枝葉を議論すると、行き着く先は、自ずと同じ壁にぶち当たる。
その壁とは、リーダーや幹部がどう考えているのかということである。
リーダーがこの舟をどこに向かわせたいのかが決まれば、それ以下の人間は、
そこに向かって論理をビルドアップして道筋を作る。
生命倫理に関して、天理教の思想を突き詰めれば、
現代に存在する社会的合意を判断の基準とするのか、
現代社会が合意しようと天理教のオリジナル性を優先していくということである。
やはり話はそこまで難しくない。
それは医学や哲学、宗教学、天理教学の判断ではない。
リーダーを含めた幹部たちの判断である。社会に合わせるか、
オリジナルを作っていくか、判断基準の軸足をどこに作るのかということである。