先週2人の天理教人と話たが、
揃って口にするのはコンクラーベが羨ましいということであった。
ほぼ世襲制を採用している天理教では、
その構成員が世襲制に大きな不満をもっているということであろう。
社会学的な見方をすると、世襲制は差別(階層)と密接な関連にある。
上から見ると、直線的な伝達ができるものの、
下から見るとどれほど頑張っても身分が低位固定される無力感となる。
意識的にも、無意識的にも、その延長には上位者による操作や、
抑圧が生まれることは歴史が証明している。
「おらぁ俺の言うこと聞かんかい」というように。
差別までいかなくとも、天理教のヒエラルキーにコミットする権力者は、
その階層に甘えている節が多々見られる。
特に理の親という権力者の組織に対する甘えは、構成員の不満として燻っている。