キャリアコラム
高校生社長までいる「東大に一番近い進学校」の素顔
筑波大学付属駒場中学・高校を訪問
http://style.nikkei.com/article/DGXMZO09413040Q6A111C1000000?channel=DF180320167086
 では授業で難関大学対策の受験指導をしているのか。林校長は「いいえ、各教師が信じたアカデミックな授業はやり
ますが、受験対策は一切しません」と話す。私立の中高一貫校は高2までに6年間の学習科目を終え、最後1年を
受験勉強に集中させる学校も少なくないが、「うちは高3までに範囲まで終わらない科目もありますね」(林校長)という。
 本当なのか。筑駒の卒業生らに聞くと、「受験対策は難関大学進学塾の『鉄緑会』とか、塾でやる生徒が多いですね」
(英単語アプリのmikan社長の宇佐美峻氏)という。

リーダーの母校
野田秀樹先輩の演劇に衝撃 斜に構えるのが筑駒カラー
冨山和彦・経営共創基盤CEOが語る(上)
http://style.nikkei.com/article/DGXMZO12676400Y7A200C1000000?channel=DF130920160874&;n_cid=LMNST011
「学級崩壊」でも東大に6割 スノッブな筑駒生
冨山和彦・経営共創基盤CEOが語る(下)
http://style.nikkei.com/article/DGXMZO12676410Y7A200C1000000?channel=DF130920160874
 筑駒は東大進学率が高いのですが、授業では受験対策を一切やりません。だいたい、どの先生も、学習指導要領を
全然守らない。教科書は一応、机の上に置いてあるのですが、一度も教科書を開かずに学期が終わるという授業も
ありました。例えば、日本史の授業は、担当の先生が「大津事件」の研究者で、毎回授業で話すことといえば、
大津事件のことばかり。そのまま1学期が終了しました。
 生徒も、途中から学校に来なくなる人もいます。先生もいちいち出欠をとらないので、問題は起きません。授業に
出ている生徒も、前列に座っている人は真面目に聞いていますが、だいたい7〜8割の生徒は内職していました。
難しい数学の問題を解いている生徒もいれば、将棋の棋譜を研究している生徒もいる。音楽の話をしている生徒も
いれば、勝手に弁当を食べている生徒もいる。ほとんど、学級崩壊です。