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0001実名攻撃大好きKITTY
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2016/09/07(水) 19:33:03.07ID:JZQuN3Et0
2016年 中学入試 SAPIX 偏差値
http://resemom.jp/feature/sapix2016_men/
http://resemom.jp/feature/sapix2016_women/
70 筑波大駒場
66 開成
63 聖光学院@A 渋谷幕張A
62 桜蔭 渋谷幕張@
61 筑波大附属 駒場東邦 豊島岡AB 栄光学園 渋谷渋谷B
60 麻布 早稲田A 豊島岡@
59 海城A 女子学院
58 渋谷渋谷A 雙葉 県立千葉
57 海城@ 早稲田@ 鴎友学園女子A 慶應普通部 慶應湘南藤沢
56 函館ラ・サール@ 芝A 慶應中等部 浅野 横浜共立学園
55 武蔵 攻玉社A 白百合学園 フェリス女学院 浦和明の星女子@
54 渋谷渋谷@ 早稲田実業 明大明治A サレジオ学院B
53 早大学院 明大明治@ 本郷A
52 城北B 本郷B ★吉祥女子B 市川@
51 芝@ 世田谷学園A サレジオ学院A 浦和明の星女子A
50 鴎友学園女子@ 頌栄女子学院A 鎌倉学園@ 逗子開成AB

<前スレ>
★☆★☆★吉祥女子中学校・高等学校★☆★☆★
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/ojyuken/1451381870/
0101実名攻撃大好きKITTY
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2018/09/23(日) 06:06:08.18ID:aZzZ4MRA0
■犬や猫もできないミラーテストに合格、自己認識できる可能性示す

鏡に映った自分の顔に汚れがついていたら、ほとんど無意識のうちにぬぐい取ろうとするだろう。簡単なことのようだが、
これができるのは人間以外にはオランウータンやイルカなど、ごく限られた賢い種だけだ。人間でさえ、幼児期にならないと鏡の中に見えるのは自分自身なのだと認知できない。

だが、大阪市立大学の幸田正典氏らが8月21日付けで論文投稿サイト「BioRxiv.org」に発表した研究で、
小さな熱帯魚のホンソメワケベラ(Labroides dimidiatus)も自分の姿を認知できるようだという驚きの結果が報告された。この行動が観察されたのは、魚類では初めてだ。

動物に視覚的な自己認知や自己認識の能力があるかどうかを調べるために、科学者はこれまでミラーテストを用いてきた。
視覚的な自己認知とは、自己の外見を理解する能力で、自己認識とは、それに加えて、思考や感情といった自分の「心」の状態を自覚する能力のことだ。
自己認知と自己認識がどの程度つながっているのかは明らかになっていない。

ミラーテストとは、研究対象の動物の体にマークをつけて鏡の前に置くと、その動物が自分の体でマークを調べたり、触ろうとしたりするかどうかを観察する実験だ。
これに合格すると、その動物は鏡に映ったマークが別の個体ではなく自分の体についているのだと理解していることになる。

地球上で、人間以外にこのミラーテストに合格したのは、知能が極めて高い類人猿やイルカ、ゾウ、そしてカササギだけである。
だが最新の研究結果は、自己認識が恒温動物の哺乳類や鳥類だけの特権ではないかもしれないことを示唆している。

研究はまだ初期段階で、ほかの科学者による査読を受けていないが、もしこの結論が認められれば、
「自己」を意識する高度に発達した能力は、これまで考えられていたよりもはるかに多くの動物に備わっているということになるかもしれない。
0102実名攻撃大好きKITTY
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2018/09/24(月) 06:35:07.87ID:NBkTF6340
■3000人による研究が結実、ボトムクォークへの崩壊をついに観察

物理学者たちは数十年前から、「神の素粒子」と呼ばれるヒッグス粒子を探してきた。宇宙を満たし、物質に質量を与えると考えられてきた粒子だ。
ヒッグス粒子は2012年にようやく発見され、存在を予言した物理学者がノーベル賞を受賞した。そして今回、物理学者らがヒッグス粒子のボトムクォークへの崩壊を観察し、新たな洞察を得た。

この研究は、ヒッグス粒子の崩壊を予測していた理論素粒子物理学にとっても、数十年がかりで実験装置を建造した欧州原子核研究機構(CERN)にとっても、非常に大きな業績だ。
8月24日付けで論文公開サイト「arXiv」に論文が発表され、同時に学術誌「Physics Letters B」に投稿された。

「自分たちの目で確認できるのか、確信はありませんでした」と、ATLAS共同実験グループの副報道官をつとめるCERNの物理学者アンドレアス・ヘッカー氏は打ち明ける。
「多くの人が今回の成果に喜んでいますが、なかでもこの実験に長年携わってきた人々の感慨はひとしおです」

とは言うものの、ヒッグス粒子とは? ボトムクォークとは? 崩壊を確認できたことがなぜ重要? といった疑問を抱く人も多いだろう。順を追って説明していこう。

■ヒッグス粒子とはなにか?

私たちの宇宙を構成する素粒子とその相互作用について、とてもよく説明できる「標準モデル」という理論がある。ヒッグス粒子はその鍵となる粒子だ。
ただ、「ダークマター」や量子レベルでの重力の作用は説明できないが、それでも、すぐれた理論であることは確かである。
0103実名攻撃大好きKITTY
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2018/09/24(月) 06:37:01.46ID:NBkTF6340
1960年代、物理学者のフランソワ・アングレール氏やピーター・ヒッグス氏らが、標準モデルをアップデートして、光子(光の粒子)などの素粒子が質量をもたず、ほかの素粒子が質量をもっている理由を説明した。
彼らは、現在の宇宙はヒッグス場の中に浸っており、ヒッグス場と相互作用する素粒子には2種類があるという理論を提唱した。光子などの素粒子は、そこになにもないかのようにヒッグス場を通過する。
対して、ほかの素粒子は、あたかも水飴の中のようにヒッグス場の中を移動する。その抵抗が素粒子に質量を与えるというのだ。

数十年におよぶヒッグス粒子探しの末、大型ハドロン衝突型加速器(LHC)の研究者たちは2012年にヒッグス粒子を発見したと発表し、アングレール氏とヒッグス氏は2013年にノーベル物理学賞を受賞した。
ただし、厳密に言えば、この粒子が標準モデルのヒッグス粒子とまったく一致すると証明されたわけではない。そこで発見以来、物理学者たちは、ヒッグス粒子が理論どおりに振る舞うかどうか検証を続けている。

■クォークとどう関係があるのか?

寿命が数十億年もある電子とは異なり、ヒッグス粒子の寿命は驚くほど短く、10のマイナス21乗秒にも満たない。このわずかな時間が過ぎると、ヒッグス粒子は崩壊してさらに細かいほかの素粒子に変わる。
2014年には、LHCの検出器であるATLASとCMSの共同実験チームが、ヒッグス粒子が1対のガンマ線光子へと崩壊する過程を観測したと発表している。

標準モデルでは、ヒッグス粒子がクォークと呼ばれる素粒子に崩壊する可能性も予言されている。クォークには、アップ、ダウン、トップ、ボトム、チャーム、ストレンジという6種類があり、原子をつくる陽子や中性子などを構成している。
(参考記事:「ノーベル物理学賞は素粒子理論の3氏」)
0104実名攻撃大好きKITTY
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2018/09/24(月) 06:38:36.70ID:NBkTF6340
ヒッグス粒子の崩壊は、いくつかの重要な法則にしたがって起こるとされている。例えば、ヒッグス粒子は電荷をもたないので、崩壊によってできる粒子の電荷の合計もゼロにならなければならない。
ヒッグス粒子が崩壊して電荷をもつクォークになるときには、クォークと反クォーク(電荷が逆である以外はすべて同じ粒子)の対になって現れなければならない。そうすれば、クォーク対の電荷が打ち消しあってゼロになるからだ。

ヒッグス粒子の質量も、崩壊の起こり方を制限する。標準モデルによると、ヒッグス粒子が崩壊するときには、約58%の確率でボトムクォーク‐反ボトムクォークの対になるという。
この予想は標準モデルの検証として重要なので、ヒッグス粒子からボトムクォークへの崩壊が見られなかったら標準モデルは困ったことになっていただろう。

「そうなったら、標準モデルを維持できません」とヘッカー氏は言う。

ATLASとCMSの実験グループは、実際のヒッグス粒子がボトムクォークへと崩壊する過程を独立に観察して、理論が現実と一致することを示したわけだ。
0105実名攻撃大好きKITTY
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2018/09/29(土) 20:02:19.98ID:lnueZ3AK0
西日本の温暖な森林に生息する「ナカジマシロアリ」が、地域によっては雌だけで繁殖し集団生活することを確認したと、京都大などの研究チームが発表した。

もともと雌雄で生きてきた生物が、雄なしでも環境に適応できることを示す一例で、生物における雄の存在意義が改めて問われそうだ。論文が25日、英国の電子版科学誌に掲載された。

チームは国内の生息地ほぼ全域で巣を調べた。和歌山県南部や沖縄本島などの離島で調べた計41の巣には雌雄がほぼ同数ずつ生息していたが、四国と九州で見つかった計37の巣には雌しかいないことが判明した。

この巣には複数の女王アリがいて、雄なしに産卵して増える「単為生殖」をしている。遺伝子の解析によると数十万年以上前に雌だけの集団ができ、以後は雄と交流していないという。
0106実名攻撃大好きKITTY
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2018/09/30(日) 06:18:03.93ID:JzmO6Ydm0
東京工業大学は、ペロブスカイトに類似した構造を持つ物質「Cs3Cu2I5」が青色発光し、その量子効率が90%以上あることを見出したと発表した。

同成果は、同大 科学技術創成研究院の細野秀雄 教授と元素戦略研究センターの金正煥 助教らによるもの。詳細は、独科学誌「Advanced Materials」に速報としてオンライン版に2018年9月14日付で公開された。

電子と正孔を電極から注入して発光層で再結合させて光らせるLEDは、照明だけでなくディスプレイ用途でも急速に実用化が始まっている。これらは発光層に有機分子を用いているが、その材料自体の寿命や、水や酸素との反応による発光特性の劣化が問題となっている。
この問題を解決するために、半導体量子ドットやペロブスカイト系の発光材料の研究が世界的に活性化しつつある。しかし発光効率の高い材料は有害なカドミニウムや鉛を含んでいることから、有毒元素フリーで発光効率が高くかつ安定な発光材料が求められていた。

今回、細野教授らは、有害な元素あるいは化学的に弱い有機物を含まない高効率な無機発光物質としてCs3Cu2I5(CCI325)に注目。同物質中の励起子の結合エネルギーが、
室温の熱エネルギーの20倍に相当する500meVであること、単結晶だけでなく、薄膜も溶液から合成可能であることなどを確認した。
0107実名攻撃大好きKITTY
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2018/10/01(月) 10:09:01.86ID:6Mp4k34+0
ノーベル財団−http://www.nobelprize.org/
YouTube−https://www.youtube.com/user/thenobelprize
Twitter−https://twitter.com/NobelPrize 
Facebook−https://www.facebook.com/nobelprize/
NHK News Web まるわかりノーベル賞 2018
https://www3.nhk.or.jp/news/special/nobelprize2018/maruwakari02.html

2018年ノーベル賞発表 日程
(日本時間)
10月1日月曜日18:30 生理学・医学賞
10月2日火曜日18:45 物理学賞 
10月3日水曜日18:45 化学賞
10月5日金曜日18:00 平和賞
10月8日月曜日18:45 経済学賞
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account)
0108実名攻撃大好きKITTY
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2018/10/04(木) 21:10:00.64ID:cgKpnDRO0
■太古の地球で酸素を増やしたシアノバクテリア、暗闇の極限環境に生存の意味は

スペイン南西部のイベリア黄鉄鉱ベルト地帯は、まるでエイリアン映画のセットのようだ。鉄を豊富に含んだ大地にさび色の湖が点在し、
スペイン語で「赤い川」という意味のリオ・ティント川が、暗い色の岩石の間を縫いながら鮮やかな赤色に輝いている。だが、その足元にはさらに奇妙な世界が広がっていた。

この黄鉄鉱ベルトでボーリング調査を行い、岩石コアサンプルを取り出したところ、太陽の光も届かず、水や栄養も乏しい地下600メートル付近でシアノバクテリアが大量に見つかり、研究者らを驚かせた。
シアノバクテリアは環境適応力が高く、地球上のあらゆる場所で見つかっているが、これまで太陽光がなければ生きられないと考えられてきた。
この研究成果は、10月1日付けの学術誌「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」に発表された。(参考記事:「シアノバクテリアはこんな微生物」)

「砂漠へ行っても海へ潜っても、シアノバクテリアを見つけることはできます。国際宇宙ステーションへ持って行って、生きたまま連れ帰ることだって可能です」。
論文の筆頭著者で、スペインの国立生物工学センターの博士研究員であるフェルナンド・プエンテ・サンチェス氏は言う。

光合成を行うシアノバクテリアは、地球の歴史において重要な役割を果たしてきた。大気中へ酸素を送り出し、そのおかげで生物が繁栄し、泳ぎ、這い、跳ね、走り、飛ぶように進化してきた。

この新たな研究は、地下深くに何が生存できるのか、そればかりか火星やその向こうの世界にどんな生命体を探し求めるべきかについて、研究者に再考を迫ることになるだろう。(参考記事:「【解説】火星に複雑な有機物を発見、生命の材料か」)
0109実名攻撃大好きKITTY
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2018/10/06(土) 15:57:52.30ID:BCkYgfy50
カブトムシの角を形作るのに必要な11種類の遺伝子を基礎生物学研究所(愛知県岡崎市)の新美輝幸教授(分子昆虫学)らの研究チームが特定し、4日付の米オンライン科学誌に発表した。

昆虫の多様な角がどのように進化したのかを知る手掛かりになると期待される。

チームはカブトムシの幼虫を使い、角のもととなる部分で働いている約千種類の遺伝子を発見。
その中でも重要な役割を持つ49種類を選び、それぞれを働かないようにした幼虫を作って成虫でどのような角ができるか観察した。

すると、49種類のうち11種類で角の先端部分がはっきりと枝分かれしなくなったり、角ができなくなったりした。
0110実名攻撃大好きKITTY
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2018/10/08(月) 15:11:36.59ID:klJRBk0T0
スマートフォンなどから出る青色光「ブルーライト」が、視力に影響するのかどうか。

目の細胞に悪影響を与えるとする、海外の科学誌の論文を発端に、論争が起きている。日本ではブルーライトをカットする眼鏡などが普及しており、SNSでも反響が広がっている。

論文は7月、英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」に掲載された。これを米ウェブメディアが「画面があなたの眼球の細胞を殺している」などと報じた。

これに米眼科学会が強く反応した。8月、「スマホのブルーライトでは失明しない」とのタイトルの見解を、学会のサイトに掲載。
論文で示された実験の条件が、日常生活では起こりにくいと指摘し、この研究の結果をもとに、スマホをやめる理由にはならない、とした。

この学会の見解などを今月、日本のウェブメディアが報道すると、国内でも「ブルーライトは危険なのか? 安全なのか?」などと反響が広がった。

これを受けて、眼科医らでつくるブルーライト研究会(世話人代表・坪田一男慶応大医学部教授)は5日、「ブルーライトの影響は慎重に検討していかなければならない」などとする文書を発表した。
研究会の担当者は、朝日新聞の取材に対し「(国内の報道は)ブルーライトの安全宣言のような報道になってしまっている」と話した。

米眼科学会の見解では、「ブルーライトは人間の体内時計に影響することは証明されている」として、寝る前に画面を見る時間を制限することを推奨。
ブルーライトをカットする特別な眼鏡は勧めていない。目への影響が心配な場合は「主治医に相談してほしい」としている。
0111実名攻撃大好きKITTY
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2018/10/10(水) 16:01:22.71ID:jY7ztseb0
(CNN) 米航空宇宙局(NASA)の土星探査機「カッシーニ」が20年に及んだミッションを終え、土星の大気に突入して燃え尽きてから1年あまり。

「死のダイブ」直前に同機のセンサーがとらえたデータをもとに、NASAの研究者らが土星の環や大気を分析した結果が、4日の米科学誌サイエンスに発表された。

カッシーニのデータは全てNASAに送信され、研究者が1年以上かけて解析に当たってきた。今回の観測では、土星と土星の環の間を流れる電流のような形で、放射線帯が閉じ込められていることが判明。
カッシーニは磁気圏を突き抜ける際に、土星から放出された放射線をとらえていた。放射線についての理解が進めば、太陽系外惑星探査の手がかりになると専門家は解説する。

土星の大気に突入したカッシーニは、大気中の成分を採集して構成を分析した。これはNASAの探査機「ボイジャー」が1980年代初めに観測した「環の雨」と呼ばれる現象の解明が目的だった。

研究チームによると、カッシーニの「鼻」に当たる分光計は、土星に最も近い環と土星の間にある未知の領域を探し当てた。この環は土星の上層大気がほぼ届く距離にある。

この観測によって、土星の環から上層大気にさまざまな化学物質が降り注いでいることが判明。環は水とメタン、アンモニア、一酸化炭素、窒素分子、二酸化炭素でできていることが分かった。

「環の雨というよりは、環の豪雨状態だった」と研究者は解説する。「水氷と新たに発見された有機化合物は、我々が考えていたよりもはるかに高速で、毎秒1万キロもの物質が環から降り注いでいた」

大気中に最も多く含まれる成分は水素分子だったが、環から降り注ぐ物質には大量の水のほか、ブタンやプロパンのような分子が含まれていたという。

土星の環は大気よりも高速で回転していることから、降り注ぐ物質は長年の間に、大気中の炭素と酸素の含有量を変化させている可能性があると研究チームは推測する。

こうした物質が降り注ぐ理由については、環の中でケイ酸塩や水氷の粒子と原子が衝突し、軌道を離れて大気圏へ落下していると解説し、そのために環の「寿命」は短くなっていると指摘した。
0112実名攻撃大好きKITTY
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2018/10/20(土) 14:52:06.13ID:mFNq3IzD0
人間の活動によって300種類以上の哺乳類が絶滅しており、これは「進化の歴史が25億年失われたことを意味する」と最新の研究で発表がありました。

現代は哺乳類の絶滅ペースが加速しており、今後50年のうちに密猟や環境汚染がなくなったとしても自然界が回復するには500〜700万年かかるとのことです。

これまでに地球では大きな5回の絶滅イベントが発生しています。ビッグファイブと呼ばれる過去5回の絶滅イベントでは、ガンマ線バースト、地球寒冷化、
隕石の衝突などにより地球環境が急激に変化したことを原因に多くの植物や動物が絶滅しました。その後、進化によって新しい種が生まれることで、ゆっくりと生き物は多様性を増していきました。

2018年現在、6度目の大量絶滅が起ころうとしているといわれています。ただし今回の地球環境の変化は、自然災害ではなく人間がもらすもの。
デンマークのオーフス大学とスウェーデンのヨーテボリ大学の研究者らが調査を行ったところ、次の絶滅が起これば自然界が多様性を回復するまでに何百万年という時間がかかるとのことです。

地球上では、1つの種が絶滅する一方で別の種が生まれるという背景絶滅が常に起こっていますが、背景絶滅で生物の多様性が失われる可能性は非常に低いといわれています。

しかし、研究者によると、現代で起こっている動物の絶滅ペースは、あるべきペースよりも22倍も速いそうです。これは、別の研究で「この傾向が続くと今世紀末には50%の種が消える」と予測されるほどのペースです。
たとえ今後、野生動物のすみかの破壊や密猟、環境汚染などが無くなり、絶滅ペースが元に戻ったとしても、50年後の自然界を現生人類が進化するまでの状態に回復させるには500〜700万年かかり、
現代のレベルにまで回復させるとしても300〜500万年かかると研究者は示しました。

今回の研究は、単に絶滅する動物の数を数えるのではなく、絶滅した動物が地球に現れてからどのくらいの時間がたっていたのか、という尺度「系統学的多様性」を考慮したという点が特徴となっています。

研究によって、既に300種の哺乳類が人間の活動によって失われており、25億年の進化の歴史が失われたことが示されています。
0113実名攻撃大好きKITTY
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2018/10/28(日) 14:54:36.83ID:F0xH3TPM0
琉球大学、帯広畜産大学、高知大学は共同研究で、複数の種類の害虫を同時に防除・根絶するための、不妊化と「求愛のエラー」を組み合わせた新たな技術を提唱した。

不妊虫放飼とは、人為的に不妊化した害虫を大量に放すことで野生の害虫が正常に繁殖できないようにし、ターゲットの害虫を根絶させる技術だ。
化学農薬を使用しない環境にやさしい害虫防除法として世界で広く利用されているが、根絶に必要な数(週に数千万〜数億匹)を大量に増殖し継続的に放飼するための経済的・労力的なコストは大きい。
また、気候変動や人・物の交易の増加で新たな害虫の侵入リスクが増加する中、すでにある害虫への対策を継続しつつ、
新たな種類の害虫がターゲットの不妊虫放飼プログラムを開発し維持していくことは容易ではない。

