滝高校は過大評価をされ過ぎてきた。
塾やネットの偏差値で、滝高校が公立トップ校と同じか、
時には滝高校の方が高いケースもあり、そのため受験生が勘違いしてきた。

公立高校と私立高校では、偏差値の意味が全く違う。
塾やネットの私立高校の偏差値は『一般入試』のもの。
私立高校の一般入試は、受験生全員が公立高校の滑り止めで受けるので、合格はしても入学はしません。
実際に私立高校に入学するのは、『推薦入試』の合格者である。
私立高校の推薦入試の基準は、一般入試よりもかなり低い設定で
受験生は通常、受験すれば全員受かる。
これが私立高校が、進学実績が悪いのに偏差値がやたら高い理由。

滝高校はこれとは事情が少し異なり、一般入試の中で、A受験(単願)とB受験(併願)とに分けている。
A受験は滝高校が第1志望だから、B受験よりずっと合格し易い。
このA受験が他の私立高校で言う推薦入試に該当する。
つまり滝高校に入学するのは、大半がA受験の合格者である。
愛知県は公立高校が2校受けられ、また、公立高校に落ちても、
滝高校ではなく別の私立高校を選ぶケースもあるから、
B受験の合格者で滝高校に入学するケースは少ない。

滝の外進生は大半がA受験の合格者であるが、
公開されてる滝高校の偏差値はB受験のもの。 これが受験生を混乱させた理由。
しかしネットの普及で、外進生の実態がバレて
年々、蹴られる率が高まり、一昨年まで合格者数を急増させてきた。