行方知れずになった先輩の話を聞いてほしい。
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正直どこの板に書けばいいかわからず、オカルト版に書き込んでる
全然ホラーでもないし、よくあることかもしれない
当時のことを思い出して整理しながらメモにまとめたから
わかりづらいし、読みづらいかも知れないが
聞いてくれる人がいるなら聞いてほしい。 ちなみにバイトの先輩ね。
その先輩と俺は親族でもないし、その先輩の家族も知らない。
本当にバイト先の同僚だっただけ
でも個人的に人生の中で一番もやもやしてる出来事。
見てる人がいるなら続けるけど、いる? レスないから勝手に書き込み続けます。
質問があったらできるかぎり答えますが
まずは書き込んでいくことを優先しますので答えられない分は
後で答えていきます。 22歳の秋頃、当時勉強が嫌いで大学をさぼってたことが
親にバレて、休学してアルバイトをしながら自分のやりたいことを探してた
好奇心は昔から旺盛でいろんなバイトをやった。 その先輩と出会ったのは建設系のバイト
といっても川掃除や土嚢積み、草むしりなど
雑用レベルのことを請け負ってする何でも屋みたいなバイトだった。
入った当初は俺と同じ新入りが二人ほどいたけど翌日には来なくなった。 最初は公共施設周りの草むしりなんかをやって
建設系のバイトにしては珍しいくらい、その先輩がゆるい人だったのを覚えてる
こまめに休憩するし、休憩の時にはコンビニに寄って雑談したりして
とにかく土方系特有の体育会系感がなかったこともあって
バイトが長続きしてなかった俺にしては珍しいくらいバイトが楽しかった。 ただ楽しいことばかりじゃなくて冬の川掃除がとにかくきつい。
水場に入る仕事の時は絶対胴長を着るんだけど
これがまた穴が開いてて使い物にならない上に
ガムテープでふさいで使うんだよ
今だったら絶対やりたくない。 でもそんな状態のバイトでも先輩と一緒にやるのは
すごく楽しかったから頑張って続けてた。
先輩の腕はキューピーのマヨネーズみたいに太くて
俺はよく「先輩、そろそろ社長にマヨネーズパンチをあびせないとだめっすよ!」とか
冗談を言って先輩を笑わせてたくらいには仲が良かった ある現場の帰りのトラックの中で
先輩から「俺結婚するからこのバイト辞めるんだよね」と言われた
正直びっくりはしなかった。彼女がいて子どもも生まれることは
話の中で聞いてたし、子どもが生まれたら実家がやってる建設業に戻るってことも
現場やトラックの中の雑談で聞いてた。
所詮バイトだし、子どもが生まれるならちゃんと職に就くのは当たり前のことだと思った。 俺も当時はやりたいことがあった訳ではなかったが
先輩がいないのに、こんな意味の分からないバイト先で働きたい理由がなかった
だから「先輩が辞めるなら俺も辞めますよ!」と言ってお互い残りの出勤を楽しく過ごした。 結局俺も先輩も春前あたりでバイト先を辞めた
バイトを辞めてからはコンビニやスーパーのバイトをしながら
同じく大学を休学してた同級生とパチンコしたりして、自由に過ごしてた
先輩とは1か月〜2か月に1回連絡を取るか取らないかの頻度だったけど
連絡は取ってた。先輩に会いたい気持ちもあったし、一緒に遊びに行ったりしたかったけど
先輩にも家庭があって、建設業に戻って養うために働いてることを考えると
どうしても遠慮してしまって連絡頻度はそれくらいになった。 ある日、夕方から同級生とパチンコに行ってた時に
先輩から電話があった。
「○○くん久しぶりだね、元気してる?」電話口から声が聞こえてきたけど
どこか元気がない。バイトをしてた頃の先輩はもっと明るくエネルギーに満ちてた。
この時の先輩は元気がなく、覇気のない声だった。
「本当にお久しぶりです!先輩こそ元気にしてますか?」と俺は不思議に思いながら聞いた。
