【京都大学・立命館大学 連携協力に関する基本協定】(抜粋)


両大学は、その設立において、西園寺公望の尽力に負うところが多く、
また、「自由の学風」、「自由と清新」と、ともに「自由」を学風としていること。
国立大学法人と私立大学法人という異なる基盤と、両大学の特色である
「基礎研究志向・重厚性」と「応用研究志向・機動性」を連携させた学術交流の促進により、
両大学における研究・教育内容の充実、学術・文化の発展、
および科学技術の高度化が大きく図れると期待できること。
京都大学、立命館大学ともに、21 世紀COE プログラムや
グローバルCOE プログラムなどで先端的研究・教育を精力的に推進している土壌があること。
本連携により、両大学の未来志向型の学風をさらに醸成させる相乗効果が期待できること。
京都大学と立命館大学は、その生い立ちと基本理念において、
極めて密接な関係を有しています。
すなわち、京都大学は、1895 年、時の文部大臣・西園寺公望の京都帝国大学の設置主張に基づき、
1897(明治30)年に勅令により設置されました。
一方、立命館大学は、1869(明治2)年、西園寺公望が私塾「立命館」を創設し、
1900(明治33)年、文部大臣時代の西園寺の秘書であった中川小十郎が、
立命館大学の前身となる「私立京都法政学校」を設立したことにはじまります。
両大学の生い立ちには、ともに西園寺公望が大きな役割を果たしていると言えます。
  また、京都大学と立命館大学は、それぞれ「自由の学風」、「自由と清新」を長年、
学風・建学の精神として培ってきました。大学の基本理念として、
ともに「自由」を強調しつつ、独自の教育と研究を行い、
多くの優れた研究業績と人材を輩出してきました。
すなわち、両大学は、同じ精神を持って地球社会にこれまで多くの貢献を行ってきたと言えます。