現実と妄想の境界線
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精神病的な問題、という点ではメンヘラ板にするかとたいへん迷ったのですが、
自分の中でもオカルト・スピリチュアル面での可能性をまったく排除できずこちらでスレッドを作らせていただきます。
正直、今まで傍観者としてオカ板を眺めていた自分がこういう相談を書き込む日が来ることになろうとは、想像だにしませんでしたが。
気持ちを整理するにもこのような悩みを相談する相手にも乏しく、どうか心ある皆様方のお知恵を借りたいと思った次第です。
3月17日からのこの一週間、怒涛の出来事が私たち夫婦に降りかかり、
私の妻は今、精神科の病棟に入院しております。
未だ、妻本来の意識は戻っておりません。 発端はこまごましたものがあるのですが、それは一旦後回しにし、
この一週間のことを振り返りたいと思います。
最初は3月17日の夜、二人で夕食を摂ったあとしばらくのんびり過ごしていたところ、
妻が「体の調子がおかしい、全身に力が入らない」と訴えました。
もともと体が弱く、先月から喘息の発作を起こして断続的に咳が止まらない状態も続いていたため
状況が状況だけに救急車を呼び、当番病院に搬送されました。
血液検査や、レントゲンなどの検査を行い、点滴も打って様子を見ましたが
特に異常もないということだったのでその晩は一旦帰宅することに しかし日付が18日に変わった深夜ごろ、妻の様子が急変しました。
妻「心臓が弱っていて、止まりそうになっているから朝まで眠らないように見張っていて」
というのです。
咳も続いているし、胸が苦しいのはわかりますが、意識を失わないように
眠りそうになったら頬をたたいてもいいから起こして、と訴えるのです。
その間、妻の右腕は本人の意思とは関係ないというような動きで自分の心臓のあたりを
マッサージし続けるようでした。
疲れてただ眠くて寝てしまうだけなら何も不思議なことは無いはずなのに、
そんな生命の危機のようなことを訴える理由がよくわかりません。
つい先ほど、異常なし、と救急病院から帰宅したばかりなのに。
ともあれ、そんなことを2〜3時間繰り返したでしょうか。
4時過ぎにふっと糸が切れたように意識を失ってしまったため、
(呼吸も鼓動もちゃんとありましたが)慌てて2度目の救急搬送を依頼しました。 同じ晩の救急担当病院は前回と同じ場所だったため、今度は心臓や意識障害の面などを含めて検査してもらいました。
なお、念のため家庭用の血圧計で測った妻の血圧は上が180を超えており、脈拍も110程度とかなりの異常値でした。
頭部のCTを撮り、意識喪失に繋がるような原因はないかを探っていただいた上、
2時間ほど病床でまた意識を失ったりしないかどうか様子を見てもらいましたが、結果再び異状は見つからず。
朝7時過ぎには妻も落ち着きを取り戻した様子で帰宅しました。
その後、その日は特に大きな変化はみられなかったのですが 相変わらず断続的に咳の発作は止まらず、妻の様子は全く万全とは言えない様子でしたが。
2度も救急車のお世話になったりと、様子が様子だけにその日は職場に連絡して休ませてもらい、
19日は私のシフト上休日だったので、私が一人でかかりつけのメンタルクリニックに行って
妻の様子のことを相談して帰ってきました。
気がかりだったのは、原因不明の症状のことよりも妻の右手が本人の意思とは違うような動きをしていたことで、
先生もそれは操り人形症候群というか、ストレスでそのような動きをしてしまうことがあるという説明でした。
そして19日の夜になって次の異変が起こります。
いえ正確には起こっていたのですが、その時はその重大さに私は気づいていませんでした。 実は妻は去年の秋ごろから「天使様のお姿が見える」「天使様のお声が聞こえる」と言っており、
半ば某カトリック系宗教への信仰を深めつつありました。
別に宗教団体に所属したとかではありません。所属していた経歴もありません。
どちらかというとご先祖様とか仏教系への信心が高かったです。
18日未明の「心臓が弱っている」云々も守護している天使様のお告げ。
操られているような右手の動きも妻の体を借りた天使様の治療行為だったそうです。
本来ならば、そんな話をした時点で幻覚や幻聴を疑い、統合失調症などの懸念をするべきだったでしょう。
ですが妻はその話を否定しようものなら強い拒絶反応をし、目に見えて機嫌を悪くするような状態でした。
ですからずっと話を合わせてうんうんと聴いてあげていたのでしたが…
妻が19日の夜に口走った言葉、それは
「天使様がサポートとしてわたしの体の中に入って手助けしてくれるって」
というものでした。 弱っていた体が、自由に動かせる、と喜んでいました。
妻「中に入っているのが男性の天使様だから、動作が男の人っぽくなるのは許してね」
とは言っていましたが、別に違和感はなく、特に危機感など感じていなかったのです。
翌20日の朝も大きな変化はありませんでした。
しかし、その夜に私が仕事から帰ってくると、既に妻の様子が目に見えておかしくなっていたのです。
ただいまー、と言って家に入ってきても返事がなく、心配して寝室を覗くと、
妻は半目を開けたまま何ごとかわからないうめき声をあげていました。
「どうしたの? どこか苦しいの?」と名前を呼びかけながら揺すっても返事はなく、
先日の夜と同じように頬を軽くたたいたりもしてみましたが答えません。
心配しながら10数分手を握っていたでしょうか。
妻はようやく返事を返しました。
「あれ?いつの間に帰ってきてたの? もしかして手を握ってくれてた?
