事実1 宗教法人は、宗教法人法において財務諸表は公開しなくてもよいと決まっている

宗教法人法第25条において、
宗教法人は年度終了後に収支計算書を作成し官庁に提出しなければならないと
なっている。
しかし、公開義務はない。
天理教の財政状況を調べている中で、あまりに情報が公開されていないので、
薄々感じていたが、やはり公開義務はないということは法律で決まっていたのだ。
これは宗教の公益性と信教の自由を担保するための措置であると思われる。
しかし、信者などの利害関係者は閲覧を請求することは可能である
(しかし「不当な目的ではないと認められる者」とあり、
実質のところ信者が教団に財務状況を請求したところで天理教は公開しないだろう)。
つまり天理教信者ではない私のように、
目的が調査・研究であっても第三者には公開してなくてもよいということである。
天理教信者の方は是非天理教本部に開示請求してほしい。
そうすれば天理教が信者や社会に対してどのような姿勢であるかは明確になるだろう。

天理教は表向きは情報公開しているようでも、
所有財産や予算の詳細など大切なところは全く公開していないので、
良心的な組織とは言えない。
冒頭にも言ったように、こういった閉ざされた姿勢は
今後どんどん風当たりは強くなるであろう。
日本にはいくつかの宗教法人(天理教ではない)が財務状況を公開している
ところもあるようで好感がもてる。