そこで本研究では、本来1種類のみの害虫がターゲットとなる不妊虫放飼の枠組みに、「オスが他種のメスにも求愛して繁殖を妨害する」という繁殖干渉と呼ばれる行動を組み合わせて、
複数の種類に同時に適用する新たな方法を考案した。繁殖干渉は、形や模様のよく似た近縁の種類どうしで生じる「求愛のエラー」であり、他種の増殖を抑えて種の絶滅を引き起こしたり、その分布を著しく制限したりする効果がある。
繁殖干渉の効果が強い種類のオスを不妊化して野外に放せば、同じ種類のメスの繁殖を妨害するだけでなく、
別の種類のメスにも求愛して繁殖を妨害させることができるので、近縁な複数の種類の害虫を同時に防除できると考えられ、まさに一石二鳥ならぬ「一石二虫」の防虫管理技術なのだ。

今後この技術が実用化されれば、低コストで効率のよい害虫の防除や根絶が可能となると期待される。
0114実名攻撃大好きKITTY
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2018/11/02(金) 05:47:47.19ID:EwagWNAW0
スーパー大学の実力度 (国家公務員総合職試験トップ10)
2018年   2017年      2016年    2015年
1.東大329 1.東大 372 1.東大 433 1.東大 459
2.京大151 2.京大 182 2.京大 183 2.京大 151
3.早大111 3.早大 123 3.早大 133 3.早大 148
4.東北大82 4.阪大  83 4.慶大  98 4.慶大  91
5.慶大 82 5.北大  82 5.東北大 85 5.東北大 66
6.北大 67 6.慶大  79 6.阪大  83 6.阪大  63
7.阪大 55 7.東北  72 7.北大  82 7.中大  58
8.中大 50 8.九大  67 8.九大  63 8.北大  54
9.神戸大48 9.中大  51  9.中大  51 9 一橋大 54
10.岡山大45 10.一橋大 49 10.東工大 49 10.東工大 53
0115実名攻撃大好きKITTY
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2018/11/09(金) 08:00:57.13ID:qxF6MEZ10
マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者が新しく公開した研究論文が、地球外知的生命体に対して「人類はここにいるよ」と伝えるためのビーコンとして既存のレーザー技術を使うことを提案しています。

既存のレーザーを用いて地球外知的生命体に人間の存在を知らせるためのビーコンを出力しようと提案しているのは、MITのジェームズ・クラーク氏。
クラーク氏が「フィージビリティ・スタディ(実現可能性の検討)」と呼ぶ研究は、天文学と天体物理学を扱う査読制度付きの学術雑誌アストロフィジカルジャーナルに掲載されています。
論文によれば、1〜2メガワットの高出力レーザーを有効口径30〜45メート級の大型望遠鏡で収束して宇宙空間に放出すると、太陽エネルギーの中でもしっかりと認識できるほど強い赤外線を生成することができるとのことです。

もしもこの論文の通りにレーザーによるビーコンを宇宙に向けて放出した場合、宇宙のどこかに生息しているかもしれない地球外知的生命体の天文学者ならば、
天の川を調査する中でこのレーザーを検出することができるかもしれないとのこと。地球から比較的近くに存在する恒星・プロキシマ・ケンタウリを周回する惑星や、地球から39光年離れた位置にあるトラピスト1などは、
生命が存在するのに適した環境・ハビタブルゾーンにあるとされています。

これらの場所に仮に地球外知的生命体が存在するとすれば、レーザーを用いて地球から発せられたビーコンを検出することは問題なく可能です。
そして、同じシステムを用いることで、何十光年も離れた場所に存在する惑星間で、簡単なメッセージのやり取りも可能になるとクラーク氏は主張しています。
クラーク氏によると、「うまく通信のやり取りを行えば、数百bpsというデータレートでメッセージのやり取りが可能になる」とのこと。

論文を発表したクラーク氏は、「これがとても難しいプロジェクトであることは事実だが、実現不可能なプロジェクトではない」と語り、
ビーコンは近い将来に開発される可能性の高い技術の組み合わせで実現可能であると主張しています。
レーザーを用いたビーコンは、太陽系の周囲に存在する地球外知的生命体に最初に検出されるかどうかは不明ですが、「これが宇宙で大きな注目を集めることは明らか」とのこと。
0116実名攻撃大好きKITTY
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2018/11/10(土) 02:16:36.26ID:ZzVuC6M40
絶対零度からごくわずかだけ温度が高い超低温の環境で原子を第5の状態「ボース=アインシュタイン凝縮」に置き、その状態を観察するという実験がドイツの研究チームによって実施されました。

実験では高度約250kmまで上がる気象観測ロケットが用いられ、6分程度にわたる極小重力環境下で100を超える観察が行われています。

ボース=アインシュタイン凝縮(Bose–Einstein condensation:BEC)は、固体・液体・気体・プラズマに次ぐ「物質の第5の状態」とされるもので、
1925年に物理学者のサティエンドラ・ナート・ボースとアルベルト・アインシュタインによってその存在が予言されていました。その後、
1995年にコロラド大学とマサチューセッツ工科大学の研究チームがそれぞれBECの実現に成功し、2001年にはノーベル物理学賞を受賞しています。

BEC状態にある原子は、粒子的ではなく集団的な波としてのふるまいを見せるようになります。この「雲」のような状態では多数の原子が同一の波動を行うようになり、
個々の原子を区別できないので、原子雲全体が1つの「超原子」のようなものになっていると考えられています。

BECは磁場や集束レーザーなどを用いて作り出した「原子トラップ」の中で原子の振動運動を封じ込めることで、
絶対零度に限りなく近いところまで物質を冷却して作り出されます。しかし、重力の影響を受ける地上ではBECを作り出せても、レーザーの照射を止めるとあっという間に雲が落下してBECの状態が失われてしまいます。
そのために考え出されたのが宇宙の極小重力環境を利用したBECの研究で、2018年5月には、今回の研究とは別にNASAが打ち上げて国際宇宙ステーション(ISS)に設置した実験設備の中でBECが作り出されていました。

ドイツの研究チームは、気象観測ロケットを使ってBECを宇宙空間で作り出し、6分間という「長い時間」にわたってBECを維持することで100を超える観測を行う実験を実施しました。
「MAIUS 1(Matter-Wave Interferometry in Microgravity experiment:無重力状態での物質波の干渉)」と名付けられた実験では、2017年1月23日にロケットをスウェーデン北部のキールナにあるエスレンジ宇宙センターから打ち上げ、
最高点で弾道飛行を行うことで極小重力環境を作り出しました。
0117実名攻撃大好きKITTY
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2018/11/10(土) 09:46:14.86ID:ZzVuC6M40
地球の周りを回る天体は、月だけではないのかもしれない。半世紀以上にわたる憶測と論争を経て、ハンガリーの天文学者と物理学者のチームが、地球を周回する2つの天体の存在をついに確認したと発表した。

研究成果は、学術誌「Monthly Notices of the Royal Astronomical Society」に掲載された。論文によると、地球から40万キロ余りという、
月までの距離と同じくらいの位置に潜んでいた謎めいた天体を、研究チームは苦心の末にとらえたとのことだ。天体は2つとも、すべてちりでできているという。

こうした天体の存在はずいぶん前から予想されていたが、実際にちりの雲が見つかったと初めて報告されたのは1961年のこと。
天体の名前の由来となったポーランドの天文学者、カジミェシュ・コルディレフスキがそのかすかな姿を目にしたと発表した。しかし、その後も雲の存在は疑問視されていた。

「2つあるコーディレフスキー雲は、最も見つけにくい天体に数えられます。地球までの距離は月と変わらないにもかかわらず、天文学の研究者たちからほぼ見過ごされています」。
ハンガリー、エトベシュ・ロラーンド大学の天文学者で、論文の共著者であるユディット・シュリズ=バロッグ氏はこう話す。「月だけでなく、ちりでできた“衛星”も私たちの惑星の周りを回っていると確認できたことに、とても好奇心をかき立てられます」

新たな研究成果によれば、コーディレフスキー雲の見かけの大きさは、夜空に見える月を30個×20個並べたのに相当する。宇宙での実際の大きさは約10万4600キロ×7万2400キロで、地球の直径の9倍に近い。

雲自体は巨大だが、それを構成する個々の粒子は直径1マイクロメートルほどと推定されている。こうした粒子に太陽の光が反射してかすかな光を放つが、光が極めて弱いため、今までは宇宙の暗闇の中に隠されたままだった。
そこで、研究チームはカメラに特殊な偏光フィルターを使い、雲の中の粒子一つ一つに反射している散乱光を何とかとらえた。

地球の衛星が月以外にもある可能性は、何世代も前から天文学者たちが示唆している。地球の周囲の軌道には安定した特別な点が5つあり、そこで「月」が見つかるかもしれないと研究チームは考えた。
これら軌道上のスイートスポットはラグランジュ点と呼ばれる。
0118実名攻撃大好きKITTY
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2018/11/15(木) 23:51:22.40ID:tOQhK1i50
白いソックスの子がいたけど、それもアリなの?
もしそうなら、そのほうが断然いいなあ。みんな白はいてよ。
0119実名攻撃大好きKITTY
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2018/11/18(日) 09:48:03.98ID:D0YF+AKI0
内部に二重の棒状構造を持つ渦巻銀河の観測から、内側の棒状構造の中にピーナツ型の構造が初めて発見された。

【2018年11月15日 カナリア天体物理研究所IAC】

渦巻銀河の複雑な形や構造は、銀河の進化を理解するための鍵として研究者を魅了し続けている。

エリダヌス座の方向約3500万光年彼方の渦巻銀河「NGC 1291」の複雑さも、その一つだ。この銀河は、フランス人天文学者ドゥ・ヴォークルールによって、銀河の内側と外側に2つの棒状構造が存在することが初めて特定された銀河である。
ロシアのマトリョーシカのような二重の棒状構造は、銀河の内部進化や、銀河中心の超大質量ブラックホールに物質がどのように供給されているのかを理解するための基本的な情報となる。

スペイン・カナリア天体物理研究所(IAC)のJairo Méndez Abreuさんたちの研究チームが、ヨーロッパ南天天文台の超大型望遠鏡VLTに搭載されている分光器
「MUSE」を使ってNGC 1291を観測したところ、内側の棒状構造の中にピーナツ型の構造が見つかった。

このような構造は、棒状構造内の星が垂直方向に運動することによって作られる。これまで、ピーナツ型構造は、天の川銀河のように棒状構造が1つしか存在しない銀河の棒状構造か、
または二重棒状構造を持つ銀河の外側の棒状構造の中にしか見つかっていなかった。二重棒状構造の内側の棒状構造の中に発見されたのは、NGC 1291が初めてである。

「一部の銀河ではマトリョーシカのように、内側と外側に同じ構造を持っていることを示した点が重要な成果です」(Méndez Abreuさん)。
今回の研究結果は、内側の棒状構造が外側と同じように進化することも示している。

「NGC 1291の内側の棒状構造に発見された、横から見るとピーナツ型、上から見るとXの字形をした構造の存在は、
数千万年にわたってピーナツ型構造が安定して存続できる可能性を示唆しています」(IAC Adriana de Lorenzo-Cáceresさん)。

まだ観測では確認されていないものの、こうした構造が銀河中心にガスを送り込んで、超大質量ブラックホールへ物質を供給するという説がある。
棒状構造が長期間安定して存続する可能性を示した今回の成果は、このアイディアを裏付けるものとなった。
0120実名攻撃大好きKITTY
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2018/11/20(火) 15:39:50.18ID:Bd9dIsTy0
S+ 早稲田 慶應義塾
S 上智 東京理科 国際基督教
A 明治 青山学院 立教 中央 法政 学習院 津田塾 東京女子
B 成蹊 成城 明治学院 獨協 國學院 武蔵 芝浦工業 東邦 日本女子 学習院女子
C 日本 東洋 駒澤 専修 東京電機 東京農業 聖心女子 清泉女子 フェリス女学院
D 文教 玉川 神奈川 武蔵野 創価 二松学舎 東京経済 工学院 神田外語 共立女子 昭和女子 大妻女子
E 大東文化 東海 亜細亜 国士舘 拓殖 立正 大正 関東学院 千葉工業 東京工科 実践女子
F 帝京 明星 中央学院 和光 上武 江戸川 流通経済 桜美林 千葉商科 埼玉工業 相模女子
G 城西 高千穂 平成国際 東京国際 関東学園 産業能率 多摩 横浜商科 帝京平成 駿河台 神奈川工科 ものつくり
H 目白 城西国際 明海 埼玉学園 日本工業 湘南工科 足利工業 ルーテル学院 日本文化 帝京科学 つくば国際 東京未来
I 嘉悦 筑波学院 東京情報 千葉経済 松蔭 敬愛 秀明 白鴎 東京都市
0121実名攻撃大好きKITTY
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2018/11/25(日) 09:44:00.42ID:JYnfX+H20
米ジョージア工科大学(Georgia Institute of Technology)の研究チームがこのほど、高速度ビデオカメラなどを活用して、ネコの毛づくろい(グルーミング)の「秘密」を解き明かした。

カギを握っていたのはやはり舌のあの「ザラザラ」。しかし、それをつくり出している微小な突起が、
従来考えられていたものとは違う独特の形をしていたことが分かった。19日、米国科学アカデミー紀要(PNAS)に論文を発表した。

ネコの舌の表面には、角質でできたごく小さな突起がたくさんついている。糸状(しじょう)乳頭と呼ばれるこの突起について、科学者はこれまで、先端がとがった爪のような形をしていると考えてきた。

だが、ジョージア工科大のアレクシス・ノエル(Alexis Noel)氏らの研究によると、糸状乳頭は実はしゃくしのような形をしていていることが判明。
ネコは毛づくろいの際、300個ほどある糸状乳頭のU字型の先端部分に口内から唾液をためて、それを毛や皮になでつけているというわけだ。

ノエル氏はAFPの取材に、ネコの糸状乳頭は管を半分に切ったような形をしていると説明。「私たちがストローを突っ込んで液体を飲むのに似ています。
液体はストローの空洞を伝って(人の口まで)運ばれてきますが、ネコは、糸状乳頭に唾液をたっぷり含み、それを体全体に行き渡らせて毛づくろいができるのです」と解説した。

ネコは一生のおよそ4分の1を毛づくろいに費やすという。毛づくろいには、ノミやごみを取って体をきれいに保つほか、体温を調節する効果がある。

ノエル氏は、こうしたネコの舌の仕組みはカーペットのクリーニングなどにも応用できると指摘している。
0122実名攻撃大好きKITTY
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2018/11/30(金) 13:07:14.96ID:C2oG7iFp0
NTTは11月26日、「透ける電池」を開発したと発表した。

一辺が9×5センチの電池を開発し、市販のLED照明を接続したところ、5分間の点灯を確認した。存在感なく周囲に溶け込むデバイスを目指したという。

光の吸収を抑制しやすい材料を電池の電極に選び、構造も工夫した。透過率は平均約25%で、向こう側が透けて見える一般的なサングラスの透過率に相当するという。
また電極を導電性フィルム上に作り、電解質をゲル化することで、透けるだけでなく曲がるようにした。

実際に動作することも確認した。同社のテストによれば、平均の電池電圧が1.7V、放電容量が0.03mAhを示した。
一般家庭にある掃き出し窓約1.5枚分のサイズにすれば、市販のコイン電池(CR1025)の容量に当たるとしている。

さらに、充電と放電が可能な二次電池として動くことも確かめた。充電・放電を100回繰り返した後でも、LED照明が点灯した。

同社は、透ける電池が「IoTの新たな可能性を拡大させる」と期待を寄せている。情報表示端末のディスプレイや、建物の窓など建材用の太陽光発電素子と組み合わせることを考えているという。

今後は透明度と電池性能の向上に取り組みながら、具体的にどのような分野で使えるかを模索していく。
0123実名攻撃大好きKITTY
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2018/12/02(日) 16:41:20.04ID:VAN1CR/00
「神経精神医学的な症状は脳の1つの部位に問題が生じたもの」という従来の考え方に挑戦する新たな研究が行われています。

研究者は、脳の1つの部位ではなく、複数の部位からなる「ネットワーク」が破壊されることによって自由意志が阻害されるとみています。

2017年、脳の働きを解析するため、脳の損傷部位と脳内各領域のネットワークを重ね合わせた「Lesion network mapping」という手法が発表されました。
バンダービルト大学の神経学准教授であるRyan Darby氏は新たに、Lesion network mappingを利用して行動決定に関連する自由意志について調査しています。

ハーバード大学メディカル・スクールの研究者と共に行われたDarby氏の研究は、発話や行動のモチベーションを持たない無動無言症の患者と、
自分の意志とは無関係に体が動くと感じるエイリアンハンド症候群の患者を対象としたもの。Darby氏は長年神経学に携わってきましたが、
エイリアンハンド症候群の患者の手がなぜ本人の意志とは無関係に物をつかんだり、勝手にシャツのボタンを外したりするのかは明らかになっていません。

今回の研究では、エイリアンハンド症候群と無動無言症の患者の障害を受けた部位と、障害を受けていない人の脳が持つ「テンプレートのネットワーク」とが比較されました。

この結果、エイリアンハンド症候群の患者の障害は、楔前部に接続したネットワーク上にあることが判明。楔前部は自己認識や行動選択に関係する部位です。
そして、無動無言症の患者が障害は、自発行為に関係する前帯状皮質を中心としたネットワーク上に存在することが判明しました。
この2つのネットワークは被験者の自由意志の認識を変える脳の部位を含んでいることのことも、過去の研究からわかっています。

このことから、人の行動を決断する自由意志は特定の脳の部位に存在するのではなく、複数の部位からなる
「ネットワーク」によって作用するのだと研究者らは結論づけています。このネットワークが破壊された時に、「意志の認識」ができなくなるわけです。
0124実名攻撃大好きKITTY
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2018/12/06(木) 11:19:03.16ID:RsMiCMiR0
東京工業大学の竹田浩之特任助教らの研究グループは、産業技術総合研究所と共同で、銅錯体とマンガン錯体から成る光触媒に可視光を照射することにより二酸化炭素を高効率に資源化することに成功した。

地球温暖化対策としての人工光合成システムの大規模化が期待される。
世界で排出される二酸化炭素(CO2)は年間300億トン以上とされる。二酸化炭素を還元する光触媒技術は人工光合成と呼ばれ、実用化すれば、
温室効果ガスとなるCO2の大気中濃度を抑制し、将来的には化石資源の代替ともなり得る。しかし、既存の高性能光触媒は素材コストの問題から利用度が低く、
卑金属を用いたCO2還元光触媒は耐久性が低く効率も不十分だった。

研究グループは今回、発光性の銅錯体とマンガン錯体とを組み合わせた光触媒システムを開発、
可視光を照射して常温常圧で二酸化炭素を一酸化炭素(CO)やギ酸(HCOOH)へ高効率に還元することに成功した。
照射した光の量に対する反応生成物の分子数の割合である量子収率は57%、触媒が反応中何回機能したかを表すターンオーバー数は1300回以上で、
効率・耐久性の高さを示している。これらの数値は卑金属による他の光触媒を大幅に上回り、ルテニウム(Ru)やレニウム(Re)などの貴金属や稀少金属による高効率金属錯体と同等以上である。

銅は電線や十円玉の原料に、マンガンは乾電池の正極に使用される採掘量の多い安価な金属だ。
今回、このような豊富で低コストの卑金属のみの光触媒でも、高効率なCO2還元光触媒反応を進められることが分かった。

今後は、この新たな光触媒の機能向上を図り、地球上に多量に存在する安価な水を還元剤として用いる半導体光触媒との融合を目指すとしている。
0125実名攻撃大好きKITTY
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2018/12/09(日) 07:49:21.06ID:XkkUjUoc0
興和(名古屋市)と農業・食品産業技術総合研究機構(茨城県つくば市)は5日、ミノムシから糸を取る技術を開発したと発表した。

自然繊維で世界最強とされるクモの糸よりも強く丈夫なことも発見した。新しい繊維などの材料として、自動車や航空機への応用が期待できるという。

ミノムシはミノガの幼虫。カイコやクモと同様、たんぱく質でできた糸を吐く。実験の結果、強度や丈夫さが優れているクモの糸に比べ、ミノムシの糸は、
丈夫さでは約2・2倍、強度で約1・8倍など、すべての項目で上回った。そこで、自動車の外装にも使われる繊維強化プラスチック(FRP)にミノムシの糸を組み込んだところ、
従来のFRPの数倍の強度になったという。他にも340度までの耐熱性があり、代表的なナイロン糸の5分の1の細さであるなど、さまざまな利点が見つかった。

ミノムシの糸は真っすぐに取り出せない難点があり繊維として使えなかった。しかし特殊な装置を使って、長さ数百メートルの直線の糸を取ることに成功した。
さらにミノムシは、餌を与えれば繰り返し糸が取れる上、共食いをしないので大量飼育が可能だという。

今後は量産体制を確立し、早期の事業化を目指す。この日会見した興和の三輪芳弘社長は「このような糸はこれまで存在しておらず、
とても大きな可能性を有している。構造材料として理想的だ」と述べた。
0126実名攻撃大好きKITTY
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2018/12/10(月) 17:19:05.12ID:ytJlM0uL0
ゴンドワナ超大陸の恐竜について新たな手がかり、オーストラリアで発見

オーストラリア内陸の町、ライトニング・リッジに近いウィー・ワラの鉱山から、まばゆい化石がもたらされた。
新種として新たに命名された恐竜、ウィーワラサウルス・ポベニ(Weewarrasaurus pobeni)の化石だ。12月4日付けで学術誌「PeerJ」に論文が発表された。