嫌な夢を見てたの。うなされてなかった?」
本人は、半目を開けて呻いていたことなど、まったく記憶が無いようでした。 意識を取り戻してからは、まだときおり苦しそうにせき込むものの、いたって普通の様子。
ただし、あまり食欲がないとのことだったので、消化の良い野菜や豆腐の煮物、
体力が落ちてるときにいつも用意しているウィダー系のゼリー飲料を寝室まで持っていき、
食べさせました。
調子が良くないから早めに寝るね、と言って20時過ぎには床に就いたでしょうか。
眠りに落ちる寸前だったか、
「なんか、体が変な感じがする」
というのが引っかかりましたが…
その晩は私もそのまま就寝しました。 ઇઈઉઊછખ
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੪ਫ਼થਲਬਛઈબୡ 翌21日の朝。
いつもだったらお腹をすかせると
妻「おなかすいたー、はやくご飯食わせろー」
と私をせかして起こしに来るのですが、その気配がありません。
まだ体調がおかしくて、食欲が無いのかと思い、
眠っている様子ならそのまま寝かしておいてあげようと思っていました。
そのうちに妻は起き上がってお手洗いに向かったのですが、なかなか戻ってきません。
心配で様子を窺ってみると、何やらぶつぶつとつぶやいているのです。
ああ、また天使様とやらと会話しているのかな、といつものことだろうとここでも
私はあまり危機感を持っていなかったのです。
普段妻は、「天使様」とやらと会話するとき声には出さず、頭の中だけでやりとりをしていたというのに。
その後、戻ってきた妻はまた布団に横になって眠ってしまいました。
食事を摂ろうとしなかったことに、もっと私は危機感を持つべきでした。
明らかに異常な行動が始まっていたのに、もっともっと気を配るべきでした。
その日の夜、妻の身に最悪の事態が待っているなど、
いや、その可能性を万分の一に満たなくとも想像してなかったはずはない私は、
仕事を終えて家に帰ってきたときに後悔したのは言うまでもありません。 仕事を終えて自宅に向けて車のハンドルを握ったのが19時半ごろ。
まだ妻の食欲が無いかもと、思って途中のコンビニでウィダーや野菜ジュース、おにぎりなどを購入して
自宅の近くまでやってきたのが19時50分過ぎ。
明らかに異変を感じたのは、数台のパトカーが自宅周辺にとまっていたこと。
その時すでに「まさか」と思わなかったわけではありませんでした。
警官が、隣の建物の角、奥の方を調べていたのを横目に
自宅のドアに手をかけようとした私の目に飛び込んできたのは、
ドアにべったりとついた血の跡。
そしてドアの前の床に点々とついた血痕でした。
全てを悟った私は、屋外の警官のところにダッシュしていました。
「何があったんですかっ!」
警官を押しのけて駆け寄った私の目に入ったのは、
薄着のまま地面に倒れている妻の姿でした。
この事態の可能性を、予期していなかったわけではありませんでした。
なまじオカルトに興味があり、こういう話を幾度も見聞きしていたのだから、
それでも、まさか現実に、この身に起こりえるなんて、何度も何度もそんなことあるわけがないと
嫌な予感を振り払っていたのに。
そのときの私は、どこか「狼狽する夫」のテンプレを演じているような感覚でした。
妻は呼吸はありました。
ちゃんと心臓も動いていました。
でも何度呼びかけても返事をしません。
言葉にならないうめき声を上げながら、時折首を強く降って、
すぐ横の建物の壁に頭を打ち付けるような動作をしています。
警官が足を使ってぶつからないように支えてくれていたのですが、
知識としては知っていましたが、事件性とかを疑っているときは警官は直接救助とかの手出しはしないんですね。
雑な扱いにいら立ちを感じながらも何度も何度も妻の名前を呼びかけながら、
頭を壁にぶつけないように必死に妻の頭を押さえていました。 長い長い夜でした。
妻の病状や何やらを必死に説明し、救急車が到着するまでの時間。
いったい、いつから、この寒い屋外に倒れていたのか考えると気が気ではありませんでした。
薄着で何も持たずに倒れていたのに、警官に家の中を見せてくださいと言われて
ドアを開けようとすると、鍵がかかったままでした。
わけがわかりませんでした。
ではどうやって妻は家の外に出たのか。
自分の意思で出たなら自分の意思で玄関の鍵をかけたことになる。
ではその鍵はどこへいった?
