出口王仁三郎の『月鏡』「日本は世界の胞胎」には以下のような「相似形」に関する記述がある。

日本は世界の胞胎に当つて居つて、世界の地形は日本のそれと相似形をして居るといふ事は度々話した事である。即ち日本は五大島からなり、世界は五大洲からなつてをり、其地形もそつくり其儘である。九州は阿弗利加に、四国は濠洲に、北海道は北米に、台湾は南米に、本洲は欧亜の大陸に夫々相当して居る。紀伊の国はアラビヤに、琵琶湖は裏海に、大阪湾は黒海に、伊勢の海はアラビヤ海に、駿河湾はベンガル湾に、津軽海峡はベーリング海峡に、土佐湾はオーストラリア大湾に、能登半島はスカンヂナビヤの半島に、瀬戸内海は地中海に、関門海峡はヂブラルタルの海峡に相当する。これ等はほんの一部分を示したに過ぎないが地名を言霊学で調べて見ると、小さな町や村に至るまで皆同じである。日本国内では鹿児島県の大島が又日本の縮図であつて、総てが相似形をして居る。又それ等の土地に起る種々の出来事も、相応の形をとつて起るのである。単に土地のみでは無い、人の体も亦相応して居るので五臓六腑は五大洲に同じやうな形をして居るのである。

あのネーブルといふ果物がある。エボの所に大きな臍があつてむいて見ると同じやうな形をして居る、恰も小日本が大日本(世界全体)と相似形をして居るのと同様である。不思議な事には、このネーブルは、日本に移植されるといつの間にか臍が無くなつて仕舞ふ。心なきネーブルさへも、日本が世界の親国であるといふ事を知つてゐて、日本へ帰るとの本、外国の区別は要らぬとばかりに、臍をなくして世界統一の形を示す。神紋はネーブルを横に切つた切り口の形だと私は神様から聞いて居る。日本といふ国は不思議な尊い国である。

王仁三郎いわく南米は台湾らしい