鳥脚類という恐竜のグループに属するウィーワラサウルスは、大型の犬ほどのサイズで、後ろ脚で歩き、くちばしと歯を両方備えて、植物を食べていた。
身を守るため、群れで移動していた可能性がある。北半球にはトリケラトプスやハドロサウルスといった植物食の恐竜がいたが、南半球にはそれらと大きく異なる恐竜たちが生息していたらしい。
今回の化石も、そうした証拠の一つに加わった。

しかし、この化石の驚くべき特徴は、オパールでできていることだろう。オパールは貴重な宝石の原石で、オーストラリアのこの地域で産出することが知られている。

「古生物学者としては、骨の解剖学的な構造にとても興味があります。特にこの場合は、歯です」。
論文の筆頭著者でオーストラリア、ニューイングランド大学のフィル・ベル氏はこう話す。
「しかし、ライトニング・リッジで調査をしていると、虹色のオパールの中に保存された化石があるという事実を無視できません」

シドニーの700キロ余り北西にある乾燥地帯に、数百の小さな鉱山がある。しかし、恐竜の化石はごくまれにしか見つからないため、歯のついた顎の化石が発見されたのは奇跡的だとベル氏は言う。
「間違いなく独特です。美しいオパールの中に恐竜が保存されている場所は、世界中探しても他にありません」(参考記事:「恐竜時代の鳥の翼、琥珀の中でありのまま保存」)

オパールは、ケイ酸を豊富に含む地下水が濃縮し、長い年月をかけて生成される。今回の化石は2013年、アデレードに拠点を置くオパールのディーラー、マイク・ポーベン氏が発見した。
新種の学名は彼の名にちなんでいる。ポーベン氏はいつものように、加工前のオパールを採鉱業者から1袋買い、化石を探していた。すると、見慣れないかけらが1つ目に留まった。

「頭の奥で『歯だ』という声がしました」と彼は振り返る。「信じられない、と思いました。ここに歯があるなら、これは顎の骨じゃないかと」
0127実名攻撃大好きKITTY
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2018/12/12(水) 06:41:45.59ID:0/f9+T3W0
アジアに生息するヤモリの一種が水面を走れる謎を解明したと、米カリフォルニア大などの欧米チームが7日、米科学誌カレント・バイオロジー電子版に発表した。

水の表面張力を利用するとともに、前後の脚で水面をかきながら胴体や尾をワニのように横にくねらすことで、体の周りに空気の空間を作りながら前へ進むという。

アメンボのような小さな虫は、水の表面張力だけで浮く。一方、中米に生息するトカゲの一種「バシリスク」は、後ろ脚で水面を強く、ほぼ垂直にたたいて反発力を生み出し、水面を走る。
このヤモリの場合は両者の中間に当たる。洪水災害が起きた場合、水面を高速で移動する捜索ロボットの開発などに応用できる可能性があるという。
研究チームは、シンガポールの森林でヤモリが水面を走る様子を高速度撮影して映像を解析するとともに、水槽に入れて実験を行った。
その結果、前後の脚で水面を素早くかくことで、胴体が半ば沈みながらも、空気の空間を確保。胴体と尾を横にくねらせて前へ進むことが分かった。

水にせっけん水を加えると、前へ進む速度が落ちたため、表面張力を利用していることが判明。水をはじく皮膚も役立っていた。
0128実名攻撃大好きKITTY
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2018/12/15(土) 13:28:15.64ID:ADD7Kz5J0
政府は、科学技術研究費を大幅に拡充することを決めた。

新年度予算案と今年度の2次補正予算案で、優れた研究を支援する「科学研究費助成事業(科研費)」を136億円増やす。
大きな成果が期待される研究を後押しする新たな研究費制度も創設し、約1000億円を計上する。

自然科学、人文・社会科学すべての分野を対象にした科研費は2012年度以降、減少か横ばいの傾向が続き、近年は年間2200億円台で推移していた。

だが、優れた研究論文が減り、若手研究者の研究環境が不安定になっている問題が顕在化して、今年のノーベル生理学・医学賞を受賞した本庶佑ほんじょたすく・京都大特別教授らからも、
日本の科学技術力の低下を懸念する声が相次いでいる。
0129実名攻撃大好きKITTY
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2018/12/16(日) 04:39:45.49ID:dRxVJJOp0
アフリカ中南部でトウモロコシなどイネ科の作物を枯らし、年間1兆円もの農業被害をもたらす寄生植物「ストライガ」の駆除につながる画期的な分子を、名古屋大などの研究チームが開発した。
論文は14日付の米科学誌サイエンス電子版に掲載される。

ストライガの種は直径約0.2ミリと小さく、風で容易に飛散する。被害はサハラ砂漠以南の耕作地約5000万ヘクタールに広がり、「魔女の雑草」として恐れられている。

種は土中で休眠し、除草剤も効かないが、作物の根から出る「ストリゴラクトン」という分子を検知して発芽し、寄生して枯死させる。宿主がないと枯れるため、
作物を植える前に発芽させる方法も考えられたが、ストリゴラクトンの人工合成は難しく、有効な駆除方法は見つかっていない。

名古屋大トランスフォーマティブ生命分子研究所の土屋雄一朗特任准教授らは、ストリゴラクトンの構造を詳細に解析。
約1万2000種類の分子の中から、ストリゴラクトンとは別の発芽させる分子を発見した。
0130実名攻撃大好きKITTY
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2018/12/17(月) 04:26:45.99ID:lTfklOBv0
クロスワードや数独といったパズルを解いても知力低下は防げないかもしれないと、英国発の最新研究が示唆している。

加齢に伴う脳の働きについて「使わなければ失う」という考えは、これまで幅広く受け入れられてきた。
しかし、スコットランド・アバディーン王立病院のロジャー・スタッフ氏およびアバディーン大学の共同研究によると、パズルに知力低下を防ぐ効果はないという。
その一方で、人生を通じて日常的に知的活動を続ければ、知能が向上し、加齢などでいずれ知能が低下するにしても低下の出発点を高めに保てるかもしれないと、研究チームは提示している。

「知的活動を続けるだけでなく、肉体的に健康なこと、健康的でバランスの取れた食事をとること、喫煙せず、アルコール摂取量を基準値以内に収め、体重とコレステロール値、血圧をチェックし続けることが、歳をとっても脳を健康に保つ秘訣だ」
0131実名攻撃大好きKITTY
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2018/12/17(月) 10:09:06.49ID:lTfklOBv0
・超電導は電気抵抗がゼロになるとともに、ピンどめ効果を与えるなど応用範囲は広いが、低温下でしか実現できていない
・高圧の水素化ランタンによって、-23℃での高温での超電導を達成したとの主張
・論文の査読や、追試による検証はまだだが、今現在の最高温度を達成した研究者によるもので信憑性は高い

ドイツの科学者たちが、高温超伝導の新記録を達成したと主張しています。プレプリントサーバの“ArXiv”で発表された論文によると、
250Kつまり-23℃での史上最も高い温度での、電気抵抗ゼロが達成されました。

まだ他の研究者による確認は取れていませんが、この主張は現実味があります。というのも、
発表したのがマックスプランク研究所の物理学者ミカイル・エルメッツ氏で、2014年に203Kの高温超電導を達成したその人だからです。

1911年に初めて発見された超電導は、なんとも奇妙な現象です。通常、導体を流れる電流には抵抗がかかり、流れるほどにロスが増えます。
しかし、ある種の材料を冷やしていくと奇妙なことが起こります。電気抵抗がゼロになり、電流は抵抗無しで動けるようになるのです。

もし、電気抵抗ゼロ、かつマイスナー効果と呼ばれる効果も持つ場合、それは超電導と呼ばれます。マイスナー効果とは、磁場が浸透しなくなると同時に、
内部にあった磁場が排出される現象です。ピンどめ効果を持つため、浮遊した磁性体のイメージとして一般に知られています。

科学者たちにとって、常温での超電導を達成することは悲願です。もし達成できれば、応用範囲は広く、社会を変えるだけのインパクトがあります。
世界中の科学者たちが、この課題に取り組み、最高温度を記録したことを報告しては、再現性が確認されずに失敗するということが繰り返されています。

新たな研究では、水素化ランタンが使われました。170ギガパスカルの圧力がかけられています。今年はじめの報告では、
この物質で-58.15℃の超電導を達成したとされています。それからわずか数ヶ月でその温度を35℃も上げたというのです。

この新しい記録である-23℃は、冬の北極点の平均気温の半分です。この達成により、常温超電導へ一歩近づいたことになります。
0132実名攻撃大好きKITTY
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2018/12/20(木) 04:45:04.97ID:ySGQpeT+0
(CNN) 成長した農作物の遺伝子を組み替える新たなバイオテクノロジーについての米軍の研究プロジェクトに対し、一部の科学者から懸念の声が上がっている。
研究資金を出す「国防高等研究計画局(DARPA)」は、プログラムの狙いは食料供給の安全性を確保することだと説明する。

だが、このプロジェクトは「敵対的な目的のための生物学的因子や、その運搬手段を開発する取り組み」と受け止められかねず、生物兵器禁止条約違反に当たる可能性がある――。
独マックス・プランク進化生物学研究所の遺伝学者、ガイ・リーブス氏らは米科学誌サイエンスの論説でそう指摘する。

物議を醸している「運搬手段」というのは虫のことだ。特に、農作物の遺伝子を編集する能力を持つウイルスに感染した虫のことを指している。
この「インセクト・アライズ・プログラム」は突き詰めて言うと、遺伝子組み換えのプロセスを加速させることを狙いとしている。

遺伝子組み換え食品をつくる際には通常、農学者が実験室内で種子の染色体にDNA改変を施す。組み替えられた遺伝子は、成長した植物の新たな形質として発現する。
これは遺伝子の垂直伝播(でんぱ)として知られる現象で、新たな形質が次世代に受け継がれていくことから呼び名が付いた。

一方、DARPAのプロジェクトでは「水平的、環境的な遺伝子改変因子」を利用。虫などが遺伝子組み換えエージェントの役割を果たしている。
染色体の遺伝子を編集する能力を持たせたウイルスを虫が運ぶ仕組みで、疾病や干ばつに対する作物の耐性を高めることが目的だ。
リーブス氏らの視点からすると、水平的遺伝子改変の因子を生態系内に拡散することの意味合いは「深刻」で、特に虫を使った運搬システムの場合はなおさらだ。

論説では「どの植物や土地が遺伝子組み換えウイルスに感染したのか、常に確定できるとは限らない(虫の動きや農作物のウイルス感染のしやすさには不確実性が伴わざるを得ないため)」と指摘。
さらに、こうしたバイオテクノロジーは単純化され、作物種への伝染が極めて容易な「新手の生物兵器」を生み出すのに利用されかねない、言い換えれば、農作物を根絶する攻撃に使われかねないと警告している。
0133実名攻撃大好きKITTY
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2018/12/21(金) 09:17:24.63ID:jZbhLIYr0
逃げる相手を襲って食べるタイプの魚には右利き、左利きの別が生まれる――。

アフリカのタンガニーカ湖やマラウイ湖にすむシクリッドという魚の仲間を調べている富山大学の竹内勇一(たけうち ゆういち)助教らの研究グループが、こんな仮説を主張している。

竹内さんら富山大学、愛媛大学、龍谷大学、名古屋大学、マラウイ大学の国際研究グループは、マラウイ湖にいるシクリッドの一種を調べた。体長が10センチメートルほどのこの淡水魚は、他の魚の背後から忍び寄り、ひれを食いちぎって餌にする。
「ゲンヨクロミス・メント」という学名がついているのだが、ここから先は「ヒレ食魚」とよぶことにしよう。そのヒレ食魚をマラウイ湖で採取し、餌をとるときの動きを水槽で高速度カメラなどを使って観察した。

ヒレ食魚を泳がせている水槽に餌の金魚を入れると、ヒレ食魚は水槽の底をはうようにゆっくりと背後から忍び寄っていく。そして、金魚の尾びれにそっと近づき、頭を少し傾けて素早くかみつく。
このとき、頭を左右どちらの向きに傾けるか、尾びれの右側からかみつくか左側からかみつくかがほぼ決まっている個体が多い。これが、ヒレ食魚の捕食行動にみられる「右利き」「左利き」だ。

餌をとる際の動きには、ウロコを食べるピラニアの仲間、エビを食べるシクリッド、魚食性のブラックバスなどでも「右利き」「左利き」が報告されているという。
そして竹内さんらが調べたウロコ食とヒレ食のシクリッド。食いつかれる相手も素早く逃げようとするから、それを餌にする側にも特別な工夫が必要になる。

冒頭の「逃げる相手を襲って食べるタイプの魚には右利き、左利きの別が生まれる」という仮説は、その特別な工夫を指している。
動物は、左右の両利きより左利き、右利きに特化したほうが、運動のパフォーマンスは上がるといわれている。

動物の「右利き」「左利き」については、まだよくわかっていないことが多い。「利き」のしくみは、脊椎動物で共通している可能性もあるという。
0134実名攻撃大好きKITTY
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2018/12/22(土) 06:41:14.37ID:eNn+kMOW0
アステカ帝国を征服したスペイン人コルテス、意図的に船を沈めた証拠か

500年前、スペイン人エルナン・コルテスは現在のメキシコにあったアステカ帝国を征服した。その際、スペイン艦隊の船は海に沈んだとされるが、詳細は謎に包まれている。

だがこのほど、新たに魅力的な手掛かりが見つかった。「コルテスの失われた船」(Lost Ships of Cort??s)と名づけたプロジェクトを進める海洋考古学者の国際チームが、16世紀のものと見られる錨をメキシコ湾で発見したのだ。
見つかったのは鉄製の錨で、16世紀初頭のヨーロッパの船に備えられたものと、型が一致する。現在のベラクルスの町から80キロほど北にある、1519年にコルテスが植民地を置いたビリャ・リカ・デ・ラ・ベラ・クルスの海岸沖に眠っていた。
現時点では、この錨が悪名高い征服者の船に装備されていたとは断言できないものの、コルテスの艦隊が海に沈んだ場所を示す初の説得力ある手がかりと言える。

「コルテスの到来とメキシコ征服は歴史を変えました」と、考古学者のクリストファー・ホレル氏は語る。米テキサス州立大学の研究員であるホレル氏はナショナル ジオグラフィックの助成を受け、
プロジェクトの共同責任者を務めている。「新世界と旧世界の運命を変えた一連の出来事の発端を作ったのが、これらの船団です。見つけられれば、途方もない発見となるでしょう」
0135実名攻撃大好きKITTY
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2018/12/23(日) 05:30:58.45ID:tG/SEazz0
東北大学と東京大学のグループは、これまでにみつかっていない構造をした固体を発見した。

ある方向から見ると原子は結晶のように規則正しく並んでいるが、別の方向から見るとバラバラだった。新しい材料開発につながる成果だという。

固体ではダイヤモンドのように原子が周期的に規則正しく並ぶ「結晶」と、ガラスのようにランダムに並ぶ「アモルファス」、周期的ではないが規則正しく並んだ「準結晶」の3つの状態が知られている。
今回観察した固体はどれにも属さず、幾原雄一東北大教授は「第4の固体だ」と唱えている。
幾原教授らは半導体の製造で使う加工技術を用いて、酸化マグネシウムや酸化ネオジムで約20ナノ(ナノは10億分の1)メートルの薄い結晶の膜を作った。
数ナノメートル大の結晶と結晶の境界に、従来にない構造ができていることを見つけた。
結晶部分は絶縁体だがこの境界部分は半導体と、電気の通りやすさが変わっていた。電子顕微鏡で詳しく分析すると、境界部分は断面がゆがんだ多角形の柱を束ねたような構造をしていた。
電子の状態などを調べる理論的な検証から、安定した構造であることも分かった。

成果を英科学誌ネイチャー・マテリアルズ(電子版)に発表した。
0136実名攻撃大好きKITTY
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2018/12/23(日) 05:59:26.02ID:tG/SEazz0
(CNN) 高齢者が1週間に3回、ウォーキングをしたり自転車をこぐだけで、加齢に伴う思考力の低下を改善することができるという研究結果が、このほど医学誌に発表された。同時に食生活も改善すれば、脳の実行機能年齢は9歳も若返ると報告している。

この実験は米デューク大学のジェームズ・ブルーメンソール氏の研究チームが、心血管系疾患の原因となる高血圧などの症状をもつ大人160人を対象に、6カ月にわたって実施した。
被検者はいずれも運動をしたことがなく、意思決定の問題や記憶力や集中力の低下など認知機能に関連した症状が確認されていて、平均年齢は65歳、性別は女性が3分の2を占めていた。
認知症と診断された人や、運動のできない人は除外されている。

その結果、運動のみを行ったグループは運動しなかったグループに比べ、計画的に物事を遂行できる実行機能が大幅に改善した。

「コントロールされた有酸素活動は、たとえ短期間であっても、例えば料金の支払いなど自分のことを自分でこなす脳の領域に大きな影響を与えることができる」。
アルツハイマー予防に詳しいリチャード・アイザクソン氏はそう解説する。

ただし、記憶力についてはどのグループにも改善は見られなかった。これについてアイザクソン氏は、「ライフスタイルに介入すれば実行機能の改善は早い。
だが記憶力が反応するにはもっと時間がかかる」「もしこの研究を18カ月間続けていれば、記憶力も改善したはずだ」と話している。
0137実名攻撃大好きKITTY
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2018/12/24(月) 04:08:10.51ID:M3TWinSi0
「ウサギの遺伝子」を組み込んだ遺伝子組み換え観葉植物が、「空気中の発ガン性物質を大幅に除去する」ということを、ワシントン大学の研究者らが発見しました。

私たちが日常的に呼吸をしている空気の中にはホルムアルデヒドからクロロホルムまで、実にさまざまな有害物質が多く含まれています。
特に一般家庭の室内は多くの人々が集まるオフィスや学校の空気よりも汚染されていることがあり、家庭にとどまる時間の長い人は高いレベルの発ガン性物質にさらされているとのこと。
室内に漂う毒素は主に調理やシャワー、家具、喫煙などさまざまな要因から発生しており、人間が生活している以上空気の汚染をなくすことは不可能。室内に置かれる観葉植物はこれらの毒素を空気から取り除く役割を果たしていますが、
一般的な部屋からホルムアルデヒドを取り除くためには、およそ100平方フィート(約9平方メートル)あたり大きな観葉植物が2つ必要になると研究者らは計算しています。

そこでワシントン大学で都市・環境エンジニアリングについて研究しているStuart Strand教授らの研究チームは、「観葉植物に哺乳類が持つ解毒を行う酵素の遺伝子を組み込めば、植物の毒素除去作用が強化されるのではないか」と考えたそうです。
そこで研究チームが目を付けたのは哺乳類の肝臓で解毒を行うシトクロムP450の一種で、一般家庭の空気に含まれる多くの毒素を分解できる「CYP2E1」という酵素です。
研究チームは観葉植物として非常に人気の高いポトスに対し、ウサギから採取したCYP2E1遺伝子を組み込みました。そして成長したポトスをガラス容器に入れ、ベンゼンまたはクロロホルムガスをガラス容器内に注入したまま密閉しました。
対照実験のために、遺伝子組み換えを行っていない通常のポトスについても、同様に有毒ガスを入れた状態でガラス容器に密閉したとのこと。
密閉してから3日後、ウサギの遺伝子を組み込んだポトスが入った密閉容器内の有毒な化合物の濃度は劇的に低下し、およそ8日後までにはクロロホルムはほぼ検出されなくなりました。

Strand氏らは今回の結果を受け、哺乳類由来の解毒酵素遺伝子を組み込んだ観葉植物の空気清浄効果は、市販されている家庭用微粒子フィルターの空気清浄効果に匹敵するとしています。
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2018/12/29(土) 20:30:30.77ID:q3HrMPH90
宇宙誕生直後に発生した「原始重力波」をとらえる新観測装置「グランドバード」が、高エネルギー加速器研究機構(茨城県つくば市、KEK)で完成した。

回転しながら観測できるため、他の観測装置より広い範囲をカバーできる。来年1月にはスペイン領カナリア諸島に運ばれ、来春から観測を始める予定だ。

京都大大学院の田島治准教授によると、KEKや理化学研究所などが約2億5千万円で開発。装置は直径約2メートル、高さ約3メートルで、
内部に絶対零度近くに冷やした受信器がある。880個のセンサーで宇宙の微弱な電波の中に残る原始重力波の痕跡をとらえる。

回転しても、冷却用ガスなどを供給するケーブルがねじ切れない新機構を開発。3秒で1回転させることで、約10秒で起きる大気の揺らぎによる影響を除去できる。
一日で全天の半分と、従来の約20倍の範囲を一度に観測できる。
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2018/12/31(月) 12:56:24.30ID:uxqTlPE70
北海道大学の石山信雄博士研究員および国立環境研究所の先崎理之研究員らの研究グループは、道路を模した人工的な裸地上では、交通騒音によってニホンアマガエルの夜間の移動分散距離が短くなることを明らかにした。
交通騒音が、カエルなどの両生類の道路上での轢死(れきし)を助長している恐れを示す初めての実証データとなる。

都市や道路などで分断された生息地にすむ動物は、しばしば周囲の様々な土地利用を通過して近隣の生息地まで移動分散する。
近年、道路網の急速な発達に伴い、こうした動物の移動分散に対する交通騒音の影響が注目を集めてきたが、実証的な調査はこれまで行われていなかった。