そんな疑問が頭をよぎりながらも到着した救急車に同乗して救急病院に向かいました。
その間も妻は異様に頭を前後に振ったり横に振ったりしてうめき声をあげたまま。
救急隊員の方々は「要救護者の意識はある模様」と言っていますが、
私にはわかっていました。
これはもう「私の妻」ではないのだと。
想像のものでしかなかった存在に、精神を乗っ取られたあとなのだと。 後悔しました。
虚言癖、妄想、幻聴、幻覚、そう断じてもっと早く手を打っていれば。
確かに妻は若いころに統合失調症と診断された経歴を持ちます。
そして現在進行形で双極性障害として診断されて定期的にメンタルクリニックに通っています。
ですが、こんな状態になることなど、結婚してからの10年間、一度だってありはしなかった。
自傷行為をすることなんて一度もなかった。
自分の意識を失くしたまま行動するなんてことは一切なかった。
だから、まさか、こんなことになるなんて。 同じ市内に住む妻の両親に連絡を取り、搬送された病院で合流。
検査の結果が出るまで数時間。
あとで警察からの報告でわかったことですが、私の妻が一人で外に出て、
自宅のドアをドンドンたたいたり、頭をドアに打ち付けていたのを
隣人が100番通報したのが19時40分ごろ。
私が帰宅したのは警官が到着して対応を始めて間もなくだった模様。
だから実質屋外に倒れていた時間は10分にも満たない程度だったようでした。
3月とは言え、外気温は一桁のこの時期に何時間外に倒れていたのかと思うと
気が気ではありませんでしたが、命には別条はなかったことには胸をなでおろすしかありません。
やっとのことで検査結果を医師から伝えられるも、
自傷行為による打撲や擦過傷の他、内科的には別段異常なし。
しかし、意識はあるように見え、呼びかけには反応を示すものの返事などの
意思疎通は無し。
やはり頻繁に首を大きく降って、ベッドの柵に頭を打ち付けようとするとのこと。
予想通り、医師の見解は「精神的なものでしょう」と。
まあ、普通に考えればそれしか考えられないでしょう。
結局、その晩は救急病院の入院病棟に緊急入院。
もちろん自傷行為の危険性が高いので、拘束・束縛には同意しました。
しばらく入院して経過観察。
その後精神科の医師との協議を行って、必要ならば精神科の病院に転院、
ということで話がまとまり、手続きを行いました。
最後にベッドに寝かされた妻と面会が叶いましたが、
そのときもまだ、何度呼びかけても返事は無く、半目を開けてうめき声をあげるだけの状態でした。
ともあれ、あとは専門家に任せればきっとなんとかなると祈り、
妻の両親とともに病院を後にしたのですが……
事態はこれで終わりではありませんでした。 翌22日、病院から連絡が入ります。
「退院しても大丈夫なので」迎えに来てほしい、と。
…は?
専門の病院への転院の話はどうなった?
釈然としないまま、妻の両親とともに迎えに行きました。
一晩明けた妻は、どうやら自分の意思を取り戻してはいました。
呼びかけにもちゃんと返事をしたし、弱弱しいものの、普段の妻の声でした。
ただ、ケガをした足が痛いのと、体調が良くないのとで家に帰るのを嫌がっているようでした。
しかし、病院側が退院させる、というのを拒否もできず家に連れて帰ります。
どうも、あとは自宅で様子を見て、必要とあれば
かかりつけのメンタルクリニックに診てもらってくださいとのこと。
正直、この病院では匙を投げられたのかもしれない、とはうすうす感じていました。
案の定、帰宅した妻はほどなくして豹変しました。 自宅についてしばらくはずいぶんと消耗はしていましたが
いつもの妻と変わらぬ様子で、会話も成立していました。
ただ、どうして自分が入院する経緯になったのか、などを
理解しているのかどうかを確認することも、説明することもできずにいました。
疲れていた自分がウトウトとしている間、妻はお手洗いに行っていました。
すると、また何か中でぶつぶつとつぶやく声が聞こえます。
慌てて大丈夫かどうか声をかけてもまた返事をしません。
もう、この時点でヤバイと感じていました。
お手洗いから出てきた妻は、平然としていましたが、黙ったまま洗面所のドアに手をついたまま
少しの間じっと静止したのち、おもむろに床にはいつくばって激しく
「もうしわけありません!もうしわけありません!もうしわけありません!」
と繰り返し叫びながら床に頭を打ち付けようとし始めたのです!
