私は底辺家庭(母子家庭)から医師になった。
高校まで地元の公立で必死に勉強した。浪人したが予備校は無料で通えた。
国立医学部では築40年くらいの汚い大学寮に住み、奨学金を借り、バイトもした。
学費は年間50万くらい。生活費は家賃8,000円と食費だけだから月に数万円。
奨学金は月に7万ほど借りていた。
アルバイトで月に10万円くらいは稼いでいたから生活は特に苦しくはなかった。
スキーや部活もできた。
つまり貧乏な家庭でも人の何倍も勉強、努力すれば国公立医学部に合格できるし、
大学生活も楽しく送れるということだ。
私と同じような底辺家庭は100人中10人くらいいた。
確かに裕福な家庭も30〜40人くらいいたが、ほとんどはいわゆる中流家庭だ。
お金がないと良い大学に行けないという昨今の風潮には違和感がある。
足りないのはお金ではなく努力なのではないか?
大学無償化なんてのは絶対反対で、優秀な学生に給付型奨学金で十分だと私は思う。