研究グループは、都市に存在する3種類の土地利用(森林・草地・道路を模した人工的な裸地)について、各2か所の実験区を設置。アマガエル76個体を用いて、各実験区でスピーカーから交通騒音を流した場合と流さなかった場合の一晩あたりの移動距離を調べた。
その結果、森林と草地では交通騒音によるアマガエルの移動距離への影響は見られなかったが、人工的な裸地では移動距離が約30%短くなった。

これらの結果は、交通騒音による動物の移動分散への影響が土地利用ごとに異なること、道路のような質の低い裸地では、交通騒音が移動分散を阻害する可能性を示唆している。
とりわけ人工的な裸地での影響は、移動分散の遅延を意味することから、交通騒音が両生類の主要な減少要因の一つである道路上での轢死を助長している恐れがある。

今後は、実際の道路上での影響を検討し、さらに、道路上での交通騒音の低下が、轢死頻度の低下につながるか否かの直接検証が求められるとしている。
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2019/01/01(火) 04:37:07.13ID:+P0XpW680
大阪大学の大久保雄司助教らの研究グループは、フッ素樹脂である PTFE(テフロン)とシリコーン樹脂(PDMS)の強力接着を実現した。
さらに、その技術を応用して、「フッ素樹脂と金属」と「フッ素樹脂とガラス」を接着剤なしで強力に接着する技術を世界で初めて開発した。

これまでは、薬剤を使用してフッ素樹脂の接着性を向上させ、接着剤も使用してフッ素樹脂と金属、フッ素樹脂とガラスを接着していた。
しかし、金属ナトリウムを含む薬剤は作業者や環境に有害で、接着剤の使用による揮発性有機化合物(VOC)の問題もあり、安全性が重視される医療分野や食品分野ではその利用が懸念されていた。

研究グループは、高分子材料の表面に大気圧プラズマを照射し、表面を活性化して異種材料同士の接着性を向上させる研究に取り組んできた。これまでにフッ素樹脂と未加硫ゴムとの間で、
フッ素樹脂側のみにプラズマ処理を行って強力接着を実現していたが、今回は加硫済ゴムであるシリコーン樹脂にもプラズマ処理することで、フッ素樹脂とシリコーン樹脂の強力接着を実現した。

さらに、プラズマ処理したシリコーン樹脂を金属やガラスと強力接着させる従来技術と、加熱しながらの(熱アシスト)プラズマ処理とを組み合わせることにより、
両面をプラズマ処理したシリコーン樹脂を介して「フッ素樹脂と金属」、「フッ素樹脂とガラス」の強力接着を実現した。

今回開発した技術は接着剤レスのため、VOC低減(低環境負荷、シックハウス症候群の防止)、医療・食品分野での応用が期待される。
また、銅・ステンレス・ガラス以外の無機材料にも適用可能であるため、様々な材料のマルチマテリアル化に貢献できる可能性がある。
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2019/01/03(木) 06:53:29.14ID:YRde6WJk0
インドの企業や政府が、人工知能(AI)に対して並々ならぬ関心を抱いており、国家規模でAIの研究開発を推進しようとしている。
現在のインドにはそのための才能も基盤も極めて乏しいが、多様性に富む文化を擁するインドがAIに投資することは、AI分野全体の発展にとっても有意義だろう。

人工知能(AI)を使って才能と仕事を結びつける企業、アスパイアリング・マインズ(Aspiring Minds)のヴァルン・アガルワルCTO(最高技術責任者)は、2010年にインドの大学から2人のエンジニアを雇い、求職者の英会話力を自動的に評価する製品を開発させた。
約1年後、このエンジニアたちは心配そうな顔でアガルワルCTOのオフィスのドアを叩き、こう言った。「私たちはここでは機械学習をしていますが、友人たちは皆ソフトウェア工学をしています。私たちに未来はあるのでしょうか?」。

今や、事態は劇的に変化した。現在インドでは、エンジニアは皆、何らかの機械学習プロジェクトに関わりたいと言っている。ほとんどの企業で、自社のプロセスや製品にAIを組み込むように経営陣から指示が下っている。
機械学習やAIに対する興奮は、インド政府にも伝わっている。アルン・ジャイトレー財務相は今年の連邦予算についての演説で、AI研究開発を促進するために国家計画を立ち上げると発表した。

インドで新たに目覚めたAIへの関心は、根拠のない高揚感のようなものだ。現実性は乏しい。機械学習分野におけるインドの研究者の数も研究成果もまだ比較的少ない。
2015年から2017年にかけて開催されたAIに関する世界的な会議で、インドの研究者の貢献度は、米国の15分の1であり、中国の8分の1だ。
米国人工知能学会(Association for the Advancement of Artificial Intelligence、AAAI)の直近の会議で発表された論文の数は、米国の307編、中国の235編と比べ、インドは20編にすぎない。

インドの典型的なグローバル・ビジネスはこれまで、ITサービスやビジネス・プロセスのアウトソーシングを中心に展開してきた。
これらのビジネスはインドの人口学的ボーナス、すなわち基本的な数学、コンピュータ、プログラミングの訓練を受けた、英語を話せる多くの人口が支えている。
こうしたスキルを備えた労働力が、インドの低コストとともに、過去30年間にわたってこれらのサービス分野の成長を推進してきた。
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2019/01/05(土) 17:32:09.87ID:fO7ynyyP0
福井大学子どものこころの発達研究センターの友田明美教授とジョンミンヨン特命教授らは、ADHD(注意欠如・多動症)児の脳構造の解析に人工知能(AI)を導入し、ADHD児には特定の脳部位に特徴があることを高い精度で明らかにした。

ADHDは発達障害の1つで、発症に遺伝要因と脳発達要因があることが知られているものの、そのしくみはよく分かっていない。同グループはこれまでに、ADHD発症をめぐる遺伝的要因と脳発達要因を、
MRI(磁気共鳴画像法)による脳構造・ネットワークの把握によって解明しており、今回、AIを利用することで、脳画像データ診断とADHD児の遺伝的要因との関連を明らかにできると考えた。

検討の結果、脳の148領域のうち眼窩前頭皮質外側など16領域の皮質の厚み、11領域の皮質の面積にADHDの特徴が現れることが判明し、74〜79%の精度でADHDの識別が可能であることを見出した。

さらに、これらの脳部位のうち眼窩前頭皮質では、ADHDの要因の1つで、実行機能(作業記憶の苦手さ)に影響しているCOMT遺伝子の多型と脳構造との関連も確認できた。
また、国際的なデータベースで検証したところ、米国・中国のADHD児でも73%の精度で農部位の特徴が確認され、国際的にも応用できる可能性が示唆された。

この検査手法は、測定時間が5分以内と短く、検査中に特定の課題遂行が不要で、被験者への負担が少ない。
今後「MRI撮影により脳科学的にADHDの診断ができる」ことが期待される。
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2019/01/06(日) 11:18:34.42ID:otkpaE7j0
国立大学の再編に続き私大にも再編が求められているCHRISTMASグループとは大学の伝統、実力、実績、偏差値の総合ランキングからC:中央、H:法政、R:立教、I:ICU、S:上智、T:東京理科、M:明治、A:青山学院の早慶に次ぐ私立大学群。
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2019/01/07(月) 22:11:15.38ID:9/3tzgi50
人工知能(AI)は非常に幅広い概念であり、その定義は絶えず進化している。どんなアルゴリズムでも、コンピューター・プログラムでも、十把ひとからげにAIと呼ばれてしまうこともしばしばだ。
現時点でAIと呼ばれているものは何なのか、究極的に何を目指しているのか考えてみた。

厳密に言うと、人工知能(AI)とは何だろうか。基本的な質問に思えるかもしれないが、その答えは多少複雑だ。

もっとも広義には、AIは、自ら学習して、推論し、行動できる機械を指す。そうした機械は、新たな状況に直面しても、人間や動物と同じように自ら決断を下すことができる。

現在人々がよく耳にするAIの進歩やAIの応用といったことのほとんどは、機械学習というアルゴリズムのカテゴリーを指している。こうしたアルゴリズム は、統計的手法を用いて、莫大な量のデータからパターンを発見する。
そうして発見したパターンを使って予測をする。たとえば、あなたがネットフリックスのどの番組を気に入るかとか、あなたがアレクサ(Alexa)に話しかけたとき、
その話は何を意味しているのかとか、核磁気共鳴画像(MRI)に基づいてがんに罹患しているかどうか、といったことを予測するのだ。

機械学習とその一部である深層学習(これは基本的には強化型機械学習のことである)は信じられないほど強力であり、多くの主要なブレークスルーの基盤になっている。そうしたブレークスルーには、
顔認識や、 非常に本物に近い画像や声の合成、複雑なゲームである囲碁で人間のチャンピオンを打ち負かしてしまうプログラム「アルファ碁(AlphaGo)」などがある。
しかし、これもあり得るべきAIのほんの一部分でしかない。

大きな構想としては、人間の知能を模した、「汎用人工知能」ないし「AGI(artificial general intelligence)」と呼ばれるものの開発が挙げられる。
専門家の中には、十分なデータを用いた機械学習と深層学習によって、いずれはAGIに到達できると考える者もいる。

しかし、大部分の専門家は、AGIに至るには未解明の部分が大きく、まだまだ遥か先のことになると考えている。AIは囲碁をマスターしたかもしれないが、その他の面では今でも幼児よりはるかに能力が劣っている。
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2019/01/08(火) 23:46:45.34ID:q3DX0rAd0
2017-2018 「本当に強い大学」総合ランキング <東洋経済>
<教育・研究力><就職力><財務力><国際力>の総合力

01位:東京大学
02位:早稲田大
03位:慶應義塾
04位:京都大学
05位:東北大学
06位:大阪大学
07位:上智大学
08位:名古屋大
09位:九州大学
10位:豊田工業
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2019/01/09(水) 06:14:52.71ID:80Afj8O40
理化学研究所(理研)開拓研究本部伊藤ナノ医工学研究室の上田一樹研究員、伊藤嘉浩主任研究員らの研究グループは、両親媒性ポリペプチドでナノサイズの筒状構造体を作製し、その中に抗がん剤を入れ、
筒の両端を半球でキャップした「魚雷型ナノカプセル」を開発しました。

本研究成果は、がん治療をはじめとするさまざまな薬剤体内輸送用カプセルや細胞内への核酸輸送用カプセルとしての応用が期待できます。

アスペクト比[2]を持ったロッド状材料は、高い血中滞留性や細胞内輸送性、細胞内でのエンドソーム[3]脱出性を示すことなどが報告されており、ロッド状のカプセル開発が期待されていました。
しかし、ナノサイズでロッド状の中空構造体を作ることは困難であり、これまで達成されていませんでした。

今回、研究グループは、両親媒性ポリペプチドで形成される筒状構造体の存在下で、球状構造体を作る両親媒性ポリペプチドを自己集合化させることで、ロッド状の魚雷型ナノカプセルの作製に成功しました。
サイズは筒状構造体と球状構造体に由来しており、筒状構造体の部分は加熱によって伸長させることができ、さまざまな長さのナノカプセルを調製できます。
また、この魚雷型ナノカプセルは、球状カプセルと比較して、細胞内に素早く多量に取り込まれやすいことを示しました。
さらに、抗がん剤を内包して担がんマウスに注射することで、腫瘍患部へ素早く薬剤を輸送し、抗がん効果を発揮させることにも成功しました。

本研究は、米国の国際科学雑誌『ACS Nano』掲載に先立ち、オンライン版(1月4日付け)に掲載されました。

これまでにも、アスペクト比を持つロッド状の材料が、球状の材料とは異なる組織集積を示すことが報告されています。
本研究で開発した「魚雷型ナノカプセル」を用いることで、従来の球状カプセルでは困難であった、がん治療をはじめとするさまざまな薬剤体内輸送用カプセルや細胞内への核酸輸送用カプセルとしての応用が期待できます。
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2019/01/10(木) 19:45:20.39ID:xLq7Mxs00
IBMは、科学やビジネスでの利用を目的として設計された汎用近似超伝導量子コンピューティング統合システム「IBM Q System One」を開発したこと、
ならびに2019年後半に米ニューヨーク州ポキプシーに企業顧客向け「IBM Q Quantum Computation Center」を開設する計画を発表した。

IBM Q System Oneは厚さ約1.3cmのガラスを使った全辺約2.7mのケースが採用されており、ダウンタイムを最小限に抑えながらシステムのメンテナンスとアップグレードの作業を簡素化するために設計された
「ロト・トランスレーション(roto-translation)」と呼ばれる、2つの転位軸を中心とするモーター駆動の回転によって開く、密閉された高気密の筐体を形成しているという。

また、一連の独立したアルミニウムとスチール製のフレームがシステムの低温保持装置、制御電子回路、外装ケーシングを1つにまとめながらも分離する役割を果たし、
「位相ジッター」や量子ビットのデコヒーレンスにつながる可能性のある振動干渉を回避する役割を担うとしている。

連携して動作するよう最適化された統合アーキテクチャに複数のコンポーネントを組み込む従来型のコンピュータと同様のアプローチを、IBM Q System Oneでは採用しているとIBMでは説明しており、
すでに利用可能な先端のクラウド・ベース量子コンピューティング・プログラムとして連携して機能する、以下のような複数のカスタム・コンポーネントで構成されているとする。

・再現性を持つ予測可能な良質の量子ビットを生成できる、安定性と自動較正機能を備えた量子ハードウェア
・継続的に低温の分離された量子環境をつくり出す超低温工学技術
・大量の量子ビットを精密に制御するためのコンパクトなフォーム・ファクターを採用した高精度エレクトロニクス
・システムの正常性を管理し、ダウンタイムを発生させることなくシステムをアップグレードできる、量子ファームウェア
・安全なクラウド・アクセスと、量子アルゴリズムのハイブリッドな実行環境を提供する従来型のコンピューティング
0148実名攻撃大好きKITTY
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2019/01/11(金) 04:20:01.74ID:2ESppzFX0
中部大学や富山大学、きのこメーカーの雪国まいたけなどの研究グループが、マイタケがノロウイルスの感染症に有効だということを突き止めた。

マイタケを食べることで免疫力が高まり、体内のウイルスが減ることをマウスによる動物実験で確認。人間でも発症抑制や早期回復が期待できるという。
子どもや高齢者らに食べてもらうことで、感染症の流行を抑えられるとしている。

ノロウイルスは、食中毒を引き起こし、冬に流行することが多い。感染力が強く、高齢者では重症化することが多い。
ワクチン開発が難しく、病院や学校、調理施設などでの対策は手洗いやうがい、食品の加熱処理などが主体となっている。

研究グループは、マウスに1日当たり5ミリグラムの乾燥マイタケを与え、1週間後にノロウイルスを接種した。その後もマイタケを食べさせ続けると、
ふん中のウイルスが減り、腸内のウイルスも早期に消えた。マウスの免疫機能が低下した時に、再びウイルスの数が増える効果も確認できた。

マウスを使った実験は、人間と近い結果が得られるという。マウスが食べた量は、人間に換算すると乾燥していないマイタケ数グラムにとどまり、無理なく食べられる量だとしている。

研究グループは今後、詳しいメカニズムを解明する考え。同社は「ウイルスが体内から早く消えるので、流行の抑制につながる。
子どもや高齢者はもちろん、デイサービス施設といった施設の職員にも予防的に食べてもらえれば、食中毒のリスク軽減に有効ではないか」と強調する。
0149実名攻撃大好きKITTY
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2019/01/12(土) 05:47:49.72ID:G16JOm+F0
人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から特殊な免疫細胞を作り、顔や首にできる「頭頸部とうけいぶがん」の患者に投与する臨床試験(治験)を理化学研究所と千葉大学のチームが年内にも始める計画であることがわかった。

免疫力を高めてがん細胞の縮小を目指す治療法で、iPS細胞を使ったがん治療の治験は国内では例がないという。

頭頸部がんは、鼻や口、喉、あご、耳などにできるがんの総称で、日本ではがん全体の5%程度を占める。

治験を計画しているのは、理研生命医科学研究センターの古関明彦・副センター長、岡本美孝・千葉大教授(頭頸部腫瘍学)らのチーム。

計画では、健康な人のiPS細胞から、免疫細胞の一種「ナチュラルキラーT(NKT)細胞」を作製。この細胞をがん患部につながる血管に注入する。

対象は手術などが困難な再発患者3人。最初に3000万個を注入し、副作用などを見ながら細胞数を変えて計3回投与する。2年かけて安全性や効果を調べる予定。
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2019/01/14(月) 01:25:52.13ID:QlnX436O0
東京大学の研究グループは、細胞が遺伝子のコピー数を数え安定数を維持する仕組みを持っていることを初めて明らかにした。

生物は、さまざまなタンパク質を合成することで細胞の機能を維持している。そのため、タンパク質合成を担うリボゾームを大量に安定供給しなければならない。

リボゾームはタンパク質とリボゾームRNAから構成され、多量のリボゾームRNAの供給には、それをコードするリボゾームRNA遺伝子が同じ遺伝子の反復(リピート)遺伝子として安定に保持される必要がある。
しかし、リピート遺伝子は減少しやすい性質を持っているため、細胞がリボゾームRNA遺伝子のコピー数をどのように一定に保っているのかは長い間謎だった。

本研究グループは、Sir2タンパク質の量がリボゾームRNA遺伝子のコピー数に応答して変化する点に着目した。
通常、Sir2はリボゾームRNA遺伝子のリピート内の増幅機構を抑えてリピートを一定に保っているが、RNA遺伝子のコピー数が減少すると、SIR2遺伝子の発現が抑制されるという。

この発現調節機構を詳細に解析した結果、UAFという因子がリボゾームRNA遺伝子のコピー数を数える役割を持ち、コピー数の減少に応じてSir2の量を抑える機能を持っていることを発見した。
Sir2の量が減少すると、抑えられていたRNA遺伝子の増幅機構が“ON”となってコピー数の回復が促され、コピー数が十分に回復するとSIR2遺伝子の抑制が解除され、再び十分な量のSir2が供給されることでコピー数が一定に保たれるというしくみだ。

リボゾームRNA遺伝子のコピー数は、細胞の老化やがん化によって変動することが知られている。
本成果は細胞がリボゾームRNA遺伝子を安定に維持する機構を解明したもので、将来的にこれらの予防と治療に繋がると期待される。
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2019/01/15(火) 06:52:07.42ID:E8gkWj3i0
サイト「Vouchercloud」がノーベル賞受賞者数と国民の平均IQ、学校の成績といった3つの評価基準で評価した国のランキングで、日本が首位に輝いた。

日本は学校の成績では5位、ノーベル賞受賞者数と平均IQで6位を占めた。

ロシアは6位だった。ノーベル賞受賞者数ではロシアは8位に入り、学校の成績では6位となった。国民の平均IQではロシアは32位だった。

ランキング上位5カ国はうえから順に日本、スイス、中国、アメリカ、オランダとなった。
0152実名攻撃大好きKITTY
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2019/01/16(水) 07:40:18.49ID:OtxVQtQK0
京都大学の小川誠司教授らを中心とする研究チームは、食道がんが高度の飲酒歴と喫煙歴を有する人に好発することに着目し、一見正常な食道に生じている遺伝子変異を、最新の遺伝子解析技術で詳細に解析し、
がんが高齢者で発症するメカニズムの一端を解明することに成功した。

研究成果は、国際科学誌「Nature」にオンライン掲載された。

がんの70%は65歳以上の高齢者に発症するが、その理由ははっきりしない。また、喫煙や飲酒といった生活習慣ががんの発症に関係することもよく知られているが、
これらの因子が加齢と関連してどのようにがんの発症に関わるかについても解明は進んでいない。

研究グループは、様々な年齢、喫煙歴・飲酒歴を有する被験者から内視鏡下で食道の上皮を採取し、次世代シーケンサーを用いて解析した。

その結果、食道上皮は、食道がんで頻繁に認められる遺伝子の変異を獲得した細胞が、加齢とともに徐々に増えていき、70歳を超える高齢者では全食道面積の40〜80%がこのような細胞で置き換わることがわかった。

こうした食道上皮の異常な細胞による「再構築」は、すでに乳児の時期から始まっており、全ての健常人で例外なく認められたが、高度の飲酒と喫煙歴のある人では、この過程が強く促進され、
しかも、がんで最も高頻度に異常が認められるTP53遺伝子や染色体に異常を有する細胞の割合が顕著に増加することが明らかになった。

これらの結果は、なぜがんが高齢者に好発するのか、また、それがどのようにして飲酒や喫煙といったリスクによって促進されるのかについて、重要な手がかりを与えるものと期待される。
0153実名攻撃大好きKITTY
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2019/01/20(日) 16:05:01.74ID:dFBYGR/M0
どんなに静かな日でも、この世界は音に満ちている。鳥のさえずり、風にそよぐ木の葉、忙しく働く虫の羽音。捕食者と獲物は、どちらも互いの存在に耳を澄ます。

音は生命にとって、またその生き残りにとって、とても基本的な要素だ。そこで、イスラエルにあるテルアビブ大学の研究者リラク・ハダニー氏は疑問に思った。

「音を感知できるのは動物だけなのだろうか?植物も感知できるとしたら?」 

この仮説を検証した結果が、論文投稿するサイト「BioRxiv」に発表された。それによると、少なくともこの実験では、植物には音を聞く能力があるという結果が出た。それは植物の進化に有利に働く能力だった。