必死に止めました。
「誰に謝ってるんだ! 天使にか! だめだ、頭を打ち付けたりしちゃもうだめなんだ!」
頭を抱え込むようにして止めていると、今度は妻は両手で私の頬を叩いてきました。
「なんで!なんでたたくの!」
「違うの!これは私じゃないの!天使様が怒っているの!」
それを聞いた私はもう逆上してしまいました。
「天使だか神様だかしらないが、妻をこんなに苦しめるやつを俺は信じない!
絶対に許さないぞ!」
そう叫んでしまいました。
それがもしかすると最後の砦だったのかもしれません。 「ああ、なんてことを!違います今のは! ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!
わたしが悪いんです!わたしが悪いんです!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!」
半狂乱になって暴れだし、すごい力で私を押し返そうとしてきます。
ほとんどもみくちゃの乱闘状態になった私は、もう手が負えないと悟り、
110番通報を試みました。
「だめ!通報なんてだめ、やめて!やめて!」
そう訴えていましたが、私はもう限界でした。
警官が駆けつけてくるまでの間、必死に抑え込もうとしましたが、
ものすごい力で押し倒されて、体を蹴られ、左胸のあたりを踏みつけられてしまう有様。
(痛みが引かないので今日整形外科に行ったらやはり肋骨にひびが入っていましたが)
警官が駆けつけてくれた時にはもう妻は妻自身の意識などなく、壁にまた頭を打ち付けていました。
そしてこの一週間で4度目の救急搬送です。
もう警察も救急隊員も状況が状況だけに、専門の病院を当たってくれました。
そうして、22日金曜日の夜から妻は精神科の専門病院に入院しています。
入院して以降、意識がどういう状態なのかは判断がつきません。
妻本人に戻っているのか、それとも別の意識のままなのか、おそらく部外者では判別がつかないでしょう。
ただ、ずっと食事を拒否し続けているそうです。
今日、入院の書類を届けに行った際に確認をとると担当看護師の方がそう報告してくれました。
そうなると、おそらく彼女は21日の朝から何も食べていないことになるのですが…
今は点滴で栄養は補給しているようです。 意訳もあるよ買ってから心配した人間がガンガンガチャ回してて
まだ信じないジェイクが恋しくなりそう 解離性同一性障害、というのもよく知っています。
だてにオカルト好きやメンヘラ的な事柄もそれなりに熟知しています。
普通に統合失調やら精神的な病名でカテゴライズされるのでしょう。
そして、医学的にはそういう方面の投薬治療しか無いのもよく知っています。
なんでこんな知識ばっかり余計にため込んでいるのやら。我ながら呆れてもいますが。
だけど、本当に、これがオカルティック、スピリチュアル系のものであったとしたら?
それが完全に否定できない自分がいるのです。
余計な知識があるばかりに。
逆に、神秘的、霊的な事象であったなら。
お祓い一発で治るんじゃないかとも、祈ってしまう自分がいるのです。
妻とも笑って話したこともあります。
「こんなの信じられないと思うけどさー、真実としか思えないんだよね。
わたし、どのフィクションの世界線に生きてるんだろうってさ。
でも、本当なんだよ」 信じたふりをしていたのが良くなかった?
もっとはやく否定して、止めていれば良かった?
もっともっとはやく手を打っておけば。
少なくとも19日20日の時点でもっと真剣に危機を認識していれば。
正直、後悔ばかりです。
どこから現実で、どこから妄想なのか。
妻のその境目はどこだったのか。
まったくわかりません。
たいへん長い話になりました。
見ていただいた皆様、ありがとうございました。
また後ほど。 ヌカクがいたら出て新車が来る未来=くるみと名付けてたぜ やってくれる人がいない枠って何度も話題になるばかりでホント社会には戻ってたような
たぶん最初の炎上継続しよう。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています