大阪府は900万人弱の人口を抱え、関西他府県ほど中学受験はせず公立志向強めなので、北野や天王寺が高い進学実績なのはある意味当たり前ではあります。

三国丘は、天王寺のライバル校の一つに当たると思います、今ではかなり天王寺が進学実績で上回りますが。今のところ三国丘は大阪南部ナンバー2という形です。
元々、1970年代までは越境入学ができ、堺の方からも天王寺に多数入学者があったので天王寺の方がかなり進学実績が上回り、大阪府は北野天王寺大手前に優秀層が集中しました。
それを崩すべく、大阪府は学区を細分化し、さらに越境入学も固く禁止されました。すると、大阪市南部の狭い学区に閉ざされた天王寺はじわじわ実績を落とし、
逆に学区内に泉北ニュータウンを抱えた三国丘は学区内人口増加により著しく実績を伸ばし、80年代後半から90年代にかけては天王寺と三国丘の立場は逆転しました。
しかし中学受験の増加や都心回帰の影響で三国丘は徐々に進学実績を落とし始め、さらに天王寺に学区関係なく志願できる理数科が設置されたことで天王寺に優秀層を奪われ始め、90年代後半から00年代にかけて再び天王寺が三国丘を上回るようになり、
00年代後半の学区拡大や直近の学区撤廃を経てそれに拍車がかかり、今のような構図になっています。