ハダニー氏の研究チームがマツヨイグサ属の花(Oenothera drummondii)を使って実験したところ、花粉を媒介するハチの羽の振動を感じ取ってから数分のうちに、
蜜の糖度が一時的に高くなったことがわかった。つまり、花が耳の役割をもち、ハチの羽音の特定の周波数だけを拾って、風などの関係ない音を無視していた。

進化論者として、ハダニー氏は音が自然界の普遍的な資源であることに気が付いた。そうであれば、植物が音を利用しないのは、資源を無駄にしていることになる。

動物と同じように植物も音を聞き、それに反応する能力を備えていれば、自分の遺伝子を後世に残す確率を上げられるはずだ。
0154実名攻撃大好きKITTY
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2019/01/20(日) 16:05:51.96ID:dFBYGR/M0
植物にとって、授粉は繁殖のカギを握っている。そこで、ハダニー氏らはまず花を研究することにした。

テルアビブのビーチや公園に自生するマツヨイグサを研究対象に選んだのは、開花期間が長く、計測可能な量の蜜を生産するためだ。

研究チームは、マツヨイグサに5種類の音を聞かせた。無音、録音したミツバチの羽音、コンピューターで生成した低周波音、中周波音、そして高周波音だ。

すると、振動を防ぐガラス瓶に入れられて無音の状態にさらされた花は、蜜の糖度に目立った変化を起こさなかった。
高周波音(15万8000〜16万ヘルツ)と中周波音(3万4000〜3万5000ヘルツ)を聞かされた植物にも変化はなかった。

ところが、ハチの羽音(200〜500ヘルツにピーク)と、それと似た低周波音(50〜1000ヘルツ)を聞かされた植物は、音を聞かされてから3分以内に、12〜17%だった蜜の糖度を20%まで上昇させた。
蜜が甘くなれば花粉を媒介する昆虫を多く引き寄せ、授粉の成功率を高めるのだろうと、研究チームは考えている。

実際、野外での観察でも、いちど花粉媒介者が訪れた花に次の花粉媒介者が近づく確率は、6分以内で9倍以上高くなることを彼らは確かめた。
「仮説通りの結果が出たときには、とても驚きました」と、ハダニー氏はいう。

「条件や季節を変えて、室内と室外で育った植物の両方で実験を繰り返した後、私たちはこの研究結果に自信を持っています」
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2019/01/21(月) 19:34:37.08ID:ck/kvHB50
欧州原子核研究機構(CERN)が超大型加速器の建造を目指す。スイスのジュネーブ近郊にある素粒子物理学を研究するCERNは、大型ハドロン衝突型加速器(LHC)に代わる、新たな加速器の建造計画を明らかにした。

CERNはLHCの4倍の大きさを持つ次世代円形衝突型加速器(FCC:Future Circular Collider)の設計報告書を公開した。
加速器は粒子をループ内に驚異的な速度で送り込み、粒子同士を衝突させて発生する放射性降下物を研究者が分析できるようにする機器である。
今回明らかになったFCCの設計は全長約100キロメートル。最大出力時にはLHCの10倍のエネルギーで粒子を衝突させられる。

LHCの最大の成果は、すべての物質に質量を与えるという、かつては理論上の粒子だったヒッグス粒子の発見だった(ニューヨーク・タイムズ紙のアニメーションがとても分かりやすく示している)。
CERNの物理学者たちは、FCCによってヒッグス粒子の性質をより詳しく調査できると期待している。それだけではなく、FCCは未知なる物理学の扉を開き、
宇宙に関していまだ答えの出ていない大きな疑問(暗黒物質は何からできているのか、なぜ物質よりも反物質が存在するのかといった、現在では見当も付かないこと)の解決にも貢献するだろう。
最大の問題は、物理学の「標準モデル」では宇宙をうまく説明できないことだ(たとえば、重力をうまく説明できない)。だが、今のところLHCは代替モデルのヒントを案出できていない。

FCCに関する今回の報告書によると、FCCには過去5年間で150を超える大学から1300人以上が関わっている。
FCCの計画が順調に進めば、2040年までには運用が開始されることになる。トンネルの建造コストは57億ドルになると推定されている。
さらに、初期加速器に46億ドル(レプトンと呼ばれる粒子を衝突させる)、陽子を衝突させるための最終加速器に170億ドルが必要になるという。

CERNのファビオラ・ジャノッティ所長は声明で次のように述べている。

「今回のFCCのコンセプチュアルな設計報告はすばらしい成果です。物理学の根本的な知識が向上し、多くの科学技術者の進歩に貢献し、社会に広く影響を与えるFCCの非常に大きな可能性を示すものです」。
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2019/01/23(水) 05:51:11.73ID:6amjLHwQ0
産業技術総合研究所の研究グループは、浜松医科大学、名古屋工業大学、東京農業大学と共同でシオカラトンボが分泌する紫外線反射ワックスの主成分を同定。
ワックスを化学合成し紫外線反射能と撥水性を実現した。

地球上のさまざまな動物や植物は体表で紫外線を反射する。これは視覚によるコミュニケーションや紫外線からの防御に重要とされる。
しかし、紫外線反射物質の化学組成や紫外線反射構造の産生に関わる遺伝子に関しては不明点が多かった。研究グループは今回、シオカラトンボの成熟オスが分泌する紫外線反射ワックスの研究に取り組んだ。

その結果、主成分は3種類の極長鎖メチルケトンと4種類の極長鎖アルデヒドと判明。このような主成分のワックスは他の生物には見られず、シオカラトンボに特殊な組成であった。
また、近縁種の分析によりワックスの成分と反射率はトンボの種や雌雄、腹部の領域によって異なっていた。日向で活動する種ほど紫外線反射率が大きい傾向があり、生息環境や行動との関連性が見られた。

また、極長鎖メチルケトンを化学合成して再結晶化させると、トンボの体表面とよく似た微細構造が自己組織的に生じ、強い紫外線反射能や撥水性が再現された。
さらに、解析によりワックス産生に強い相関のあるELOVL17遺伝子を半成熟オスの腹部背側で同定。
この遺伝子は極長鎖脂肪酸の合成に関わる遺伝子ファミリーに属しており、紫外線反射ワックス合成を担う遺伝子の有力候補と考えられる。

紫外線反射ワックスは将来的に生物由来の新素材として利用できる可能性がある。
今後は、安定性や抗菌性などを含めたシオカラトンボの紫外線反射ワックスの生態学的特徴を詳細に調べるとしている。
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2019/01/24(木) 06:40:13.89ID:Owpqd2bl0
水星内部のダイナモ作用のシミュレーション研究から、水星磁場の「棒磁石」が中心から北にずれている理由が解明された。
中心核内部の磁場が自己調整機構によって対流をコントロールすることで、自発的に生成・維持されているという。

2008年、NASAの水星探査機「メッセンジャー」の観測により、水星が地球のような固有磁場を持つことが明らかになった。
大規模な固有磁場は、水星内部の中心核のダイナモ作用によって磁場が作られている証拠となるため、この発見は水星の起源および進化を明らかにするうえで重要な成果であった。

さらにその後の観測から、水星磁場の双極子(棒磁石)が北に大きくずれていることもわかった。地球磁場では、双極子はほぼ地球の中心にある。
この双極子のずれはメッセンジャーの観測成果の中でも屈指の重要な発見といわれるが、その原因は一切明らかになっていない。

九州大学の高橋太さん、東京大学地震研究所の清水久芳准さん、東京工業大学理学院の綱川秀夫さんたちの共同研究グループは、水星中心核の熱化学的状態を模した最新の実験や理論計算の結果をもとに、新たな水星内部構造モデルを作成した。

このモデルを「ダイナモモデル」に組み入れ、水星中心核の対流とそれに伴うダイナモ作用(天体が大規模な磁場を生成・維持するためのメカニズム)を数値的にシミュレーションしたところ、特定のモデルについて、
北にずれる双極子をはじめとする水星磁場の特徴を全て再現するシミュレーション結果が得られた。

さらに詳細な解析の結果、中心核の対流で作られた磁場が、電磁場中で運動する荷電粒子、電流に作用する力である「ローレンツ力」を通じて対流構造を調節することによって、
北にずれた双極子を自発的に生成・維持していることが明らかになった。研究グループでは、これを「自己調整」(self-regulation)と命名した。

地球磁場と水星磁場の相異を明らかにすることは、水星のみならず地球を理解することにもつながる重要な研究テーマだ。
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2019/01/25(金) 05:17:40.55ID:EV9fig3I0
大分大学は17日、人工知能(AI)を使って内視鏡手術を補助するソフトの検証実験に成功したと発表した。

これまで熟練外科医の経験で判断していた作業がAIによって視覚化できるようになることで、手術の安全性が高まると期待されている。大分大によると、世界でソフトの検証実験に成功した報告例はないという。

ソフト開発は日本医療研究開発機構(AMED)の「未来医療を実現する医療機器・システム開発事業」の一環で、大分大と福岡工業大、精密機器メーカーのオリンパスが共同で取り組んでいる。

内視鏡手術が最も普及している胆のう摘出手術で進めている。胆のう周辺は胆汁が通る管や臓器などが入り組んでいて、摘出手術では切除箇所を正確に判断することが求められる。
手術件数は国内で年間約12万件あり、その9割を内視鏡手術が占めている。
切除する箇所を間違え臓器を損傷させる事例は約600件(0・5%)発生し、そのうち半数は執刀医の判断ミスという。

開発には大分大や日本内視鏡外科学会が持つ約100症例、数万枚の手術画像をAIに入力し、胆のう周辺の臓器などの位置を学ばせた。12月に大分大病院で行った50代男性の胆のう摘出手術でソフトを使用したところ、正確に位置を判別したという。

実用化には国の認可が必要になるが、AIに画像を覚え込ませるノウハウを獲得したことで大きく前進した。今後は胃や大腸の手術のソフト開発につなげる予定。

会見した大分大医学部の猪股雅史教授は「来年中のソフト販売を目指して、まずは胆のう摘出手術でさらに検証実験を重ねて正確性を高めたい」と話した。 
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2019/01/25(金) 20:16:57.17ID:EV9fig3I0
億光年彼方で発生したガンマ線バーストのスペクトル解析や理論計算から、ガンマ線バーストを引き起こした極超新星に光速の30%以上もの高速成分が付随することなどが明らかになった。

極超新星が光速ジェットにより起こる爆発現象であるという理論を支持する成果である。

宇宙で最も高エネルギーの爆発現象であるガンマ線バースト(とくに継続時間が数秒以上のもの)は、太陽が100億年かけて放出するエネルギーを軽々と上回るほどの莫大なエネルギーが数秒〜数十秒程度の間に放出される。

そのうち一部のガンマ線バーストは、超新星を伴って現れることが知られている。そのような超新星には、高速膨張する超新星放出物質によって作られる性質が見られることから、通常の超新星の10倍以上の爆発エネルギーを持つ「極超新星」と解釈されている。

標準的なモデルでは、ここまで激しい超新星爆発を説明することができない。そのため、非常に高速で回転するなど特殊な条件を満たした星が、
一生の最期に中心部でブラックホールか非常に磁場の強い中性子星を形成し、それに伴って光速に近い速度のジェットが形成されるというモデルが提唱されている。

このモデルでは、ジェットのエネルギーの大部分が星全体を吹き飛ばすこと(極超新星の発生)に使われ、一部はほぼ光速に近い速度を保ったまま星を突き抜けてガンマ線を放出すること(ガンマ線バーストの発生)が示されている。

この仮説が正しければ、光速に近い速度のガンマ線バーストのジェット成分と光速の10%程度の速度を示す極超新星成分のほかに、光速の数十%程度の速度の「コクーン」(cocoon:繭)が存在すると予測されるが、これまでの極超新星の観測でコクーン成分は確認されていなかった。

京都大学の前田啓一さん、スペイン・アンダルシア天体物理学研究所のLuca Izzoさんたちの研究グループは、口径10mのスペイン・カナリア大望遠鏡と口径8mのチリ・VLT望遠鏡を用いて、可視光線波長におけるGRB 171205Aの詳細な追観測を即座に開始した。
すると、ジェットとは異なる、主に可視光線で光る成分が爆発直後から存在することが確認された。
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2019/01/26(土) 15:00:09.77ID:Wsn3z2nt0
数学の超難問「リーマン予想」を証明したと発表した、英エディンバラ大名誉教授のマイケル・アティヤ氏が、1月11日に亡くなった。

論文は撤回され、「証明」は幻に終わった。「英国でニュートン以来の偉大な数学者」とたたえられたアティヤ氏とは、どんな人だったのか。

アティヤ氏は1929年、英国・ロンドンで生まれた。公表された資料によると、幼少期は父の仕事の関係でスーダンで過ごし、16歳で英国に戻ってからは数学に没頭した。

数学者の妻と結婚し、プリンストン高等研究所やオックスフォード大などで教授を務めた。

専門は、図形や空間の性質を研究する幾何学やトポロジー。数学者として名声を勝ち取ったのは、1960年代に発表した「アティヤ=シンガーの指数定理」の証明だった。

解析学と幾何学という異なる体系同士を結びつける業績で、弦理論や量子論など物理への応用も広がった。「20世紀の数学の金字塔」と高く評され、超弦理論を先導するプリンストン高等研究所のエドワード・ウィッテン氏ら多くの物理学者に影響を与えた。

この業績でフィールズ賞(66年)やアーベル賞(2004年)などを受賞。サーの称号を与えられ、核廃絶をめざす世界の科学者が集まる「パグウォッシュ会議」の会長も務め、平和活動にも取り組んだ。

晩年は、世界最古の学会とされる英王立協会の会長などの要職を務めながらも、研究の意欲は衰えなかった。リーマン予想もその一つだった。
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2019/01/27(日) 02:08:20.45ID:CoQN9ytU0
ハーバー・ボッシュ法とは鉄を主体とした触媒上で水素と窒素を反応させ、アンモニアを生産する方法です。

1906年に開発されたこの方法は、1世紀以上が経過した現在でも肥料生産をはじめとするさまざまな工業プロセスに使用されており、21世紀の課題である食料とエネルギーの問題についても、救世主となり得るとされています。

ヨーロッパの肥料産業団体であるFertilizers Europeは、「Feeding Life 2030」という報告書の中で増加する世界の人口を養う食料を効率的に生産する問題と気候変動への取り組み、そしてエネルギーを生産および輸送する新しい方法について述べています。

小麦をはじめとする農作物を育てるためには、窒素分を含む肥料を十分に供給することが重要です。
ハーバー・ボッシュ法は窒素化合物であるアンモニアを工業的に、大規模に生産することが可能であり、世界中の人口を養うために必要不可欠な技術となっています。
Fertilizers Europeによると、窒素肥料によって生産された食料は世界人口のうち50%を養っているそうです。

しかし、ハーバー・ボッシュ法は大量のエネルギーを消費する手法でもあります。世界で消費されているエネルギーの2%はハーバー・ボッシュ法の反応に使用されており、世界の二酸化炭素排出量のうち1%を占めているとのこと。

そんな中、アンモニアを「風力や太陽光などの再生可能エネルギーを利用して生産した電力を保存する燃料電池」として利用する方法が、オーストラリアのモナッシュ大学で研究を行う化学者のDouglas MacFarlane氏によって考案されました。
再生可能エネルギーによって作った電気を用いて窒素ガスと水を反応させ、ガス化したアンモニアを発生させることで、電気エネルギーをアンモニアとして保存することが可能になるとのこと。

ガス化したアンモニアは簡単に冷やして液化することができ、液体燃料としての輸送も簡単だそうで、MacFarlane氏は「液体のアンモニアは液体のエネルギーのようなものです」と語っています。
オーストラリア政府は100億ドル(約1兆1000億円)規模の風力・太陽光発電施設を西オーストラリアに建設する計画を持っており、このプロジェクトで生産される9000MW(メガワット)ともいわれるエネルギーの一部が、アンモニアに変換される予定だそうです。
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2019/01/28(月) 06:33:00.85ID:AyGf5XNz0
48年前にアポロ14号で月面に着陸した飛行士が持ち帰った岩石のサンプルが、実際には地球由来のものであったとする研究論文が、このほど科学誌に掲載された。

彗星(すいせい)か小惑星が地球に衝突した衝撃で岩石が宇宙空間へと飛ばされ、偶然その先にあった月に激突したという。

当該の岩石には石英、長石、ジルコンといった鉱物が含まれている。これらは地球なら非常にありふれた鉱物だが、月の地質における含有量はあまり多くない。

また岩石が形成された温度や環境を分析したところ、月ではなく地球の特徴との関連を示す結果が得られた。岩石の結晶化は地球がまだ若かった40億〜41億年前に、地表から約20キロの深さで起こったという。

当時の地球には小惑星が複数回衝突していたことから、岩石は1度もしくは数度の衝突で地表に露出し、別の衝突によって大気圏外に弾き飛ばされたと考えられる。その後、現在の3分の1の距離にあった月にぶつかったと研究者らはみている。

月に激突した岩石は一部を溶解させながら月面下にめり込んだが、2600万年前の小惑星の衝突で再び月面に姿を現した。

今回の研究を主導した月の専門家、デービッド・クリング氏は、地球の岩石が宇宙空間へ飛び出して月に激突したとする分析結果について、地質学者の中には異論を唱える向きもあるだろうと認めつつ、
度重なる小惑星の衝突にさらされていた誕生直後の地球の状況を考慮すればそこまで驚くような話ではないとの見解を示した。
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2019/01/28(月) 06:54:24.25ID:AyGf5XNz0
行動・思考・記憶に影響を及ぼすアルツハイマー病に、世界で3000万人以上が悩まされています。その発症にはヘルペスウイルスの関与が疑われていますが、これとは別に、「歯周病菌」の関わりを主張する論文が学術誌・Science Advancesに掲載されました。

この論文は製薬会社・Cortexyme(コルテキシム)の共同創業者で精神科医のステファン・ドミニー氏や、大学院生としてアルツハイマー病を研究していたケイシー・リンチ氏らによって発表されたもの。

コルテキシムの研究チームはヨーロッパ、アメリカ、ニュージーランド、オーストラリアの研究所と協力して、死亡したアルツハイマー病患者の脳から歯周病菌ポルフィロモナス・ジンジバリス(P.ジンジバリス)が見つかるという従来からの報告内容を確認した上で、
存命のアルツハイマー病患者の脊髄分泌液からP,ジンジバリスのDNAを発見しました。さらに、54例のアルツハイマー病患者の脳のうち96%からP.ジンジバリスの生み出す有毒酵素「ジンジパイン」が見つかりました。

歯周病とアルツハイマー病の関連性を調べているコロンビア大学の神経内科医ジェームズ・ノーブル氏は、今回のコルテキシムによる研究が示したP.ジンジバリスの数が「これまでで最大」であり「明らかに包括的なアプローチです」と述べています。

一方、ハーバード大学付属マサチューセッツ総合病院のロバート・モイアー氏は、P.ジンジバリスがアミロイドβタンパク質の蓄積や神経変性に関与している可能性は高いと認めつつも、
P.ジンジバリスやジンジパインがアルツハイマー病を引き起こす直接の原因であるという見方には懐疑的。

実際、歯周病とアルツハイマー病の関連を調べる他の研究では、必ずしもアルツハイマー病の患者からP.ジンジバリス、およびジンジパインが見つかっているわけではないとのこと。

ヘルペスウイルスが原因なのか、P.ジンジバリスなのか、それともさらに他の要因があるのかはまだはっきりしませんが、ノーブル氏は「アルツハイマー病のリスクを軽減したいと考えるなら、とりあえずは歯磨きをすることです」とコメントしています。
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2019/01/29(火) 06:38:42.22ID:qAK9aKnh0
野村総合研究所が4年前、英オックスフォード大と共同研究した試算によると、2030年ごろ、日本の労働人口の49%が人工知能(AI)やロボットに代替される可能性があるという。

601種の職業ごとに、自動化される確率をはじき出した。独立行政法人の労働政策研究・研修機構が「職務構造に関する研究」(12年)で報告している職業を対象にした。

最も置き換えられやすいのは電車の運転士――。

自動化の確率は99・8%だった。決まった時間に決まったルートを運行するため、不測の事態が起きにくいと考えられるためだ。すでに東京臨海部を無人で走る新交通システム「ゆりかもめ」などの実例がある。

似たような職業として路線バスやタクシーの運転手が上位に入っている。いずれも各地で自動運転の実証実験や導入検討の動きがある。
0165実名攻撃大好きKITTY
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2019/01/30(水) 05:40:14.10ID:jwMdYhY20
音声をレーザーでこっそり送信、MITの研究チームが開発
数メートル離れたところから特定の個人に的を絞り、周囲の人には聞こえないような方法で静かにメッセージを送信する。

マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームが、そんなレーザーの利用方法を開発した。

この手法ではまず、光を吸収した空気中の水蒸気が音波を形成する「光音響効果」を利用する。研究チームは、レーザー光線を利用して、
60デシベル(およそBGMやレストランでの会話レベルの音量)の音を2.5メートル離れたところに立っている人に的を絞って送信した。

