この神話は日本では心理学や文化人類学で大変に有名な話である。

オイディプスが生まれる前に、父であるライオス王は
「息子が生まれると、息子はあなた(父)を殺すだろう」という神託を受けた。
それでライオス王は、生まれた子供オイディプスを捨てた。
捨てられたオイディプスは羊飼いに育てられ成長した。
ある日、オイディプスが道を歩いていると、前からライオス王の行列がやってきた。
オイディプスは王に道を譲るように命令されたが、オイディプスは拒否した。
それに怒ったライオス王は、オイディプスの殺害を命じたが、
逆にライオス王がオイディプスに殺された。
オイディプスはライオスが父とは知らずに、父を殺害したのである。
もちろんライオス王もオイディプスが息子と知らぬまま、神託通りに殺されたのである。
その後、オイディプスはテーバイの街へ向かう。
テーバイではスフィンクスという怪物が人間を襲っていた。
スフィンクスが出す謎解きに答えられないと食われてしまうのである。
スフィンクスはオイディプスにも謎を出した。
「朝は4本足で歩き、昼は2本足、夜は3本足で歩く生き物は何か」
という問題であったが、オイディプスはすぐに「人間」と答えスフィンクスの退治に
成功したのである。赤ちゃんは四つん這いであるき、そののち二足歩行になり、
老人になると杖という3本で歩くという意味である。
これも足にまつわる重要なポイントである。