私が扱った資料は2013年が最新のデータだが、
その時点でも「天理教の信者になる」という誓いをした人から
「天理教の信者になった」という完遂者の割合を見ると全体で44%という通過率
(サバイバル率)ということがわかる。
例えば100人が信者になる意向を示していても、
実際に信者になるのは44人ということである。
興味深いのは、80年祭、90年祭、100年祭、、、と10年ごとの年祭において、
急激にサバイバル率が低下していることであろう。
これは人集めだけはしたが、信者になってもらう率は非常に低かったということで
ある。
つまり、「初席者◯◯人!」と目標値だけ決めて雑に人を集めたが、
その後は丁寧に対応できていないということになるのではないか。
むしろ、完遂者数と照らし合わせると、年祭で人集めをしても、
それだけで満足してしまっている。
正直なところ、私はこの割合が高いのか、低いのか判断ができない。
普通に考えると制度的欠陥であることは間違いない。
しかし他の宗教と比較しても、信者の基準が多様すぎて比較できない。
そこで、知り合いの天理教人にデータを見せて感想を聞いてみた。
すると驚くべき回答を得ることができた。