研究チームは次に、レーザー光線の出力を変調してメッセージを符号化した。これによって、より静かで明確にメッセージを伝えることができた。研究チームはこの手法を使って、音楽や録音されたスピーチなどをすべて会話時の音量(60デシベル)で発信した。

「この手法なら、比較的乾燥した状況でも、うまくメッセージを伝えられる可能性があります。ほとんどの場合空気中には少量の水分が常にありますし、人の周りは特にそうですから」と、研究チームのリーダーであるチャールズ・M・ウィン博士は記者発表で述べている。
研究の詳細は、米国光学会の学術雑誌『オプティックス・レターズ( Optics Letters)』に掲載された。

理論的には、受信機が無くてもメッセージをある程度離れた、特定の個人に直接送信が可能となる。
研究チームは、この技術を屋外で、より離れたところにいる人にも使用できるように計画中だ。

軍事目的やスパイ活動に利用されることは十分あり得るし、もちろんピンポイント・ターゲティング広告の不安も常につきまとう。
0166実名攻撃大好きKITTY
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2019/01/31(木) 00:09:55.36ID:vXudKiWw0
国立研究開発法人「海洋研究開発機構」(神奈川県横須賀市)と島津製作所(京都市)が、防衛省の研究資金をもとにする「安全保障技術研究推進制度」を活用して、水中で光無線通信を安定させる新技術を開発し、今年4月に通信装置を製品化することがわかった。

2015年度に始まった同制度を利用した研究成果の実用化は初めて。

水中の光無線通信装置は、直径15センチ、長さ30センチの円筒形。島津製作所が、海底油田探査に使う無人潜水機(潜水ドローン)などのメーカー向けに発売する。

最長10メートルの距離で毎秒最大100メガ・バイトのデータを送受信できる。20年春までに通信距離を100メートルまで延ばす予定だ。

先行する既製品は単一の波長を使っており、水が濁ると通信が不安定になる課題があった。海洋機構が制度の研究費計6500万円を活用して研究し、島津製作所が協力。

水中を透過する青、緑、赤の3種類の半導体レーザー光を水の濁り具合によって変更し、大量のデータを送る技術を確立した。
0167実名攻撃大好きKITTY
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2019/02/02(土) 06:38:51.64ID:3gaY3/2s0
柴山昌彦文部科学相は1日、大学など高等教育の中長期的な改革案「柴山イニシアティブ」を公表した。
教育面では人工知能(AI)時代を見据え、データサイエンス教育などを全学部で必修にすることを検討。研究力の向上や私立大のガバナンス強化策も盛った。

改革案では社会の変化に応じた教育を掲げた。AIなどの先端技術が幅広く活用され始めたことを受け、文系を含む全学部で数理やデータサイエンスを必修にすることを目指す。
取りたい学位に応じて学部学科の枠を超えて授業を受ける「学位プログラム」を導入し、柔軟な学びを実現する。

ガバナンスの強化では、私立学校の運営を改善する。学校法人の監査役である監事の機能を充実させ、理事の違法行為を差し止めるために裁判所に仮処分を申し立てることを可能にする。
文科省は開会中の通常国会に私立学校法の改正案を提出する方針だ。

研究力向上に向けては若手研究者への重点的な支援、研究者の流動性、国際性を高めるとした。博士課程への進学支援にも力を入れる。
0168実名攻撃大好きKITTY
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2019/02/04(月) 08:24:34.22ID:cynauGam0
重力レンズ効果によって複数像に見えるクエーサーを利用して、宇宙の膨張率を表すハッブル定数を推定した研究結果が発表された。
【2019年1月29日 カリフォルニア大学ロサンゼルス校】

宇宙がどのくらいの速度で膨張しているのかを表す「ハッブル定数」は、遠方銀河の大きさや宇宙の年齢を決定するうえで重要な値だ。
様々な観測によってその正確な値を知る研究が続けられており、推定値は67-73km/s/Mpc(1メガパーセク(約326万光年)離れた2点間の距離が毎秒67-73km広がる)の範囲にあるものの、確実な答えはまだ得られていない。

ハッブル定数を導出する方法のほとんどは、天体までの距離と、その天体の後退速度(私たちから遠ざかる速度)の2つの情報を元にしている。
米・カリフォルニア大学ロサンゼルス校のSimon Birrerさんたちの研究チームは、これまでにハッブル定数の距離の計算に利用されていない光源として、クエーサーを用いた研究を行った。
クエーサーとは、中心の大質量ブラックホールによって莫大なエネルギーを中心部から放射し明るく見える銀河である。

クエーサーと私たちとの間に別の銀河が存在すると、その中間の銀河の質量が生み出す重力レンズ効果によって、クエーサー像が複数に見えることがある。
もしクエーサーの明るさが変動すると、レンズ効果を受けた像の明るさも変わるが、地球まで届く光の経路が異なるため、それぞれの像の明るさは同時ではなく時間差で変動する。
この時間差の情報などを元にすると、クエーサーと中間の銀河までの距離を推定することができるので、そこからハッブル定数を計算できる。

ハッブル宇宙望遠鏡やジェミニ望遠鏡、ケック天文台の観測データなどを用いた研究の結果、Birrerさんたちはハッブル定数の値を72.5km/s/Mpcと導き出した。

今回の方法の利点は、他の方法とは独立に、かつ他の方法を補うような形で、ハッブル定数を測定できるというところにある。
研究チームではすでに四重クエーサー像を40個も見つけており、これらを対象とした解析からハッブル定数の精度向上を目指している。
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2019/02/05(火) 20:32:45.29ID:KaMFPPY10
1970年に開発された除草成分「グリホサート」は半世紀近くにわたって世界中で使われていますが、近年グリホサートに対して耐性を持つ雑草が増えていることが問題になっています。

そのため、世界中の科学者がグリホサートに代わる除草成分を追い求めています。そんな中、エバーハルト・カール大学テュービンゲンの研究者が、シアノバクテリア(藍藻)から合成される希少糖に除草作用があることを発見しました。

好気性の原核生物であるシアノバクテリアは、光エネルギーを化学エネルギーに変換することで空気中の二酸化炭素や水から酸素と糖類を生成する「光合成」を行うことで知られていて、
植物が持つ葉緑体はシアノバクテリアが細胞内に共生した結果であるという考えが定説になっています。また、シアノバクテリアはおよそ27億年前〜35億年前に酸素を作り出すことで現在に近い大気組成を作り出したともいわれています。

エバーハルト・カール大学テュービンゲンの研究チームは淡水に生息するシアノバクテリア(Synechococcus elongatus)の培養物から、希少なデオキシ糖である7-デオキシセドヘプツロース(7dSh)という単糖を単離し、その分子構造を特定しました。

通常、糖類は成長のためのエネルギーとして利用されますが、7dShは代謝拮抗(きっこう)剤としての作用があり、芳香族アミノ酸を生合成するシキミ酸経路内で使われる酵素の3-デヒドロキナ酸シンターゼ(DHQS)の働きを阻害することが判明しました。

シキミ酸経路は、生物にとって極めて重要なアミノ酸であるフェニルアラニンやトリプトファンを生合成するため、阻害されると生物の成長自体も阻害されます。また、植物や微生物の大半がこのシキミ酸経路を持つものの、動物は持ちません。
そのため、このシキミ酸経路を阻害することで動物への影響を少なく抑えながら植物の生長を抑えることが可能になるというわけです。

今回発見された7dShはグリホサートと同じようにシキミ酸経路を阻害するため、動物には影響を与えず安全性の高い「ポストグリホサート」として期待できます。
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2019/02/06(水) 21:28:37.00ID:XuBnoolQ0
北見工業大学、慶應義塾大学、東京大学生産技術研究所の研究チームは、非常に優れた酸素発生触媒となる鉄系超伝導材料を開発した。

酸素発生反応は、水から酸素が生成される電極反応で、水の電気分解や金属空気二次電池など、エネルギー分野において様々な用途で用いられている。
しかし、過電圧が高く損失が大きいことや、安定性の高い触媒が存在しないことが実用化を阻んでいた。

本研究では、鉄系超伝導体として知られるSr2VFeAsO3-δについて、酸素欠陥量を制御して試料を合成する新たな方法を確立し、酸素欠陥量と触媒性能の関係を調べることを可能にした。
この結果、Sr2VFeAsO3-δの酸素欠陥量を0.5より大きくすると、触媒性能と触媒安定性が著しく増強されることが見出された。

この原因を電気化学測定と第一原理計算によって探索したところ、酸素欠陥が直接酸素発生反応に関わっていることがわかった。
酸素欠陥量が0.5より大きいと、酸素欠陥間の距離が十分に短くなるため、酸素原子の結合がスムーズに進行するのだという。

Sr2VFeAsO3-δは、酸素欠陥量に応じて超伝導材料にも酸素発生触媒にもなるマルチな機能性材料の最初の例といえる。John Goodenoughは1969年に、絶対温度と電子相関をパラメーターとして超伝導と反強磁性の相図を提案したが、
今回これに超伝導とは無縁と考えられていた過電圧という新たな軸を50年ぶりに付け加え、電子磁気機能と酸素発生反応機能の相関が世界で初めて明らかとなった。

本成果により、十分な酸素欠陥量を持つ超伝導関連材料が酸素発生触媒の候補として有望であることや、
逆に酸素発生触媒として知られた材料に手を加えることで超伝導材料を開発できる可能性も示されたといえ、今後これらの材料開発が飛躍的に進むと期待される。
0171実名攻撃大好きKITTY
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2019/02/08(金) 06:51:54.98ID:LGgwjCwN0
傷つけたり、切断したりしても元に戻るゴムの新素材を、理化学研究所などのグループが開発しました。
さまざまな環境下で使えるということで、自動車のタイヤや保護材、人工臓器からロケットまで幅広い分野で活用が期待できるということです。

このゴムの新素材は、理化学研究所の侯召民グループディレクターなどのグループが開発しました。

完全に切断しても切断面を軽く合わせるだけで数分後には元どおりにつながり、傷もほぼ消えるということです。
このゴム素材で袋をつくると、穴があいても自然に塞がると言うことです。

元に戻る仕組みは、「分子間相互作用」という分子と分子が互いに引き合う物理現象を利用しています。

グループでは、特殊な触媒を使ってねらいどおりに引き合う作用をみせる分子の合成に成功、切断面の分子と分子を近づけると再びつながる素材を実現しました。

これまでにも、こうした機能をもったゴム素材はありましたが、光や熱など外からエネルギーを加えるといった条件が求められ、普及の壁になっていました。

今回の素材は、外からエネルギーを加える必要がないほか、水中や宇宙空間などさまざまな環境でも使えることが特徴の1つということです。

開発にあたった侯グループディレクターは「高温、低温でも機能するほか、水中や真空でも使えるなど、いろいろな環境下で自己修復できる材料を開発できた。
タイヤのほか、自動車や建物の保護材、塗料、ロケットのシール材、人工臓器など幅広い分野での活用が期待できる」と話しています。

損傷があっても元に戻る素材は「自己修復材料」などと呼ばれ、ゴムのほかにも、ガラスやコンクリート、金属などさまざまな素材で開発が進んでいてます。
0172実名攻撃大好きKITTY
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2019/02/09(土) 07:32:17.08ID:Gdiz2N810
北の磁極はじっとしていたためしがない。地球内部の「外核」を流れる液体の鉄に影響されて、過去100年ほど、北磁極は真北に向けてじりじりと移動してきた。

ところが最近になって、専門家は異変が起こっていることに気が付いた。北磁極が急にスピードを上げて移動し始めたのだ。なぜなのかは誰にもわからない。

その動きがあまりに急激なので、慣例の5年ごとという予定を繰り上げて、米国は世界磁気モデル(WMM)を今年初めに更新する予定にしていた。
世界磁気モデルは、携帯電話をはじめ、船舶、航空機などのナビゲーションに利用されている。ところが、米連邦議会の予算案交渉が難航し、予算が切れた連邦政府が一部閉鎖されたため、更新が延期されていた。

政府が再開し、新しい北磁極を示した最新モデルが2月4日に発表されたが、疑問は残る。北磁極はなぜこれほど速く移動しているのか。更新が遅れたことによる影響はあるのか。最近のグーグルマップの不調と何か関連はあるのだろうか。

地球上には、北の「極点」が3つ存在する。1つめは地球の自転軸の北端にあたる真北で、いわゆる北極点だ。(参考記事:「北極点がヨーロッパ方向へ急移動と研究発表」)

2つめは、地球を包み込む磁気圏から考えられる「地磁気北極」だ。地球の中に棒磁石が入っていると想定したときに、磁石の北端と地表が交わる点である。
この棒磁石の角度は、地軸と少しだけずれている。そのため地磁気北極はグリーンランドの北西沖に位置し、過去100年間でわずかしか移動していない。

第3の極点が「北磁極」だ。これは、方位磁石の北をずっと追いかけていくとたどりつく場所である。地球を取り巻く磁力線が真下を向いている場所とも言える(北磁極で方位磁石は逆立ちする)。
地磁気北極と違い、北磁極の位置は地下約3000キロより深い外核にある液体の鉄の影響を受けやすい。この流れが磁場を動かし、地上の北磁極が激しく移動する原因となっている。
「北磁極は、とても敏感な場所なんです」と、英リーズ大学の地球物理学者フィル・リバーモア氏は言う。

「高緯度で何かとても奇妙なことが起こっています」と、リバーモア氏。そしてこれが、地球内部の外核で、液体の鉄のジェット噴流が起きていた時期と重なるという。ただし、この2つの出来事の間に関連があるかどうかはわからない。
0173実名攻撃大好きKITTY
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2019/02/10(日) 17:32:51.99ID:/z03ksNP0
伊勢名物「赤福餅」などに使われている赤小豆を原料にしたあんの色の正体を、名古屋大の吉田久美教授(天然物化学)らの研究チームが突き止めた。

赤小豆の種皮から、新発見となる紫色の色素を取り出す事に成功した。吉田教授は「高級なあんほど紫色とされている。
これまで職人の技と勘に頼ってきた加工法が科学的に解明できれば、より美しい色が出せるかもしれない」と話している。

赤小豆は、和菓子やあんパンなどのあんの原料に使用されている身近な食材。赤小豆の色素はこれまで、同じ豆類の黒大豆や金時豆などに含まれるアントシアニンだとされてきた。
しかしチームの研究で、赤小豆にはアントシアニンがほとんど含まれないことが分かり、紫色の正体は謎だった。

研究チームは赤小豆の種皮から不純物を取り除き、色素を抽出した結果、2種類の紫色の色素を発見した。「カテキノピラノシアニジンA、B」と名付け、水に溶けない性質なども分かった。
あんにもこの色素が含まれているのを確認し、紫色の正体を裏付けたとしている。

赤小豆をあんにする過程では、煮汁を数回捨てる渋切り作業をする。研究チームは、その際に褐色のタンニンなど水溶性の色素が水に溶けて除去され、
「カテキノピラノシアニジンA、B」があん粒子に付着することで、紫色になるとみている。その後、砂糖などを加えることで色合いが変化していく。

吉田教授は「今後、色素の生成過程なども調べ、小豆をどのように炊いたらきれいな紫色になるのかを解明したい」と話している。

研究成果は英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」(電子版)に掲載された。
0174実名攻撃大好きKITTY
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2019/02/13(水) 07:00:48.99ID:SiSsqsVn0
アルマ望遠鏡による観測から、若い星を取り巻く原始惑星系円盤にメタノールやアセトアルデヒドなど多数の有機分子が発見された。

1300光年彼方にある「オリオン座V883星」は、若い星でときどき見られる一時的な大増光の最中にある。
こうした増光は星の周囲を取り巻く塵やガスの円盤(原始惑星系円盤)から大量の物質が星に落下することで起こると考えられているが、100年程度しか続かないため珍しい存在だ。

原始惑星系円盤の中でも、中心星から遠い低温の領域では様々な有機物と水が混じりあった氷が塵の表面に付着していると考えられている。
だが、星が急激に明るくなると円盤の温度が上昇し、スノーライン(円盤内で氷が昇華する温度になる場所)より外側でも広い範囲にわたって、
氷に閉じ込められていた様々な分子がガスとして放出されると想定される。

こうした分子の成分を調べるため、韓国・キョンヒ大学のJeong-Eun Leeさんと東京大学の相川祐理さんたちの研究チームは、アルマ望遠鏡でこの星を観測した。
その結果、複雑な有機分子であるメタノール(CH3OH)、アセトアルデヒド(CH3CHO)、ギ酸メチル(CH3OCHO)、アセトニトリル(CH3CN)、アセトン(CH3COCH3)、エチレンオキシド(H3COCH3)、
ギ酸(HCOOH)、メタンチオール(CH3SH)が発見された。

アセトンが原始惑星系円盤で検出されたのは初めてのことだ。さらに、オリオン座V883星の円盤では、発見された分子の水素に対する存在比が一般的な原始惑星系円盤に比べて約1000倍以上高いことがわかった。
これは、中心星の急増光によって確かに氷からガスとして分子が放出されたことを裏付けている。オリオン座V883星の周りの氷に含まれる複雑な有機分子の成分が、
探査機「ロゼッタ」が調べたチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(67P)の成分と似ていることも明らかになった。

またアルマ望遠鏡の高い解像度により、原始惑星系円盤内のメタノールとアセトアルデヒドの空間分布がよく似ており、
半径60天文単位(太陽系の海王星軌道の2倍の大きさ、約90億km)ほどのところにリング状に分布していることもわかった。

「彗星に限らず、地球型惑星や氷惑星は円盤内の固体物質の集積で形成されます。ですから、固体物質の組成を解明することは惑星系形成の研究において非常に重要なのです」(相川さん)。
0175実名攻撃大好きKITTY
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2019/02/14(木) 22:48:40.38ID:ryQOhNX40
社長の出身大学上位50校
順位(前年) 出身大学 社長数(人)(前年) 増減
1 (1) 日本大学22,582 (23,049) ▲467
2 (2) 慶應義塾大学11,703 (12,004) ▲301
3 (3) 早稲田大学10,993 (11,246) ▲253
4 (4) 明治大学9,580 (9,828) ▲248
5 (5) 中央大学8,534 (8,758) ▲224
6 (6) 法政大学6,971 (7,192) ▲221
7 (7) 近畿大学6,243 (6,206) +37
8 (9) 東海大学5,663 (5,534) +129
9 (8) 同志社大学5,561 (5,680) ▲119
10 (10) 関西大学4,475 (4,534) ▲59
11 (12) 青山学院大学4,025 (4,043) ▲18
12 (11) 立教大学4,023 (4,131) ▲108
13 (13) 専修大学3,985 (4,001) ▲16
14 (16) 外国の大学3,853 (3,563) +290
15 (14) 立命館大学3,754 (3,812) ▲58

https://www.senshu-u.ac.jp/about/efforts/140th_anniversary.html#movie
https://www.senshu-u.ac.jp/about/campus/
0176実名攻撃大好きKITTY
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2019/02/15(金) 06:59:47.76ID:nYeDqlXD0
太陽系などがある天の川銀河の中心付近に、太陽の3万倍の質量を持つ中型のブラックホールがあることが分かったと、国立天文台などの研究チームが発表した。

ブラックホールの進化の解明につながる可能性があるという。論文が米専門誌に掲載された。

天の川銀河の中心には、太陽の400万倍の質量を持つ巨大なブラックホールがあるとされる。
その近辺に、中型のブラックホールが存在する可能性が複数報告されているが、存在を示す確かな証拠は見つかっていなかった。

チームは、南米チリの電波望遠鏡「ALMAアルマ」を使って、天の川銀河の中心付近にあるガスの塊から出る電波を観測した。
その結果、ガスの塊は二つあり、両方とも同じ中心の周りを楕円だえんを描くように回転していた。
中心には太陽の3万倍の質量の重力源があると推定され、周囲に明るい光を放つ天体がないことなどから、ブラックホールと結論づけた。

チームの竹川俊也・国立天文台特任研究員は、「中型のブラックホールは、巨大なブラックホールの種のようなもの。さらに観測を続けて、ブラックホールの進化を解き明かしたい」と話している。
0177実名攻撃大好きKITTY
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2019/02/16(土) 05:10:25.83ID:PekRm3O00
菓子パンやスナック、ソーセージ、レトルト食品といった添加物など複数の成分を含み、工業的に大量生産される「超加工食品」を多く食べることが、
死亡リスクの増加に関連していることが研究によって明らかになりました。

スナックやアイスクリーム、キャンディー、エナジーバー、加工肉などの塩分や砂糖などの添加物を多く含む超加工食品は、複雑な調理が必要なく買ってきてすぐ食べられる利便性があります。
長期間の保存が利くものも多く、人々の食事の中で超加工食品が占める割合はどんどん上昇しています。

パリ大学の研究チームは、2009年から45歳以上でフランス在住の4万4551人を対象に7年間の追跡調査を行いました。
被験者は過去24時間に食べたものを定期的に記入し、摂取したカロリー量や超加工食品が食事に占める割合など、さまざまなデータを収集したとのこと。
実験期間中に被験者のうち602人が死亡し、そのうち219人がガンで、34人が心血管疾患が原因で亡くなったとされています。

研究の結果、超加工食品は被験者のカロリー摂取料のうち29%近くを占めていることがわかりましたが、フランスは先進国の中で見ると超加工食品の消費量が比較的少ない国であり、
食生活に占める超加工食品の割合は14%ほどだそうです。一方でイギリスでは超加工食品が食事の50%以上を占めており、超加工食品の消費量は過去数十年で大幅に増加していると研究チームは述べています。

