私は真柱の話は基本的に批判しない。なぜなら批判できないからである。
抽象的であり、「まぁそうだわな」としか言えないものである。
そして組織のトップというのはそういった漠然としたものでいいと思う。
大切なのは方向性である。
トップが方向性を示し、専門家である実行部隊が具体的に行動に移すのである。
規模が大きい組織であればあるほど、その色彩は強くなるだろう。
分かりやすくいうと、一国の大統領や首相は大風呂敷を広げ「国の方向性」を
言えばいい(夢みていい)。
現実可能か不可能かの”ある程度”の現実検討能力は必要だが、
いちいちと小さいことを考えるべきではない。なぜなら考えられないからである。
現在の民主党政権ではそういった”古いタイプ”の政治家がいない。
ただの専門家集団である。
それはそれで時代の流れでいいのだろうが、どこか寂しく、
また長期日本というビジョンは乏しい。
葉巻を銜えて怒鳴り散らす為政者が懐かしいのは私だけだろうか。
ただ民主党が専門家集団といっても、
自民党とそんなに大きな違いはいだろうと私は見ている。
政治の話になると意見する人が多いので、
この辺にしておくが、やはりトップと実行部隊の役割は違う。