中国の「一帯一路」プロジェクト中止のニュースが相次いでいる。
当面の最大の目玉とされた「CPEC」(中国パキスタン経済回廊)で高速道路建設が3ヵ所で中断していると言う。
総額560億ドルで、パキスタン・グアダール港から新疆ウイグルまで結ぶ
高速道路、鉄道、通信網、パイプライン、途中に工業団地、発電所などを配置する。
資金、資材、労働者まで送り込む中国手法に地元の反発が強まっているとされる。
アフリカで見られた中国的手法だが、汚職・腐敗が蔓延する。

パキスタンに加え、ネパール、ミャンマーで中国企業と契約された
水力発電プロジェクト(総額200億ドル以上)が取り消されたと伝えられた。
大半の電力が中国に送られる仕組みも拒絶要因に挙げられている。

中国国内でも、地方政府(50都市)が計画する地下鉄建設の停止が伝えられる。
既に、鬼城(ゴーストタウン)が各地にあり、
杜撰な計画の見直しに動いていると見られる。