要旨としは、
「我さえ良くば、今さえ良くばはダメだぜ」
ということであった。
ただ、私の感想としては、これほど「我さえ良くば、今さえ良くば」に
染まった論文はないと思う。
交通規則を守らない人間をやり玉に挙げて、「あれはダメ、これはダメ」と
言っているだけである。
天理アーケード商店街を自転車で通行する若者を交通規則を守らない人間として
レッテルを貼り糾弾している。
著者はまったく気づいていない。
理論展開せずに他者批判することは批評にもならない
ただの居酒屋のおっさんの愚痴でしかないことに。
同様のことに私は朝日新聞の「声」が苦手である。
「あれはダメ、これはダメ。最近の若者はこんなにダメ」ということであり、
投稿者がいかに正しいかという主張でしかない。
そこには社会に対する不満を「私は正しい」という投稿で自己満足する姿勢で
しかない。
確かに、危険な自転車運転は慎むべきであろうが、
私はそれらを無条件に批判するほど大した人格の持ち主ではない。
自分の預かり知らないところで誰かを傷つけていることもあるかもしれない。