1ヶ月ほど前に2日続けて信仰者と会うことがあった。
一日目は仏教系で、2日目は天理教の方である。
話した時間は1時間ほどであったが、内容は共通点が多かった。
テーマは両者とも
「優秀な人材が流出する中で、いかに信仰を世代間伝達し拡大していくか」
であったように思う。
知力や行動力のある優秀な若者はどんどん宗教組織から離れていっている。
私の知っている天理教人も、国公立大学や有名大学を卒業したものは、
研究者や有名企業で最先端、最新の仕事をガシガシしている人が多い。
その人たちと話をすれば天理教の内部事情なんてどうだってよくて、
「陽気暮らし」を達成するために高い志をもって教えを体現している人が多い。
そういった人たちの中には、
天理教教会の子息や多数の檀家さんを抱えた後継者もいて、
社会に出ることに反対されてきた人も何人かいる。
宗教団体のメンター(理の親)たちは若者たちが社会に出ることに対して、と
りあえず否定する。しかし、その否定が何を目的とするのかは、
後継者不足考えたときにもう少し慎重であるべきだと思う。