研究チームが人々の死亡リスクと超加工食品の摂取量について分析した結果、超加工食品の摂取料が10%上昇するごとに被験者の死亡リスクが14%高くなるという事実が明らかになりました。
貧困や喫煙、飲酒、肥満、低学歴、運動不足、家庭環境といった死亡リスクの増大に関わる項目の影響を除外した後でも、超加工食品の摂取量増加と死亡リスクの増大は明確に認められたとのこと。

今回の研究結果はあくまでも超加工食品と死亡リスクの間に関連があることが判明しただけであり、両者の因果関係についてはわかっていません。

しかし、超加工食品は砂糖や塩分を多く含み、食物繊維などの栄養素が少ないという傾向にあり、これらの食品に含まれる成分が心臓病やガンなどのリスク増加に寄与する可能性を研究者は示唆しています。
0178実名攻撃大好きKITTY
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2019/02/18(月) 02:13:41.33ID:rYzxjavb0
カラスの一種であるカレドニアガラスが、3工程もの計画を立て、道具を使って餌を手に入れる能力をもつことが、新たな研究で判明した。

これまで動物には未来を想像し、計画を立てて行動する知能は備わっていないとされてきた。

「チェスをする人間のようです」と、研究を指揮したニュージーランド、オークランド大学のアレックス・テイラー氏は話す。研究成果は、2019年2月7日付けの学術誌「Current Biology」に発表された。

カレドニアガラスは、オーストラリアの東の島々に生息するカラス科の鳥で、道具を作ることで知られている。小枝を加工して槍や釣り針を作り、それを使って獲物の幼虫をとる。
ほかに、石を使って餌をとる研究例もある。筒に水を入れ、餌を浮かべておく。ただし、カラスのくちばしは餌に届かない。するとカラスは容器に石を落とし、くちばしが届くまで水位を上げて餌をとるのだ。

とはいえ、カラスが頭の中で、行動を事前にどこまで計画しているかは不明だった。テイラー氏も「決定的な証拠を示すのは非常に難しい」と説明する。
「動物がどう考えているかまでは、私たちにはわからないのですから」

何を考えているのかをカラスに聞くことはできない。カラスの行動から何が起きているのか推測するのは簡単でも、それを証明するには緻密に試験する必要があった。

そこで、研究チームは、野生のカレドニアガラスを飼い慣らし、パズルを解く訓練をした。
例えば、筒に石を落とせば餌が手に入るといった方法を複数、カラスに覚えさせた。一つひとつのパズルを訓練し終わると、研究チームは実験装置にカラスを放した。

テイラー氏のチームがつくった実験装置は次のようなものだ。装置の外側の4面には1面ごとに仕掛けを設置した。さらに、他の面から仕掛けが見えないように、ついたてで区切って小部屋のようにする。
そして、1つ目の小部屋には小枝を置いた。2つ目の小部屋には、筒の中に石を入れた。この石は小枝を使わないと取れない仕組みだ。
3つ目の小部屋には、石を落とすと肉が出てくる仕掛けを作った。そして4つ目には、カラスを惑わすために、餌取りでは使わない別の道具を置いた。
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2019/02/21(木) 03:09:43.62ID:Plzpjkme0
「ディープラーニングは、原理的には単純な最小二乗法にすぎない」――2月18日付けで日本経済新聞電子版が公開した記事について、Twitterでは「ディープラーニング=最小二乗法」という解釈は異なるのではという指摘が相次いだ。

19日には「ディープラーニング」「最小二乗法」といったワードがTwitterでトレンド入りし、波紋が広がっていた。

日経の記事では、慶應義塾大学経済学部の小林慶一郎教授がAI技術について解説。

「近年、驚異的な発展を見せているAIのディープラーニング(深層学習)は、原理的には単純な最小二乗法(誤差を最小にする近似計算の一手法)にすぎない」と言及し、
「ディープラーニングは『最小二乗法』」と題する図版が掲載された。

最小二乗法は、測定で得られたデータの組を、1次関数など特定の関数を用いて近似するときに、
想定する関数が測定値に対してよい近似となるように、モデル関数の値と測定値の差の2乗和を最小とするような係数を決定する方法。

ディープラーニングに詳しい東京大学の松尾豊特任准教授は、2018年8月に登壇したイベントで、
「ディープラーニングは最小二乗法のお化けのようなもの」「従来のマシンラーニングは(階層的に)『浅い』関数を使っていたが、ディープラーニングは『深い』関数を使っている」と説明していた。

松尾氏は2月20日、Twitterの公式アカウントで「小林慶一郎先生はよく議論させていただくので、少し責任を感じています」とツイート。

ディープラーニングを簡潔に解説するため「深い関数を使った最小二乗法」という言葉を使ってきたが、「深い関数を使った」という説明がいつも抜け落ちてしまうと嘆く。
0180実名攻撃大好きKITTY
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2019/02/22(金) 07:15:30.04ID:3Srb9VXf0
150年以上にわたって科学者を悩ませてきた「なぜシマウマはしま模様なのか?」という謎には、「捕食者を避けるため」「体温をうまく制御するため」「社会的機能のため」といったいくつかの仮説が立てられましたが、いまだ結論は出ていないまま。

ブリストル大学とカリフォルニア大学デービス校の科学者たちもこの謎を調査しており、新たに「吸血動物を避けるため」という説の証拠を追加しました。

研究を行ったTim Caro教授とMartin How博士のチームはビデオ分析技術を駆使し、イギリスのサマーセットでアブ科の虫とシマウマ、そしてしま模様のない馬を使って実験を実施。
Caro教授はシマウマや足にしま模様がある種の馬はアブが多い地域に生息していることを2014年に論文にしており、またこのようなアブはしま模様の皮膚に着地するのが難しいと主張する研究者もいましたが、
実際にシマウマをかもうとするアブが観察された研究はなかったとのこと。

撮影された映像が分析された結果、アブはシマウマを問題なく発見できるものの、その後の着地に失敗することが示されました。
アブはシマウマに近づくとそのまま通り過ぎたり体にぶつかったりすることが多く、しま模様のない馬に比べて吸血の成功率は4分の1だったといいます。
この理由について研究者は、しま模様がアブの視覚系を妨害しているとみているとのこと。
アブはシマウマに近づくことができますが、ごく近くまで寄った時に、しま模様がアブの低解像度の目をくらませるのだとみられています。

詳細な原因はわかっていませんが、「アブはしま模様の黒い部分を木と間違い、木と木の間にあたる白い部分を通過しようとした」という可能性や、
「物がアブの視界を横切ったのと勘違いした」可能性があると研究者は述べています。

Bellido氏は目くらまし効果のためにはしま模様の「太さ」と「方向が均一でないこと」が重要であるとしており、Caro教授は今後、太さや方向のパターンを変えたコートを使ってアブの行動が変化するかどうかを観察する予定です。

蚊対策にしま模様の服を着るべきか?という問いに対して、「研究結果が出るまではコメントに慎重になっており、今のところ確証は得られていませんが」と前置きしつつ、Caro教授は「しま模様のTシャツはうまく機能するかもしれません」と述べました。
0181実名攻撃大好きKITTY
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2019/02/24(日) 09:10:01.66ID:TpZKXgNf0
がん患者の免疫細胞が、どれくらいがんを攻撃する力があるかを調べる技術を開発したと、大阪大の岩堀幸太特任講師(呼吸器内科)らのチームが22日、英科学誌サイエンティフィック・リポーツに論文を発表した。

この技術を使えば、オプジーボなどのがん免疫療法の効果を事前に予測できる可能性があるという。

オプジーボやキイトルーダといった免疫の力を利用してがんを攻撃する薬は「免疫チェックポイント阻害剤」と呼ばれ、様々な種類のがんに使われるようになっている。
ただ、よく効く人は2〜3割とされる一方、事前に効果を予測する方法は確立していない。

チームは、免疫細胞とがん細胞の両方に結合する性質を持った物質を使用。
患者の血液に含まれる免疫細胞とともに皿の中に入れ、がん細胞が死滅する割合をみることで、免疫細胞の攻撃力を評価できることを確認した。

さらに培養皿にオプジーボを加えて実験。攻撃力が高いと評価した免疫細胞ほど、オプジーボの効果が高いこともわかった。
実際に免疫チェックポイント阻害剤を使った患者6人を比べると、免疫細胞の攻撃力が高い3人の方が、低い3人より、薬の効果がないなどの理由で治療を中断しないで済んでいたという。

岩堀さんは「現在、さらに多くの患者できちんと効果を予測できるか調べている。3年後くらいには実用化したい」と話している。
0182実名攻撃大好きKITTY
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2019/02/25(月) 18:57:18.77ID:QrSJYJR30
人工知能(AI)が人類の知能を超える転換点のことを指すシンギュラリティ。

「機械が人間の脳を超える」ことで、人類に豊かな未来をもたらすという肯定的な意見がある一方で、SF映画などで取り上げられるように悲劇を生むのではないか、という懸念を抱く声も少なくありません。

建築家で、文化論に関する多数の著書で知られる名古屋工業大学名誉教授・若山滋氏は、「AIについて考えることは、そのまま人間について考えること」と言います。
どういうことでしょうか? 若山氏が独自の視点で論じます。

「AI(人工知能)」という言葉がブームだ。

ここで、コンピューター分野でも、ビジネス分野でもない、都市論、文明論的な観点から考察してみたい。まずは歴史を振り返ろう。
AIについて考えることは、そのまま人間について考えることなのだ。

家や都市は、人間だけのものではない。

鳥もビーバーも、家をつくる。蟻も蜂も、都市的な空間に住む。

洞窟時代の人間に比べれば、そういった動物の方が高度な建築と都市をもっていたともいえる。
しかし人間はその居住空間を不断に発達させ、今日のように高度で複雑な居住環境を築いてきた。

人類はその生態を不可逆的に変化させる動物なのだ。

人間は、道具を使い、農耕し、定住する。その居住地は、次第に大きくなり、密度が高くなり、宗教建築や宮殿建築が複雑化し、絵と文字と彫刻が現れ、
道路が敷かれ、橋が架かり、水道が引かれる。やがてガス灯や電灯が灯り、高層化され、鉄道の駅ができ、自動車が走り、情報網が広がっていく。

人は都市化する動物である。

馬が走るように、鳥が飛ぶように、都市化する動物である。不可逆的に、加速度的に、都市化する動物である。そして近年、インターネットという、まったく新しいタイプの都市化が始まった。
0183実名攻撃大好きKITTY
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2019/03/01(金) 13:13:23.46ID:q6R4n3SP0
8世紀初めに焼失したウズベキスタンにあるシルクロード都市の遺跡「カフィル・カラ城」の発掘調査でゾロアスター教(拝火教)を信仰したソグド人のものとみられる、
ハート形の金製品や指輪飾りの装身具など約20点が見つかったと国立民族学博物館(大阪府吹田市)と帝塚山大(奈良市)の調査団が28日、発表した。

調査団によると、城の玉座付近の祭壇から出土。中央アジアを拠点とし、シルクロード交易を担ったソグド人の金製品などの出土例は貴重という。

カフィル・カラ城は中央アジア最大のシルクロード都市があったサマルカンドの東南約30キロで、軍事拠点やソグド人の王の離宮とされる。
0184実名攻撃大好きKITTY
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2019/03/02(土) 02:13:12.33ID:RlIyfM9I0
「生きた化石」として知られるカブトガニは、実はクモと同じ仲間であることが、新たな研究で示唆された。

2019年2月14日付けで学術誌「Systematic Biology」に発表された論文によると、カブトガニはクモやサソリ、ダニなどと同じクモ綱(クモガタ綱とも)に属するという。
この研究では、カブトガニ類とクモ綱の生物について膨大な遺伝子解析を行い、その結果をもとに最も妥当と思われる系統樹を作り上げた。

「系統樹を描くとき、これらのグループを分類するのは常にやっかいな問題でした」と研究リーダーを務めた米ウィスコンシン大学マディソン校のヘスース・バイェステロス氏は話す。
「しかし、今回の分析で何よりも驚いたのは、どのようにデータを処理しても、一貫して同じ結果が得られたことです。つまりカブトガニは、系統樹において常にクモ綱の中に分類されたのです」

カブトガニ類もクモ綱も、さらに上位の大きな分類である「鋏角(きょうかく)亜門」に属していることは、以前から分かっていた。
しかし、厳密な意味でどれほど近い関係なのかは謎だった。

カブトガニ類は、血液が青く、穴を掘る習性がある。最古の化石は4億5000万年前のものだ。ちょうどその頃、クモ綱の動物も出現し始める。

これまでカブトガニの出現は、次のように考えられてきた。まず、クモ綱の動物とカブトガニは、ある種の水生鋏角類と思われる共通祖先から枝分かれした。
片方の系統はすぐに陸に上がり、10万種にも多様化し、今日のクモ綱になった。

もう片方の系統であるカブトガニ類は、海にとどまり、いくつもの大量絶滅期をほとんど姿を変えずに生き残った。
今日まで生き延びたカブトガニは、わずかに4種。体長30センチを超えるものもある。これが従来の説だった。
0185実名攻撃大好きKITTY
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2019/03/04(月) 07:08:10.68ID:9wIB8h1U0
地球外生命探査、それも太陽系の外側で生命の痕跡を探そうという取り組みが今、活気を帯びている。

これまでに存在が確認されている太陽系外惑星はおよそ4000個。その多くは2009年に米航空宇宙局(NASA)が打ち上げたケプラー宇宙望遠鏡による観測で発見された。
生命を宿す惑星は宇宙ではありふれた存在なのか、それともほぼゼロなのか。

ケプラーが出した答えは明快だった。宇宙には恒星よりも多くの惑星があり、少なくともその4分の1は、生命が存在する可能性のある「ハビタブルゾーン」と呼ばれる領域に位置する地球サイズの惑星だというのだ。

天の川銀河には少なくとも1000億個の恒星があるから、最低でも250億個は生命を宿せる惑星があるとみていい。しかも宇宙には天の川銀河のような銀河が何兆個もあるのだ。

ケプラーのデータを受けて、研究の方向や手法が変わった。地球外生命の存在については、ほぼ疑う余地がない。今や問題は、地球外生命が存在するか否かではなく、それをどうやって見つけるかだ。

方法の一つは、生命の痕跡「バイオシグネチャー」を探すこと。恒星の光が惑星に反射されるか、あるいは惑星の大気を通るとき、大気中のガスが特定の波長の光を吸収する。
望遠鏡で集めた光に対して分光分析を行えば、酸素、二酸化炭素、メタンなど、生命と関連のあるガスの有無を調べられる。

コンピューターと望遠鏡の性能向上に伴って、高度な文明の痕跡「テクノシグネチャー」を検出しようとする探査も行われるようになった。テクノシグネチャーには、レーザーパルスや大気を汚染するガスなどがある。

銀河に惑星があふれていることがわかって、地球外生命の探査に大きな弾みがついた。
多額の民間資金が寄せられたおかげで、これまでよりはるかに決定プロセスが迅速で、失敗のリスクを恐れない研究プロジェクトが始動。NASAも宇宙生物学の分野に注力している。
0186実名攻撃大好きKITTY
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2019/03/08(金) 06:44:59.12ID:J+Q4hfLs0
京都大学生態学研究センターの東樹宏和准教授、森林総合研究所の黒川紘子主任研究員、筑波大学山岳科学センターの田中健太准教授らの研究グループは、草原生態系の植物の葉や根に、膨大な種類の細菌と真菌が共生していることを見出した。

草原の生態系は生物多様性の宝庫である。多数の植物種、その植物を訪れる多様な昆虫、さらには、昆虫や小型哺乳類を捕食する鳥類・哺乳類が草原生態系を構成している。
現在、日本各地で急速に草原が失われつつあるが、草原生態系が失われた際に、人類が何を失うのか、客観的に判断するためのデータが不足しているのが現状であった。

そこで、同研究グループは、植物の葉や根に共生する微生物の集まりを網羅的に分析するため、植物の種多様性が極めて高い長野県菅平高原において野外調査を実施し、33目137種の植物をサンプルとして収集した。
植物に共生する細菌類(バクテリア)および真菌類(きのこ・かび・酵母)を「DNA メタバーコーディング」で分析したところ、7,991系統もの細菌および古細菌と5,099系統もの真菌が検出された。
この中には、植物の成長を促進しうる微生物や、医薬品の原料物質を生産しうる微生物が多数含まれていた。さらに、日本での報告事例が極めて少ない菌もあった。

本成果は、草原生態系の中に、多数の有用資源が眠っていることを示唆するものである。この微生物データの蓄積により、機能性の高い資源を有効利用できると期待される。
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2019/03/09(土) 20:02:01.37ID:yUpKRqvp0
欧州合同原子核研究機関(CERN)は5日、暗黒物質(ダークマター)に関連する素粒子を探すための新たな実験を計画中であることを明らかにした。ダークマターは宇宙の約27%を構成すると考えられている。

フランスとスイスの国境にまたがる、全長27キロのトンネル内に設置された巨大実験施設「大型ハドロン衝突型加速器(LHC)」を運用するCERNによると、新たな実験は「弱く相互作用する軽い粒子を探すように設計」されているという。

科学者らによると、恒星、星間ガスや塵(ちり)、惑星とその上にあるすべてのものを含む、いわゆる通常物質は宇宙全体の5%にすぎないという。
宇宙の残りの95%を占めるのはダークマターとダークエネルギーだが、科学者らはまだどちらも直接観測するには至っていない。
望遠鏡では観測できない謎の物質ダークマターは、宇宙の他の天体に及ぼす重力を通じて検知される。

実験についてCERNは声明を発表し、「実験でターゲットにされる粒子の一部はダークマターに関連している」と言及している。

LHCは2010年、高エネルギー陽子同士を光速に近い速度で衝突させる実験を開始した。
この衝突では新たな素粒子が生成され、物理学者らに自然の法則に関する新たな観察機会を提供し、宇宙の理解を深めることにもつながると期待がかかる。

だが、LHCに設置されている4台の主検出器は、ダークマターに関連付けられている「弱く相互作用する軽粒子」の証拠をつかむのには適していない。

この問題についてCERNは、「これらの粒子は他の物質と相互作用せずに数百メートル進んだ後、電子や陽電子などの既知の検出可能な粒子に姿を変える可能性がある。
このエキゾチック粒子は現在のビームラインに沿った既存の検出器では捕捉されず、検出されないままになると考えられる」と説明している。

これに対処するため、「FASER」と呼ばれる最新機器が新たに開発された。FASERは非常に高感度の検出を実行できるため、今回のような実験でも粒子も見つけ出すことが可能となる。

今回の実験の目的は、いわゆる暗黒光子(ダークフォトン)やニュートラリーノなどの仮説上の粒子を探すことだ。これらの粒子もまた、ダークマターに関連するとされる。実験は2021年から2023年までの間に始まる見込みとなっている。
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2019/03/10(日) 00:14:38.67ID:ngpf8E+C0
飼い主もイヌも手足がひょろりと長い、ボサボサ頭の飼い主がボサボサの毛のイヌを連れている――。

見た目が互いによく似たイヌと飼い主は、はたから見ていて微笑ましい。実際にイヌは飼い主と似るという最新の研究成果が、2019年2月15日付けのオンラインの学術誌「Journal of Research in Personality」に発表された。
といってもこの研究が注目したのは、外見ではなく性格の類似性についてだ。

論文の主執筆者で米ミシガン州立大学の社会心理学者、ウィリアム・J・チョピク氏は、長年、人間関係の変化について研究してきた。
ところが、今回は人間とイヌとの絆に興味を引かれ、関係と変化について調査したという。(参考記事:「最古の犬の絵か? 狩りやペットの歴史にも一石」)

調査は、1681匹のイヌの飼い主たちに、自分自身の性格と飼い犬の性格について、質問票に記入してもらう形で行われた。その結果、イヌと飼い主は、性格の特徴が似ていることがわかった。
例えば、同調性が高い人は、活動的で興奮しやすい(しかし攻撃的でない)イヌを飼う傾向が、ほかの人の2倍多かった。また、誠実な性格の飼い主は飼い犬について「よく訓練されている」と評価し、神経過敏な飼い主は「自分の犬は怖がり」とする傾向があった。
チョピク氏は「落ち着いた人であれば、その人が飼うイヌも落ち着いています」と話す。

一方で調査の難しさもチョピク氏は認めている。というのも、相手が人間であれば、本人に自身について質問できるが、相手はイヌなので飼い主の評価に頼るほかない。
では、イヌの評価に飼い主のバイアスが強くかかる(飼い主が自分自身の性格をイヌに投影してしまう)ことがあったかというと、そうした心配は不要なようだ。
というのも、過去に行われた同様の研究で、飼い主以外であっても、イヌの性格については飼い主と同じ評価になる傾向が強いことがわかっているからだ。
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2019/03/11(月) 20:44:48.97ID:S3EoO6eM0
コオロギの聴覚器の中に人間の「耳小骨」に似た構造があり、この構造が音の高低を識別している可能性が高いことが分かった、と北海道大学の研究グループがこのほど発表した。

