そこで私はハタと止まってしまった。
天理教が、特定の政治的課題に対して明確な意見を表明するなど珍しいな、と。
どういった教義が従軍慰安婦と関連しているのだろうか。
「陽気ぐらし」という目的が、
従軍慰安婦の賛否にどのように関わるのかイマイチ理解できない。
一信仰者による個人的関係性の中で、
従軍慰安婦における対日という思想は勝手にすればよいが、
天理教総体として従軍慰安婦にコミットする動機(教義)は私にはピンとこない。
つまるところ、従軍慰安婦などの特定の思想に肩入れするメリット(計算)が
理解できない。
弱者の救済という点では、
「陽気ぐらし」の下位概念である「ひとだすけ」に関わることは理解できるが、
従軍慰安婦に関しては政治的リスクが大きすぎる。
天理教の思想がどのように従軍慰安婦と関連するのかをネットで調べていると、
下記の論文を天理大学からリンクできた。
今回写真に写っていた研究者の論文である。
http://opac.tenri-u.ac.jp/opac/repository/
metadata/3239/GKH022907.pdf