週刊現代2013.3.30慶応に大きく差をつけられて 早稲田のライバルは明治になったのか
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第1部 なぜこんな中途半端になったのか

「早慶両方受かったら慶應」はわかる。だが、「早明両方受かったら明治」もありえない話ではなくなってきたとしたら・・・
慶応に水を開けられ、明治と鎬を削り始めた早稲田の現況をレポート

(早稲田は慶応の)マネをしてみたが、結局慶応には勝てず、早稲田は「自由」という唯一の優位性すら失ってしまった。
そして皮肉にも、早稲田は就職市場でもますます「魅力の薄い」大学になりつつある。

政経学部卒の男子は言う
「2年前、政経学部3年だった僕はITや通信の大手企業などを中心に20社程度エントリーしましたが、
すべて落ちてしまい、早々に心が折れてしまいました。
ゼミの同期18人のうち、5人が卒業時点で内定がなかったので留年しました。
僕が就職活動中に実感したのは、やっぱり東大や慶応は別枠になっているということ。
人数が多い一次や二次の面接ではグループ分けとかで結構わかるんです。
最初に集まった部屋から6人1組で呼ばれていくのに、3人の組があったりする。
あとでその組の人に声をかけて聞いてみると、だいたい東大や一橋などの国立か慶応だった。
早稲田の人には会ったことがない。」

早稲田は就職ができなくて、学費の高い大学である。
受験生にとって、慶応を蹴って早稲田を選ぶ理由はなくなる一方だ。
ある予備校によれば早稲田の法学部と慶應の法学部では95%が慶応を選ぶというデータがある。

そして、振り向けば明治。とういより、すでにある面では負け始めているかもしれない。
企業側の声も早稲田に厳しい。
「東大や慶応のできる子ほどの優秀さがない割に、プライドだけは東大並みに高い。」(ITコンサル人事)
「大手ではなく、うちのような中堅になると、早稲田の学生は受けにきてやっているといわんばかりの態度をとる。たまに受けにくる東大や慶応の学生はそこまでひどくない」(中堅専門商社人事)

第2部 早稲田のOBが嘆く「こんな学校じゃなかった」
第3部 グングン伸びる明治の実力 こんなにすごい