秋に鳴く虫の代表格のコオロギは人間より広い周波数の音を聞き分けることができるが、その不思議なメカニズムを解明した興味深い研究成果だ。

研究グループは北海道大学電子科学研究所の西野浩史助教のほか、堂前愛研究員、同大学院情報科学研究科の岡嶋孝治教授、森林総合研究所の高梨琢磨主任研究員らで構成された。

研究グループによると、コオロギのオスは羽をこすり合わせて音を出し、同種のメスを呼び寄せるが、種によって利用する音の高さ(周波数)が異なる。
このため、どの種の音かを聞き分けることが種の存続に不可欠という。また捕食者のコウモリから逃れるためにも聴覚は重要で、コオロギは低い音からコウモリの出す超音波に至るまで、人間より広い周波数帯の音を聴き分けることができる。
しかし鼓膜を持つ耳としては動物の中で最小(200マイクロメートル)なのになぜこうした高機能の耳を持つかを説明できるメカニズムはよく分かっていなかった。

コオロギの聴覚器は前肢にあり、前後2枚の鼓膜からなる。

西野さんらは、この聴覚器の感覚細胞に蛍光色素を注入して染色するなどして工夫し、聴覚器とその周囲の組織の三次元構造を「共焦点レーザー顕微鏡」で高精細で明らかにすることに成功した。
そして得られた聴覚器の中の構造データを詳しく調べた結果、聴覚器の中に音により生じた鼓膜の振動をリンパ液の流れに変換する「上皮コア」と呼ばれる構造があることを発見した。
この構造は1枚の鼓膜に入射した音をリンパ液の流れに置き換える構造を持つという点で人間の耳小骨と呼ばれる部分に似ており、ここが音の高低を識別している可能性が高いという。

今回の西野さんらの研究により、人間とコオロギのような昆虫は進化的起源が大きく異なるのにいずれも、音の高低を識別できる構造をもつ点で原理的によく似ていることが分かった。

研究グループは「動物は種を問わず、音の周波数の細かい識別のためには振動を液体の流れに変換する過程が必要なのかもしれない」としている。
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2019/03/15(金) 13:26:55.53ID:Rp95SeHG0
ポケットサイズの強力な磁石で、金やプラチナなどのレアメタルを選び出す仕組みを、大阪大の植田千秋准教授(磁気科学)らの研究チームが開発し、13日発表した。

英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」に掲載された。

この技術を応用させれば、将来、ゴミの山から希少な金属を拾い出したり、逆にマイクロプラスチックなど有害なものを拾い出して環境浄化に役立てたりできる可能性がある。

チームは物質ごとが持つ磁気力に差があることに着目。「ネオジム磁石」と呼ばれる強力な磁石を使った4センチ四方の装置をつくり、磁石のN極とS極の間(約4ミリ)から様々な物質を落とした。

すると、磁場に反発する性質をもつ黒鉛と、逆に引き寄せられる性質をもつ岩石(カンラン石)は左右反対側に落下。磁気力が極端に弱い金やプラチナなどのレアメタルは中央付近に落ちるなど、物質ごとに違う場所に落下させることができた。

こうした仕組みは「磁気分離」と呼ばれ、鉄など強い磁気力をもつものでは使われてきた。植田准教授は「磁気分離が物質全体で可能なことが実証できた。

まだ磁気力が似たレアメタル同士などの分離は難しいが、実用化に向けて性能を上げたい」と話す。
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2019/03/17(日) 07:44:23.17ID:N4beMh/o0
人は誰しも長生きしたいと思う。不老不死は、秦の始皇帝にかぎらず、はるかな昔に人が死を意識したときからの永遠の願いだろう。

長寿の確実な記録としては、フランス人のジャンヌ・カルマン氏(女性、1997年没)が122歳まで生きたのが最高とされている。目を転じて動物界を見渡せば、100歳以上まで生きるものとして、クジラがいる。
このようなクジラは大きすぎて、水族館で飼うことができない。そのため、何年生きるのか長いあいだわからなかった。しかし、1955年にPurvesが、クジラの耳垢(じこう)に記録された年輪によって、年齢を推定できることを発見した。

クジラは外耳と中耳をほとんど使っておらず、耳の穴もふさがっている。だから、鯨は耳垢を外に捨てることができず、生涯にわたって耳垢が溜まり続ける。その耳垢にできる年輪によって、年齢がわかるのだ。

クジラはこのように長生きだが、カバやサイは約50年、ウマは約30年、イヌは約20年生きることが知られている。マウスは短命で、3年ほどしか生きない。
もちろん同じ種でも、個体によって寿命はずいぶん違う。それでも大雑把にいえば、体の大きい種のほうが、寿命が長い傾向はありそうだ。

体が大きい動物ほど、たくさん食べなくてはならない。その理由の1つは、大きい動物ほど、生きていくために多くのエネルギーを使うからだ。この、生きていくために使うエネルギー量を、代謝量と言う。
体の大きい動物ほど代謝量は大きい。しかし、たとえば体重が10倍重いからといって、代謝量も10倍になるわけではない。
だいたい5〜6倍にしかならない。代謝量は、体重ほどは増えないのである(逆にいえば、体重当たりの代謝量は、体の小さい動物のほうが大きくなる)。

実は、この現象は、100年以上前の19世紀から知られていた。そして、さまざまな哺乳類について代謝量が調べられ、ほぼ体重の3/4乗に比例すると結論されていた。
その後、心拍時間(心臓が打つ間隔)や寿命も、体重に対して同じように変化すると言われるようになった。つまり、どの哺乳類でも、寿命を心拍時間で割れば、同じ値になるということだ。

ネズミのように小さな動物は、心臓が速く打つ。一方、ゾウのように大きな動物は、心臓がゆっくり打つ。しかし、ネズミでもゾウでも、一生のあいだに心臓が打つ回数は、同じ8億回だと言うのである。
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2019/03/19(火) 07:29:13.90ID:QMJBGvk60
古代ギリシアの歴史家・ヘロドトスの著作「歴史」第2巻にはナイル川についての記述があり、「Baris」と呼ばれる貨物船が描写されています。

長らく、学者たちはその文章の解釈に苦労していましたが、ナイル川河口近くで沈んでいた船の調査により、Barisがどういうものだったのかが明らかになっています。

ヒルティ財団の支援を受けて、アレキサンドリア近海の調査を行っていたオックスフォード大学海洋考古学センターは、水没した港湾都市「トロニス-ヘラクレイオン」の遺跡周辺で、船体の70%が残っているという極めて状態のよい難破船「Ship 17」を発見しました。

トロニス-ヘラクレイオンはアレキサンドリアの北東に位置します。

Ship 17は最も長い部分で28mある、大きな三日月型の船体と、厚板にほぞを組み合わせた構造が特徴的です。
これはまさに、ヘロドトスが「歴史」第2巻に記した、長さ約1mにカットした厚板をレンガのように並べてほぞをかませて作る「Baris」と呼ばれる貨物船と共通しており、ヘロドトスの書き記した内容がそのまま本当であったことがわかります。

ヘロドトスが「竜骨(キール)に穴が開いていて舵を通していた」という操舵システムは、このようなものであったと考えられています。

オックスフォード海洋考古学センターでは研究結果をまとめて出版しており、Ship 17についての話は「Ship 17: a baris from Thonis-Heracleion」という書籍にまとめられているとのことです。
0193実名攻撃大好きKITTY
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2019/03/20(水) 13:45:02.90ID:9siDPkz40
カニアナヤブカは魚から吸血する蚊の一種である。このカニアナヤブカが野外において具体的にどの魚の血を吸っているか、という調査の難しい問題が、分子生物学的な手法によって解き明かされた。

研究は、岐阜大学教育学部の三宅崇准教授、同学部卒業生相原夏樹さん、琉球大学熱帯生物圏研究センターの山平寿智教授、同大学院生小林大純さん、
沖縄科学技術大学院大学の前田健研究員、同小柳亮技術員、東京大学大気海洋研究所の新里宙也准教授らの共同研究によるものである。

カニアナヤブカは亜熱帯のマングローブ林などに生息する。オカガニ類やオキナワアナジャコの穴に棲み付き、夜間に穴から出て魚の血を吸いに行くことがこれまでに解明されていた。
おそらくは汽水域への適応進出に伴って魚の血を吸うようになったと考えられ、実験環境下ではトビハゼという陸上で過ごす時間の長い魚の血を吸ったため、トビハゼ類の血を主な餌とすると推定されていた。

琉球列島の奄美大島、沖縄島、石垣島、西表島で採取したカニアナヤブカの未消化の胃の中の血からDNAを抽出し、塩基配列の情報から吸血源を割り出したところ、4目8科15種の魚を同定することができた。

予想に反し、トビハゼ類の血を吸っていたカニアナヤブカは全体の3%に過ぎず、西表島ではジャノメハゼ、沖縄島と奄美大島ではゴマホタテウミヘビなどの、空気呼吸魚・両生魚と呼ばれる種類の魚の血を主に吸っているということが明らかになった。

ただし、1個体のみではあるがクラカケモンゲラという水中で生活するはずの魚の血を吸っていた例も見つかり、どこでどのように吸血行動を取っているのか、解明することが今後の課題であるという。

なお研究の詳細は、英国の国際誌「Scientific Reports」に掲載されている。
0194実名攻撃大好きKITTY
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2019/03/24(日) 12:42:15.44ID:b5S5qVY/0
「真実はいつもひとつ」のはずですが、真実を確かめるために実験したとしても、必ず1つの結果が得られるわけではありません。

例えば薬を投与したとして、効果があるのかないのか実験するとき、「薬の効果は偶然ではない」と統計学的に判断できたとき、その結果を「有意」と呼びます。
しかし、この「有意」という言葉に振り回されていると科学者800人が反対意見を表明しています。

20世紀初頭に統計学の開祖、ロナルド・フィッシャーは有意差検定という手法を開発。有意差検定は、薬の効果が「ある」のか「ない」のかははっきりとわからない場合においても、
「薬の効果がない」という確率を求め、「ある」のか「ない」のかを結論づけようという手法でした。

有意差検定では実験の計測結果から「P値」と呼ばれる確率変数を計算します。例えば、実験結果が起こりえる確率が95%以上である場合は、P値は0.05以下になります。
慣例的に科学者は「P値が0.05以下、つまりこの事象が起こりえる確率は95%以上ならば、この実験結果は偶然ではない」と判断し、「有意である」としていました。

当初、「有意であるかどうか」は「この実験結果は95%以上の確率で起こりえる」ということを示しているだけのはずでしたが、次第に「有意かどうか」が研究結果の結論を左右するようになり、
「研究が発表されるかどうか」や「実験が助成金を受けられるかどうか」などまで支配するようになっているとのこと。

アメリカ統計学協会事務局長ロン・ワッサースタイン氏は「実験結果を改ざんして、P値を自分の望む数値に近づける研究者や、実験に意義がある場合でも有意ではないために実験結果を公表しない研究者もいる」と述べています。

一般の人々と同様に、科学者も「統計的に有意であれば結果は真である」と信じがちです。ノースウェスタン大学のブレイク・マクシェーン氏は「実験の状況により、実験結果がガラッと変わり得ることはあり得りえます。

『真』か『真でない』のかの2択ではなく、もっと曖昧な結論、例えば健康に害があるかもしれない食べ物を食べるならば、『有害か』『無害か』ではなく、『健康に対するリスクはどれくらいだろう』ということを考えることが大切です」とコメントしています。
0195実名攻撃大好きKITTY
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2019/03/28(木) 08:10:52.63ID:HOFfJGqx0
もはや国民的アニメと呼んでも良いだろう『名探偵コナン』。その中でお馴染みなのが、主人公・江戸川コナン(実は高校2年生の工藤新一が、
悪の組織によって小学1年生に変えられてしまった姿)が私立探偵・毛利小五郎の体を借りて事件の真相を暴くシーンだ。

コナンは彼を睡眠薬で眠らせると、胸に付けた「蝶ネクタイ型変声機」を使って、自分の声を毛利小五郎そっくりに変換する。
そして自らつきとめた事実を語って、問題を解決するのである――あたかも毛利小五郎が事件の謎を解いたかのようにして。

もちろん名探偵コナンはフィクション作品だが、多くのフィクション作品と同様に、劇中に登場するテクノロジーに現実のテクノロジーが追い付こうとしている。
そう、この蝶ネクタイ型変声機さながらの「声の変換」を実現する技術が登場しているのだ。

自分や誰かの声を任意に変化させることを「音声モーフィング」と呼び、いまAI技術をこの分野に応用しようという取り組みが盛んになっている。

そしてModulateがこのサービスを実現するのに活用したのが、「GAN(Generative Adversarial Networks、競争式生成ネットワーク)」と呼ばれる最新のAI技術だ。

簡単に説明すると、目標とするコンテンツを自動生成するAIと、そのコンテンツが本物かどうか見破るAIを用意し、
その間でコンテンツ生成と真偽鑑定の「競争」を何千何万回と繰り返させることで、より自然で本物に近いコンテンツを生成できるようにするという手法である。

GANはいま、映像コンテンツ生成の分野で大きく注目されており、その威力を見せつけるものとして、同じくオバマ前大統領をサンプルとした(なぜか彼はデモの素材として人気らしい)有名なフェイク動画がある。

当然ながら同社もそのような使い道は推奨しておらず、たとえばオンラインゲームなどで使用するアバターに好きな声を喋らせるといった活用法を想定しているそうである。

最近は他のユーザーとマイクを通じてコミュニケーションできるオンラインゲームも増えているが、いくらアバターを可愛らしい女性にしても、野太い声では自分が中年男性だとばれてしまう(もちろんその逆のパターンもあるだろう)。

そこでアバターを自分好みに着飾るのと同様に、声も好きなようにカスタマイズできれば、というわけだ。
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2019/03/29(金) 07:13:37.78ID:qg/68gcO0
ジョージ・チャーチ教授率いるハーバード大学の研究チームは、これまでで最多となる1万3200もの遺伝子編集を1つの細胞に対して実施した。

最終的には、あらゆるウイルスに対して免疫を持つ人間移植用の臓器や組織の作製を目指すという。

遺伝子編集ツール「クリスパー(CRISPR)」の発明によって、科学者たちはゲノムの特定の箇所のDNAを改変できるようになった。しかし、CRISPRによる精密な修正は、一度に1カ所ずつしかできないことが多い。

それが過去の話になる日も、そう遠くないかもしれない。ハーバード大学の研究チームが、CRISPRを用いて、遺伝子編集技術の分野において史上最多となる1万3200もの遺伝子編集を、1つの細胞に対して実施したことを発表した。

遺伝学者のジョージ・チャーチ教授が率いる同研究チームは、現在よりはるかに大規模な遺伝子の書き換えの実現を目指している。最終的に人間までをも含む種の「根本的な再設計」につながる可能性があるという。

大規模な遺伝子編集はこれまでにも試されてきた。2017年、ポール・トーマス教授が率いるオーストラリアの研究チームは、マウスのY染色体に複数の遺伝子編集を施して、Y染色体の存在を消すことに成功した。

この手法は、余分な染色体により引き起こされるダウン症候群の治療に使える可能性があると目されている。
0197実名攻撃大好きKITTY
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2019/03/30(土) 12:38:43.45ID:TpZMZFy00
うつを患う成人は記憶やストレス反応において重要な役割を果たす海馬が縮む、ということがこれまでの研究で明らかにされています。

新たな研究では、チームスポーツに参加する少年はこの海馬が大きく、9〜11歳の間でうつを患う傾向が小さいことが示されました。

この研究を行ったのは、セントルイス・ワシントン大学で人文科学分野から認知神経科学を研究するLisa Gorham氏らの研究チーム。

Gorham氏らは、アメリカにおける子どもの脳の発達と健康を調査する長期的研究「ADOLESCENT BRAIN COGNITIVE DEVELOPMENT STUDY(ABCD研究)」に参加した9〜11歳の子ども4191人を対象に調査を実施。

Gorham氏は「私たちは、音楽やアートといった活動ではなく、『スポーツへの参加』が少年・少女たちの海馬の大きさと関連しており、また少年たちのうつ傾向とも関連性があることを発見しました」「この研究は、
『スポーツに参加すること』『脳の特定部位の大きさ』『年少の子どものうつ症状』という3つの関連性を描いたという点で非常に重要です」と述べています。

上記のような相関関係は形式的でない日常的なスポーツに参加する子どもよりも、学校のチームや地域のリーグといった組織的なスポーツに参加している子どもに特に強くみられたとのこと。
このことから、社会的な相互の人間関係や、定期的にスポーツ活動を行うことなどが、海馬にとってより有益である可能性が考えられます。

一方、少女たちの「スポーツ参加」と「海馬の大きさ」に関連性はみられたものの、少年たちのようにはうつの症状との関連は見当たらなかったとのこと。
研究者たちはこの点について、少女とうつとの関係には別の要素が働いているのか、もしくは関連性が後年になってから出てくる可能性もある、とみています。

ただし、今回の研究結果は因果関係ではなく、あくまで関連性が発見されたという点に注意。

「チームスポーツへの参加が海馬を大きくしてうつの傾向を減らす」のか、それとも「うつの傾向が高い子どもがスポーツへ参加せず海馬も小さいのか」ということははっきりしていません。

今後の研究でこれら詳細が明らかになれば、少年少女に対し、うつ病予防のためにチームスポーツを奨励することの強力な証拠が得られると考えられています。
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2019/03/31(日) 09:28:48.91ID:rm9So72s0
JXTGエネルギー、千代田化工建設、東京大学、クイーンズランド工科大学は2019年3月、オーストラリアにおいて有機ハイドライド低コストで製造し、日本で水素を取り出す世界初の技術検証に成功したと発表した。

東京大学主催の水素サプライチェーン構築を目指す社会連携研究の一環で、次世代のエネルギーとして期待される水素を、再生可能エネルギーを利用してCO2フリーかつ低コストに製造する技術の実現を後押しする成果だという。

燃焼時にCO2を排出しない水素は、次世代のエネルギーとして注目が集まっている。一方で社会への普及を目指すには、水素サプライチェーン全体の低コスト化が求められている。

そこでJXTGエネルギーらの共同研究グループは、水素の低コスト化を目指し、有機ハイドライド製造の工程を簡素化できる技術の検証に取り組んだ。

有機ハイドライドとは、水素を貯蔵・運搬できる物質の1種。水素をそのまま貯蔵・輸送する場合、高圧タンクを用意する必要があるなど、コスト面で課題がある。
そこで有機ハイドライドなど、常温常圧かつ液体で扱える「水素キャリア」を利用して貯蔵・輸送を行う方法が検討されている。

従来、水素を貯蔵・運搬する際には、水電解によって生成した水素をタンクに貯蔵し、有機ハイドライドの一種であるメチルシクロヘキサン(MCH)に変換して運搬する必要があった。
一方、研究グループが考案した手法は、水とトルエンから直接MCHを製造する「有機ハイドライド電解合成法」と呼ばれる製法で、従来に比べMCHを製造するまでの工程を大幅に簡略化でき、低コスト化につながるというものだ。
将来的にはMCH製造に関わる設備費を約50%低減できる見込みだという。

今回この製造技術の検証は、2018年12月5日〜2019年3月14日にかけてオーストラリアで実施した。クイーンズランド工科大学が所有する集光型太陽光発電で発電した電力を利用し、有機ハイドライド電解合成法でMCHを製造。
そのMCHを日本に輸送して、水素を取り出すことに成功した。具体的には水素を0.2kg取り出すことができたという。

今後研究グループは、この製造技術の実用化に向け、引き続き開発を続ける方針だ。
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2019/04/01(月) 00:46:49.95ID:7xsJxc3J0
有機化学分野の世界的権威として知られる米コロンビア大名誉教授の中西香爾(なかにし・こうじ)さんが28日、ニューヨーク市内の病院で老衰のため死去した。93歳だった。葬儀は近親者で行う。

1925年、香港生まれ。名古屋大理学部を卒業後、同大助教授や東北大教授などを経て、69年にコロンビア大教授。イチョウの葉やスズメバチの毒などに含まれる天然の有機化合物の分析手法を開発し、約200種の構造を突き止めた。

日本化学会賞、日本学士院恩賜賞、キング・ファイサル国際賞などを受賞。2007年に文化勲章を受けた。(ニューヨーク時事)。
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2019/04/02(火) 06:59:49.74ID:frZohbHW0
文部科学省と厚生労働省は、人間の受精卵に対するゲノム編集技術による遺伝子改変について、基礎研究に限って認める指針を4月1日に施行する。遺伝子を改変した受精卵を、人間や動物の子宮に戻すことは認めない。

不妊治療など、生殖補助医療に役立つ基礎研究のみが対象。不妊治療で使われなかった受精卵(余剰胚)で研究することが条件で、研究に先立ち、研究機関と国の2段階の審査を経る必要がある。

遺伝子を効率よく改変できるゲノム編集技術を使った研究は、受精卵の保存技術の向上などに役立つと期待されるが、これまで日本にはルールがなく、指針の整備が急務だった。

中国の研究者は昨年、エイズウイルス(HIV)の感染を防ぐため、ゲノム編集技術で受精卵の遺伝子を改変し、この受精卵から双子の女児が誕生したと発表した。今回の指針は、治療目的のゲノム編集は対象にしていないため、さらに厳格な法規制を求める声が出ている。

生殖補助医療以外の、遺伝性の病気などの治療を目的とした受精卵ゲノム編集の基礎研究については、政府の総合科学技術・イノベーション会議が現在、ルール作りの議論を進めている。
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