新聞を使いオリエンテーション 山形東高と山形西高の新入生


 新聞に親しみ、文章を正確に読み取る力などを養おうと、山形東高(菅間裕晃校長)と山形西高(三沢裕之校長)の新入生が14日、
山形市蔵王温泉で行われたオリエンテーション合宿で、山形新聞を教材とした研修に臨んだ。

 山形東の合宿は13、14の両日、ホテル樹林で実施し、240人が参加。
県と山形大医学部が連携してかかりつけ医らの認知症対応力向上を図る取り組みが始まること、
オバマ米大統領が広島訪問を前向きに検討していることなどを紹介した14日付の本紙を活用した。
それぞれが関心を抱いた記事を要約。グループ内で要約文を回し読みし、感想や意見を書き込んだ。
最後にグループの代表が発表し、全体で考えを共有した。

 認知症対応力強化の記事を取り上げた大沼華依(はない)さん(15)は
「認知症は高齢化が進む山形でも身近な話題なので興味を持った。一つの記事でも、人によってさまざまな見方があって面白い」と話した。

 山形西は13、14の両日に蔵王国際ホテルで合宿を行った。携帯電話やパソコンの画面上に書かれた文字ではなく、
紙媒体の活字に慣れ親しむ機会として実施。240人全員に本紙を配布し、熟読させた。
鈴木佳奈さん(15)は「いろいろな情報が載っているので、これからも読んでいきたい」。
鈴木紫野さん(15)は「家では関心のある記事を中心に読んでいたけど、それ以外の記事にも着目していきたい」と振り返った。

山形新聞社

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160414-00000280-yamagata-l06