この場合、子どもの言っていることは事実であると思う。
実際に、この天理教人の家庭ではクリスマスにはケーキぐらい食べるのだろう。
しかし、なぜ父親は「何もしない」と嘘をつく必要があったのだろう。
この天理教人にとってはケーキくらい=何もしない程度のことなのか。
もしくわ、やはり冒頭に挙げた宗教的行事としてのクリスマスを意識して、
天理教だから異教の行事を祝えるかと思うことなのか、
それとも他者には自分のことを積極的に披露しないという
日本人特有の謙遜というものだろうか。
たぶん前者である。