でオープン入試へ臨んでいただきたいと思います。