今、若者が抱える不満の種類が人種差別を受ける黒人の不満と似通ってきていると思います。
しかも、差別しているのは親で、差別されているのが子供です。
それが学校にまで影響し学級カーストが生まれ、いじめが発生します。

表面上、明るく見える日常生活も子供たちにとっては暗い絶望に映っているのかもしれません。

前項には日本のヒップホップアーティスト「THA BLUE HERB」の歌詞を一部引用させていただきました。
暗い現実をえぐり出し、それと向き合い言葉にする唯一のアーティストです。

僕の青春時代に”ヒップホップ”や”レゲエ”が一大ブームを巻き起こしました。
しかし、30歳を越え、今でも相変わらず聴いている友人は数えるほどに少なくなってしまいました。
それは時間の流れとともに人生を選択し、諦めが生まれたとき、多くの友人にとってブラックミュージックは「酷な音楽」と化したのではないでしょうか。