そしたら先輩は元気がない声で
「元気だよ、ちょっと○○くんと話したくてね・・・」と
とにかく活力?がない声だったのを覚えてる 俺は真っ先に
「そういえば奥さんとお子さん元気ですか?」と聞いた
辞めてから1か月したころに先輩から「○○くん子ども生まれたよ!」と
めちゃくちゃ嬉しそうな声で報告をもらってたからだ。
というより、この話題なら自然と元気になると思ったからでもあった。
でも次の言葉に正直言葉がでなかった 「○○くん・・・俺さ・・・・離婚したんだよね」
正直そんな予感はしてた。
バイトの同僚でしかない俺に
あんなに嬉しそうに出産報告をしてきた先輩が
元気をなくし、エネルギーのない声になる理由が俺の中でそれしかなかった。 俺はびっくりした声で
「え?何でですか?どうしたんですか?」と質問した。
今思えばこんなこと聞いても答えるわけない
完全にプライベートだし、俺は先輩の家族も知らない。
ただのバイトの同僚、でもこの時俺が話を聞かなきゃやばいと直感的に思ってた。
でも先輩は「いや・・・いろいろあってね・・・」と濁した。 俺はその先輩の声を聴いて嫌な予感がした。
なぜかはわからない、本当に嫌な予感がした。
「この人を1人にしたらやばい」
本当にそう思った。 「先輩明日空いてますか?」
俺は元気な声を精一杯だして聞いた。
「え?明日?空いてるけど・・・・」
先輩は困惑気味に答えた。俺はすかさず
「じゃあ俺明日先輩の家に行きますよ!住所教えてください!明日遊びましょう!」
とにかく余計なことを考えさせないために俺は間を空けなかった。
先輩は最初ちょっと迷ってたけど、了承してくれた。
「じゃあ明日の10時半に住所のところに行きますね!」
俺が約束を取り付けると先輩は
「わかった、アパートの○○号室だから」と言って
その日は電話を終えて俺はパチンコに戻った。
でも正直先輩のことが気になってそれどころじゃなかったし
今思えばあの時すぐにでも行ってればって後悔してる パチンコの帰りに友達と別れた後
俺は先輩の住所をナビで調べた。
俺の家から1時間くらいかかる場所だった
翌日はそれも計算して家を朝の9時ごろに出発した。 かなり山越えの道で、先輩の指定したアパートに到着したのは
10時15分ごろだった。
俺はどきどきしながら先輩から教えてもらった部屋の前に行き、インターホンを押した。
先輩のことが心配でもあったが、俺は楽しみでもあった。
理由が理由なだけに不謹慎なんだろうけど、一緒にいるだけで楽しかった先輩に会えると思うと
楽しみだった。 でも先輩は出てこなかった。
寝てるのかな?と思って俺は一旦車に戻って電話をかけた
呼び出し音はなるが先輩は応答しない。
4回かけても出ない。
俺はもう1回インターホンを押しにいった。 出ない。
先輩は出てこない。
俺はインターホンを押すのと、電話をかけるのを
時間を置きながら交互に繰り返して
昼の15時ごろまで続けた。 不思議に思ったが
「急に仕事が入ったとか、出張に行ったりしたんだろう。
きっと明日とか明後日には先輩から、「ごめん!○○くん!仕事が入って〜」とか連絡がある
そう思って俺は帰路についた。 翌日に俺は再度先輩に電話を掛けた。
呼び出し音はなるが、先輩は応答しない。
最初こそ1週間に1回電話をしていたが
大学に復学したり、就職したりして
先輩のことが記憶から薄れていった。 どこかで元気にやってるはずだ
心のどこかでそう思ってた。
大学をやっと卒業し、就職した
働き始めて1年目が終わろうとしたとき
ふと携帯の電話帳を下にスクロールしたときに
先輩の名前が目に入った。 「そういえば・・・先輩元気かな?」
そう思いながら発信ボタンを押した。
でも鳴ったのは
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