こうした問題を抱える家族にたすけの手を差し伸べ、家庭の再構築を促すべく、
私たちようぼくが・・・・」
これを読んでみなさんはどう思うだろうか。
私は今の日本が「とんでもないダメな国」に思えて仕方が無い。
またこうした問題のある家庭は非常に「ダメ」な家庭なんだとレッテルを
貼られているように思う。
と同時に、天理教を信仰する家庭はこうした問題が全くない家庭ばかりなんだと
皮肉まじりに思う。
確かに女性や子どもの権利が向上した結果、家庭が抱える問題も彼らが経験した
昔とは比べ物にならないくらい複雑になっているだろう。
しかし不登校の子どもや離婚を経験したからといって
「夫婦・親子の絆の弱まり、家庭の崩壊は切実な状況」と言うのはどうかと思う。
私は子どもが不登校のシングルマザーを目の前にして
「あなたの家庭は崩壊したのですね」なんてとても言えない。
こうした混乱はそもそも「現代の家庭像」を天理教が構築していないために
起こるのである。
またそういった問題の解決方法についても指摘している当の布教部長でさえ
「家庭の再構築を促すべく、私たちようぼくが真剣に取り組む・・・」という。
布教部長の答えが真剣に取り組む?今は真剣じゃないの?真剣に何を取り組むの?
と思わずツッコミを入れたくなるような回答である。
そういった具体的事象に対しても結局は
「家族のおたすけは、お道の教義の根幹に基づくおたすけである」と
教義にすり替えられている。
その話は真柱で十分である。