都内有名大、増える首都圏高卒 30年間で1.4倍に

東京大など東京都内の有名5大学で、今春の入試合格者の75〜55%を首都圏の高校出身者が占め、
30年間で約1・4倍に増えていることがわかった。下宿生の経済負担増などが背景にあるとみられる。
地方出身者の東京離れを食い止めようと、大学側は奨学金新設などの対策を始めている。

地方高校生に「東京離れ」 仕送り負担、地元志向強まる
 進学情報誌を発行する大学通信と毎日新聞出版は毎年、主要大学の出身高校別合格者を調査。
1986年と2016年のデータ(16年分は朝日新聞出版も調査に参加)を元に、
東大、東京工業大、一橋大、早稲田大、慶応義塾大の合格者(早大と慶大は一般入試のみ対象)を分析した。

 その結果、首都圏(東京都、埼玉、千葉、神奈川県)の高校出身者は、東大は86年の47・3%に対し今春は55・2%。
ほかは東工大61・6%→74・7%
▽一橋大44・7%→69・4%
▽早大51・8%→73・9%
▽慶大56・0%→72・6%と、
いずれも増えていた。首都圏の高校生の数が全国に占める割合は86年、16年ともに25〜26%で、ほぼ同じだった。

http://www.asahi.com/articles/ASJ4P6JVZJ4PUTIL05Q.html

※首都圏の人口割合は過去30年で上がっているが、高校生の数が全国に占める割合は過去30年間でほぼ同じなのは、
首都圏の出生率が関西圏とともに全国でも低いため。なかでも東京都が不動の全国ワーストなのが大きい。