――ところで、唐突ですが、
「北海道・北東北の縄文遺跡群」
(北海道、青森、岩手、秋田各県)を
世界文化遺産に登録するよう勧告されました。
この中には青森県の「三内丸山遺跡」も含まれます。
この動向はどう解釈したらよろしいでしょうか?

世界遺産への登録勧告が発表されたのが5月26日ですね。
これ、単体で見るのではありませんよ。
その翌日には、
「弘前ねぷたまつり2021」の中止が発表されましたよね。

そして、
6月2日には「青森ねぶた祭り」の中止が発表されましたね。

――はい、立て続けの中止発表となりました。

そうですね。
つまり、
「ねぶた祭りOUT、三内丸山遺跡IN」 となったわけです。

――それはどういうことですか?

これまで東北青森津軽を象徴する
代表的な催しといえば圧倒的に「ねぶた祭り」だったわけですよ。

――確かにそのとおりです。

でも、その
「ねぶた祭り」の「本質」というものが
ここへ来て徐々に明らかになってきて、
それが浸透してきましたよね。