昨年くらい、天理教教会の子女と天理で話をした。
その方は旧帝大で学んだ後、契約通りに天理教関連施設で働き、
その後は専門とも天理教とも関係のない会社で現在はバリバリ働いている。
その女史が
「スカラシップで学んだものは、大学卒業という肩書きだけである。
大学で得た専門知識と人脈と貴重な時間は、
その後の天理教関連施設で大きく風化した」
と言っていた。
これが天理教が育てようとしている親同様の布教活動に従事するように
成って貰うことの結果である。
私はこの現象は決して少数ではないと見ている。
むしろ、青年期という多感な時期とアイデンティティの形成段階に、
このような制限的契約は教育上大きな問題があるだろう。