あと、たぶんTBSだと思うが、大晦日にプロレス中継を放送する局があって、
そのプロレスが、今の世界のプロセスと違って、悪趣味で、
死にかけた瞬間とか、失神した瞬間、みたいなグロい怖いシーンを何度も何度も丹念に丹念に繰り返しやるような番組で、
だから、俺はいまだにプロレスが怖くて苦手だし、
でもいつの間にか、大晦日にプロレス番組やらなくなってて、
あとは、さっきのレスで書いた、女装したマイケルジャクソンがお忍びで来日というニュース速報を見た記憶もそうだが、
言いにくい話だが、オカマな性欲を刺激するような番組がひじょうに多くて、
たとえば、競泳水着を着て、胸には綿を詰めて盛って、シンクロナイズドスイミング用の鼻栓までして女装した男性芸能人たちが、
透明な、温水か冷水か分からないが、プールに順番に登壇して飛び込む番組を丹念に丹念にやってたし、

あとは、女性差別だけじゃなくて、白人差別もあって、
まだそんなに歳のいってない芸能人たちが、やっぱり最初は「奥様は魔女」でしたかねーと語らってて、
小学生の頃にテレビで初めて白人を見て衝撃を受けて、眼瞼をセロテープで貼り付けて「碧眼」にして登校したみたいな思い出話を語ってて、
だから、俺は数年前までずっと、碧眼って言葉の意味は、白人の瞳の色じゃなくて、白人の眼窩や眼瞼の形状の意味だとずっと思っていたりとか。

あと、たぶん、昔のフィルム撮影時代の、デジタルリマスター版じゃない、昔の古い映像が、
フィルム撮影のコマ送りのフレームビット数の問題でおどろおどろしく見えたり、
あるいは、光の問題で、白人というかコーカソイドの眼窩の影が、ドクロのように強調されやすかった昔の古い映像が、
ベトナム戦争時の映像、あるいは冷戦時代の映像、などとして資料映像として流されていたのだろうと思うが、
テレビで見る白人の兵士などに、ゾクゾクして脳が天然の覚醒剤を放出して酔って気持ち悪くなってしまうような、
強烈な、アンニュイ感、ダウナー感があった記憶がある。

踊る大捜査線で、警視庁湾岸署刑事課の青島刑事が、オリーブドラブ色のモッズコートを着ているのは、
あの、ベトナム戦争の、暗い暗い、アンニュイなダウナーな霊感に対する、アンチテーゼのアイテムなんだとずっと思ってた。