しかし多数決では「6:4」の割合になった場合、4割の人が反対しているわけで、
いくら民主的に決まったとはいえ全体の半分近くが納得いかないことになります。
私自身は談じ合いというのは、何かことをするにあたって心を一つにする過程であり、
なぜ賛成なのか反対なのか、どうしてそう考えるのか、
どうしてこれではいけないのかなど、
よく話し合って皆の心を一つにそろえることが大事だと思っています。
結論も出ず、お互いに理解もできず、
上記の多数決のように半分近くに意見も割れている状態などは、
まだ談じ合いが進んでいるとは思えません。
心を合わせ一致団結してできる状態になっていないのに
多数決で押し切って無理に進めては、いい結果は出ないと思います。
私自身は談じ合って結論も出ず、皆の心が一つになって、
ことにあたれないと判断したら、
「継続審議」か若しくは「旬が来ていない」と判断してやめると思います。
“談じ合い”とは天理教用語というよりは、
人が生きていく上で必要なことなのではないかと思います。