夢の中で森の中にいた
烏達が不気味な世亡き声を上げながら濁った眼でこっちを見てる
遥か遠くに街の灯りが見える
街に戻ろうと思ったけどどうせこれは夢なのだから思い通りに楽しい夢にできると思って森の奥に行くことにした
しばらく奥に進むと黒い狼の群れがいた
襲って来る気配はない襲う必要がないのだとすぐ気付いた
他の動物たちが狼の方に自分から近寄って喉元を差し出してるから
そこに白狼がやってきた
狼というよりなんだろ?もののけ姫に出てきたあいつみたいな
〈悪しき者の偽りの予言に惑わされた〉
白狼の声が聞こえた
私は救って欲しいと白狼に頼んでみた
白狼は答えないし睨みつけてきた
怖いと同時にムカついてきた神聖な存在だと思ったのに黒い狼たちの味方なの?
なんで助けようとしないんだおまえが群れを操ってるのか?
場面が急に変わって崖の上で白狼が大きな月に向って吠えてる

そこで目が覚めた
そうだ予め照準を合わせておいたんだった
今夜あの月が見れる