私は道を歩いていて、ときどきクスッと笑うことがある。
「ああ、自分の娘は天下の藤女子中学へ進学するんだ」と思うと、嬉しさがこみ上げてくる。
娘が激烈な受験を突破してから5日。
合格発表の日のあの喜びがいまだに続いている。
「藤女子中学」・・・・・
その言葉を聞くと、私は自然と身が引き締まります。
藤女子中学・高校の先輩PTAに恥じない自分であっただろうか・・・・。
しかし、先輩PTAは私に語りかけます。
「いいかい?伝統というのは我々の子供自身が作り上げていく物なのだよ」と。
私は感動に打ち震えます。
「人が何をしてくれるかを問うてはならない。君が人に何をなしうるかを問いたまえ」
私は使命感に胸が熱くなり、武者震いを禁じえませんでした。
少子化問題などで私立中学に対する風当たりは厳しい。
でもそれは将来日本の各界をになう最高のエリートである私たちの娘を鍛えるための天の配剤なのでしょう。
日本を作りあげてきた先輩PTAはじめ先達の深い知恵なのでしょう。
中高一貫の教育を受けて難関大学へ進学し教養と知識に満ち溢れて社会人となることにより、私たちの娘は伝統を日々紡いでゆくのです。
嗚呼なんてすばらしき藤女子中学。
知名度は世界的。人気、実力、お嬢様度すべてにおいて並びなき王者。
素晴らしい実績。余計な説明は一切いらない。
「娘さんの学校は?」と聞かれれば「藤女子中学です」の一言で羨望の眼差し。
知人の集まりのたびに味わう圧倒的な藤女子中学ブランドの威力。
娘を藤女子中学に入れて本当によかった。