そして忘れてはいけないことは、情報の正誤にこだわるよりも、
ネットが人々を団結させ、膨大な集団エネルギーが生まれるということであろう。
その結果がアラブの春であり、香港の学生運動であった。
権力者がどう行動し、陰で何を話し合ったか、
それを知ることが簡単にできる時代にきている。
これが社会にとって良いことなのか、悪いことなのか私にはまだ分からない。
しかし、もう後にはひけない。
小さな出来事、小さな情報、小さな行動が、人生を狂わせ、組織を崩壊させ、
容易に権威や権力を無力させる時代になったということである。
この認識は組織経営としては常識になっており、
大企業が学生バイトの行動一つで株価を暴落されることは珍しいことではない。